入荷速報。岡山・石田製帽のマニラ麻の帽子、届きました。脱いでも持て余さない絶品。梅雨明けまでに間に合いました。

待ち続けていた帽子が入荷しました。
早期ご予約を承っていた方々の分も欠品なくすべて届いてます。

14ss_ishidahat2
薄い色(ナチュラル)とやや濃いめの色(ベージュ)の2色。
リボンはどちらもネイビーです。30,240円(税込)。

詳しい解説は過去記事を再掲します。
以下、昨年記事の転載です。
——————————–

2013年7月 5日 (金)記事

入荷速報。岡山の石田製帽からマニラ麻の中折れハット、入荷しました。わずか60グラム、クシャッとつぶせて脱いでも持て余しません。

夏の帽子、というと、すぐに浮かぶのはパナマハットでしょう。
ま、近ごろだと、セメント屋さんちの元総理のちぴっこギャングスタイルが
似合うか似合わないか、賛否両論です。
ただ、日本でパナマは果たしてベストなのか、というとちょっと疑問です。
カビも怖いし、それと結構かたいし重い。
本来がドレスアップのときの帽子なので、クールビズのように状態でかぶると、
それこそギャングに見えかねません。
それから、脱いだときに意外に持て余す。
これ大事なことで、帽子は被っているときのことばかりでなく、
脱いだときに持て余さないということ、とても重要な要素なのです。

13ssishidastrowhat3

ということで、理想を求めて、次の候補になったのが、
ずっと麦わら帽子を作り続けている埼玉県のTというところです。最近は通販でもときどき見掛ける機会があります。
麦わら帽子、まあ、ここではかっこよくストローハット、といいましょう、
これは確かに日本の夏にぴったり合います。
T社のデザインは、もちろんカールおじさんのような野暮ったさはないのですが、
でもどうもピンと来ない、どうしても月亭可朝……、ごめん。

13ssishidastrowhat1

で、巡り巡って辿り着いたのが、岡山県笠岡市の石田製帽さんです。
ここも古くからのストローハットファクトリーですが、主力は婦人用の既成帽子。
5月に浜松の百貨店で催事販売に出店していたところを掴まえまして、
そこで受注生産で作ってくれるマニラ麻の紳士の中折れ帽子を発注、
待つこと3ヶ月、ようやく届きました。

13ssishidastrowhat2_2
いやぁ、待った甲斐がありました。
何しろ、軽い、柔らかい、涼しい、かっこいい。クシャと持てる。
ハカリに載せたら、たったの60グラム、卵一個分の重さしかありません。
予想以上の素晴らしさです。
ただちょっと値は張ります、でも本パナマ帽に比べればずっと手頃です。

13ssishidastrowhat4

理想の帽子ではありますが、ここのデメリットもありまして、
それは、納期と数です。今回もたった2個の注文で3ヶ月ですから、
もしサイズ違い色違いのご注文があっても、今年はもう夏に間に合わないことになります。
なので、この夏はほんとにご紹介できただけでも良しとしていただいて、
来年は春先に注文を受け付けて、夏の納品、というシステムを採れれば、と思っています。

13ssishidastrowhat5

今回の在庫は、Mサイズのみ、で、ストライプのリボンの色が、濃紺と黒、の2種です。