春のスーツキャンペーン。今年は「ションヘル・フロンティア」。通年物として人気の高い英国のフロンティアを、尾州のションヘル織機で織ってみました。

英ハリソンズのフロンティア(説明はこちら)、
平織300gという他所にはない素材ですが、
私があんまり褒めちぎっているからでしょうか、
(まさかそんなわけない…)

「そんならウチでも織ってみましょう」と、
おなじみの葛利毛織さんが同コンセプトの服地を提案してきました。

無地+無地調(ピンヘッド)7品番
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ブラック、ネイビー、チャコールグレー、ダークグレー、ライトグレー、
ピンヘッドネイビー、ピンヘッドチャコール。

日本の気候に配慮して270gと、少しだけウエイトを落としましたが、
葛利さんがやると、何しろ織機が旧式のションヘルですから、
スローにふんわりと織ることができるわけで、
本家フロンティアよりも動きのいい生地に仕上がってくれたのです。

これはうれしい、と、私はこの生地を勝手に「ションヘル・フロンティア」と名付けて、
この春のキャンペーン服地として、推奨することにいたしました。

ストライプ6品番
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ストライプの間隔3種で、それぞれ紺とグレーあり。

平織270g、いい意味で季節感を消し取り、どのシーズンでも見栄えのする生地感です。
真冬はちょっと寒いかも、真夏はちょっと暑いかも、ですが、
それ以外の9-10か月は無理なく通用します。
また、耐久性もあり、しわになりにくい、というのもありがたいです。

スーツの仕上がり価格で、
バジェット仕様で 69,120円(税込)~
クオリティ仕様で 89,640円(税込)~、です。
ともに納期約3週間。

普段はスーツを着ないのでこの一着ですべてを済ませたい、という方にもおすすめですし、
あるいは、長期の出張を一張羅で通したい、なんていう時にも最適です。
困ったときのフロンティア、ニッポンバージョンの登場です。