アランセーターのビッグな情報、その1…博物館で特別展

季節外れですが、アランセーターに関してのすごい話が二つ入りましたので、ご案内します。

まずは、アイルランドからの情報です。
アイルランド国立博物館の別館である「カントリー・ライフ」館(メイヨー県キャッスルバー市)で、
4月8日から、古いアランセーターの特別展示が始まりました。
しかも、私が書いた自分の本でその中心人物として据えた大恩人、故パドレイグ・オシォコン氏にスポットを当てた特集なのです。
エキジビションのタイトルは “Romantic stitches and realistic sketches”と言います。
詳しい案内は「国立博物館のサイト」を参照下さい。(但し英語です)



Aranexhibition_3
このエキジビション開会に当たり、先週テープカットのパーティに出席した故人の四男ルーリィから、今日その特別展のリーフレットが郵便で届きました。懐かしい写真がいっぱい載ってます。
その情報や他からの話を聞き集めますと、どうやらこれはアイルランド初の(つまり世界初と言うことですが)、
「アランセーターの本格的な特集」のようなのです。

そして、もうひとつ、未確認情報なのですが、
どうも、「私の本が展示されているかもしれない」のです。

確かに私自身、この「カントリー・ライフ」館には、執筆当時の2000年に取材に訪れ、
古いセーターを数枚、ストレージから特別に見せてもらいまして、
そのお礼も兼ねて、その後、自著を何冊か寄贈していますし、
本の内容と展示の中身はかなり関連性が高いので、
自著が展示されていても不思議ではないのですが、
でも日本語で書いた自分の本が外国の博物館に展示されているなんて、
想像しただけで何だか体が震えるほど嬉しくなります。
それが今のところ未確認なので、ドキドキでして、
ダブリンにいる友人に「早く観てきてよ」とお願いしている最中なのであります。

もしアイルランドにお住まいの方やこのエリアへご旅行の方で、
この特別展に行かれた方がいらしたら、
どうか私まで連絡をいただけると大変嬉しいです。

もちろん、私も都合が付けば飛んで行きたいのですが、
この特別展、いつまで、というのがはっきりしません。
6月という話もあれば、10月までという人もいて、あるいは来年まで続くかも、という情報まであり、
このあたりが、とってもアイルランドらしいところですなぁ。