「アランセーターの世界」。特集展示をします。11/7まで。

最新の倶樂部余話・第262話に書いたように、
再び「アランセーター」にスポットを当ててみようと考えました。
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今年は、アランセーターが生まれて百年の記念すべき年なのです。
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もう少し細かく言いますと、アラン諸島の女性、マーガレット・ディレインが
出稼ぎ先の米ボストンから様々なニットの技術を天才的に身に付けて帰還し、
島に伝わり始めたスコットランド由来のフィッシャーマンセーター(ガンジーセーター)との融合から、
現在のアランセーターの原型が出来上がってきたのが、1910年あたり、
つまりちょうど100年前に当たる、ということなのです。

さて、この機会に何をするか、と言いますと、

まず価格を10年前の価格に戻しました。(百年前じゃなくてすいません!!)
丸首プルオーバー49,350、と5万円を切るプライスです。
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期間中は、HPに掲載のすべての在庫が、店内でご覧いただけるようにしています。
すべて、アラン諸島の女性によって1980?2000年に編まれたものです。

女性向きの34,36サイズ。男性ですと38~44までの4サイズ、
白の丸首プルオーバーばかりですが、どのサイズも在庫は充分にあります。
どれも一枚ずつ柄や寸法取りが異なり、同じものはありません。
文字通りインディビジュアルな一枚ですので、
この中からあなたを呼んでいる一枚を探し当てて下さい。

私たちが徹底的にお手伝いします。

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また、収蔵している、カシミアで編んだ古いアランセーターや
30種以上の柄を入れ込んだ豪華なセーター(どれも非売品です)
などもすぐにお見せできるように用意してあります。

ささやかですが、オマケも付けます。

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「百年続いた白いアラン」ですから
「百年続いた白いアラレ」を
静岡七間町の百年の老舗「高はし屋」さんに
お願いして用意してもらいました。
期間中にアランセーターのご用命をいただいた方に
プレゼントいたします。

特集展示は11月7日(日)まで。
これから静岡市美術館(葵タワー内)の開館記念「ポーラ展」(10/2~11/28)や
静岡市最大の観光イベント、お馴染みの「大道芸」(11/4~7)が相次ぎます。
ガンダムもまだまだ展示中(~3/27)ですし、

ちょっと静岡から離れている人も、静岡駅に降りてみよう、
というきっかけが多い時期です、
是非お待ちしています。

質問、疑問もいろいろ受け付けます。
未だに語られる伝説、柄に意味はあるの?、柄は家紋なの?、溺死者の身元確認になったという話はホント? など、「よくある質問」もOKです。

世界でこんなにアランセーター(ホンモノの!!)のあるところは、
アイルランドのアラン諸島ではなくて、日本国静岡市のココです。

お待ちしています。