オーストリア特産のローデン・クロス。
はい、衿を縁取りしたチロリアン・ジャケットやずっしりと重たいローデンコートでお馴染みの、
お湯で茹でて圧縮させたフェルト・ウール生地の代表選手です。が、
今回始めるライヒトフリートのローデンは、上質なフラノ生地のようなソフトなタッチ。
で、剛毛ではなく、メリノウールを使った近代化がミソのようです。
これならジャケットやコートを作ってもゴワつかない仕立て映えのいい服ができそうです。
フランネルっぽく作るなら、ネイビーやグレーでしょうが、
ローデン・グリーンと呼ばれるお得意のグリーンカラーやボルドー、などもココらしくて一興です。
クラシックな雰囲気をお求めの方には、アルパカ混のヒマラヤ・ローデンもおすすめです。
おなじみのダブルフェイス素材も用意されていて、
一枚仕立てのシャツジャケットやチェスターコートにすると面白そうです。
価格は生地と工場によって異なりますが、
ジャケットで64,000円~、と、思ったよりも手頃な価格設定ができています。
この生地の織元、ライヒトフリート社Leichtfried Woollen Millsについても、
実はあまり良く知らないのですが、
100年以上続く、ローデンクロスの老舗にして、近代化を怠らず、軽量で贅沢感のあるローデンクロスを目指して研鑽を続けているそうな。
立派なサイトがあるので、ご覧いただきたいです。
Leichfried Loden
この秋は、ジャケット生地が面白いです。