創業88周年記念の別注ネクタイ、仕上がりました。英国バーナーズの生地です。

88nozawayalogo_8野澤屋創業88周年の記念企画、別注ネクタイが仕上がりました。
全部で4種類、価格は88なので、当然に\8,800です。

10fw88tie11 10fw88tie12
①ゴールドとベージュの細かいヘリンボーン柄にネイビーのドットを乗せました。

②その色違いです。ゴールドとネイビーのヘリンボーン柄にサックスブルーのドット乗せです。

10fw88tie21 10fw88tie22
③古い柄のコレクションからセピアブラウン(イカスミ色)をベースにサックスブルーの小紋柄を差したもの。
完売間近につき、緊急に近似柄にて追加を検討中です(8/31追記)

④同じシリーズで、セピアブラウンのベースにサックスブルーでリング状の柄を幾何学的に乗せたもの
完売間近につき、緊急に近似柄にて追加を検討中です(8/31追記)

生地は英国のバーナーズVANNERSに発注しました。
イギリスでシルク織物ファクトリーといったら、
真っ先に名前の挙がるのがここバーナーズでしょう。
Vannerslogo16
1740年創業というから、その歴史は270年。
膨大なアーカイブコレクションを持ち、その一部はロンドンのV&A museumに寄贈されています。
歴史があるからといって単に古めかしいのではなく、
近頃は米ファーストレディ、ミシェル・オバマのドレスにも採用されるような
コンテンポラリーさも備えています。

当店で長年展開しているドレイクスDrake’sのタイ生地も、その多くがここで織られていて、その縁で今回の別注がかないました。

膨大な生地見本の中から、シンプルな織りドットを2色と、
セピアシリーズの銘を持つ大変古いコレクションの中から2柄、を選びきりました。
10fwfcvanners1 10fw88tiesepia
間を取り持ってくれているエージェントのフェアファクスの記録では、
この数年間でこの柄を取り上げた日本の店はないはず、ということなので、
99%当店でしか手に入らない、ホントの当店だけの別注品であります。

10fw88tie1_2  10fw88tie2
そして、大剣(前側に来る太い剣の方)と小剣(後ろ側になる細い剣の方)の生地を入れ替えてしまう、
という遊びを施しました。
10fw88tieloop
さらにループは差込式の頑丈仕上げにしてあります。
この仕様もかつてはドレイクがこうなっていたのですが、いつの間にかやめてしまったやり方です。
その他、芯地はウール、裏地はシルク、と、これはドレイクスと同等に準じています。
また、タイ幅(8.5cm)や長さ(146cm)も同じです。

つまりつまり「ドレイクスと同等のクオリティのタイを\8,800で売りたい」、
との当初の希望どおりの別注が実現できたという訳なのです。

自信作です。ぜひ一本。