入荷速報。ナイジェル・ケーボンからマドラスチェックのデッキ・パーカ。嬉し泣きしてます。

ナイジェル・ケーボンから入荷しました、
マドラス・チェックのデッキ・パーカです。
34,560円(税込)
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英国は、その植民地インドで綿織物産業を振興しました。
その際参考にしたのが、タータンチェックです。
その伝統的チェックをインディアンコットンで織ったものが、
マドラス・チェックです。

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マドラス・チェックの最大の魅力は「泣き」です。
経年変化の色あせ、のことを、泣きといいます。

このパーカ、実にいい「泣き」をしています。
男が泣くのは、悲しいときや苦しいときだけじゃない、
嬉し泣きだってあるんだぞ、って、思わずそんなことを考えました。

本体生地だけでなく、ジッパーのムシや綿テープ部分なんかもうまく泣かせていて、
さすが、芸が細かいです。

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で、表示を見たら、麻100%とあります。
いや、綿だと思ってました、この泣き方。
秘密は麻を使ったところだったわけか。
やられました。


イベントご案内。英グローヴァオール、ダッフルコートとPコート、品番限定「この指とまれ」の予約会。男女とも、3/22(日)まで。

ダッフルコートでおなじみの英国「グローヴァオール」、
品番限定の予約会「この指とまれ」を昨年同様に開催します。3/22まで。

「この指とまれ」は他の予約会と少し違います。
予約会ですとお客様がカタチや色を自由に選んで決められるのですが、
対して「この指…」は、あらかじめ私たちが絞り込んで用意したカタチや色に対して
予約を入れてもらうものです。
ご予約の方には15%offの価格でご提供します。

今回立てた「指」は、メンズが2つ、レディスが1つ、の計3本の指です。

まずメンズから。

★「グローヴァオール」、定番の表無地、裏チェックのメルトン生地。
細身スタイルのダッフルコート。英国製。標準価格60,000円(税別)。

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定番のCというファブリックで、いわゆるメルトンと呼ばれるものですが、
裏側のチェック柄が昨年から大幅にリニュアルされまして、イメージ刷新です。
一言で言うと、大人っぽく、なりました。

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型紙は、昔からずっと変わりがないものと思っている方も多いようですが、
実はクラシックなスタイルからはかなり変化しています。

このシルエットは、ウェスト回りをスッキリと、また腕廻りも細くして、着丈もやや短めにしています。

定番みたいなのに新しい、というのが今回のモデルです。

★「グローヴァオール」、好評のリーファージャケット(Pコート)。
英国製。標準価格67,000円(税別)。

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一昨年の登場以来、大好評のPコート、今年も継続します。
サイズ感、着丈、素材、作り、どれも良い意味で「普通」つまりスタンダードな一着であります。

続いてレディスです。

★「グローヴァオール」、定番の軽量バックチェックを使った
コンパクトシルエットなダッフルコート。
英国製。標準価格67,000円(税別)。

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3年連続の好評モデルです。
やや長めの着丈で、適度なウェストシェイプ、大人っぽさが特徴です。

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昨年から生地の色柄が大幅にリニュアルされまして、
裏のチェック柄がかなり入れ替わりました。

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色数の選択肢はたくさんあります。

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全モデルとも締切は3月22日(日)です。

なお、この「この指とまれ!」はご来店のお客様に限っての受付を原則としております。
ご了承下さい。


入荷再報。春も使えるコート~グレンフェルクロスを使ったスリムフィットな一枚ものコート

登録商標「グレンフェルクロス」使った、オールシーズン対応のコートです。

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さて、グレンフェルクロスとは…

所はイングランド。
ヘイソンウェイトさんという綿織物工場のおやじさんが、
医師グレンフェル卿のエスキモー探検話の講演を聞いて大感動。
卿の「軽くて柔らかくて防水防風のコットン生地がないのだろうか」という要望に、一念発起、
苦心の上、細番手の綿糸を高密度に織り上げた特殊生地を開発し、
これをグレンフェル卿に「どうぞお使いください」と提供したところ、
卿は大満足の大喜び。

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「この素晴らしい生地に私の名前を付けることを認めましょう」との
ありがたいお言葉をいただいたのでした。      

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これが防水、防風、透湿、強靭、高級感、の登録商標「グレンフェルクロス」でして、
1923年の話です。

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この「グレンフェルクロス」は、その後エベレスト探検のテントや
F1レースのレーシングスーツなどにも使われ、

次第にこの会社の代名詞となったので、
作る製品名までグレンフェルというブランドになっていったのです。

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品名「ファリントン」Farrington。
細身の作りで、裏地はボディにも袖にも全く付けていません。
生地の滑りがいいのでなまじ裏地を付けるよりも着心地がいいのです。
(ちなみに、裏地を付けない方が縫製は面倒です)

セットインスリーブの袖付けで、短めの着丈、
ウェストにはダーツが入りシェイプが効いています。

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ベージュとネイビーの2色。
サイズ表記は40と42で、つくりが小さめなので、MとL、に相当します。
135,000円(税込)。

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追記:ネイビーは品切れ中で、次の入荷は2015年の秋口になる予定です。


入荷再報。春も使えるコート~グレンフェル、王道のステンカラーコート

秋に紹介した商品ですが、春も使える通年モノですので、再掲します。

グレンフェルのクラシックなステンカラーコートです。

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今でいうところの国境なき医師団のような活動を極北のカナダで行ったグレンフェル卿。

そのグレンフェル卿の崇高な精神に心打たれて付けられたのがこのブランド名です。
その歴史は1918年に英国で始まりました。あと4年で100年です。

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そのグレンフェルから、これぞステンカラー、と言えるコートが届きました。

まさにステンカラーの王道、いかにも定番辞典に登場するようなコート、
古着屋に「新品同様」の札が付いて並んでいてもおかしくない、というコートであります。

品名「ユーストン」Euston。ロンドンの駅名ですね。

ゆとりのある着心地、長めの着丈、はもちろんですが、
何よりうれしいのが、この肩付け。
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前側はセットインスリーブ、背側がラグランスリーブという、
見栄えと着心地を両立させたこのショルダー、
そしてこのショルダーの場合、縫製上、袖の筒は3枚ハギという面倒な手法が採られます。

トレンチコートには時々見られるこのショルダーですが、ステンカラーコートでは稀です。

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素材も典型的なコットンギャバジン。世間で言うところのいわゆるバーバリークロスです。
淡いオリーブ色の単色のようですが、ルーペで見るとベースに山吹色を潜り込ませて織られているのがわかります。
ですので、少し玉虫効果が出て、これが何ともクラシックでいいです。

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サイズ表記は、38.40.42.の3サイズです。
大きめの作りなので、これで、M.L.XL.に相当します。
価格145,800円(税込)。

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かつては、Bーバリー、Aqアスキュータム、とともに三大コートブランド、と
並び称されたグレンフェル。

他の二つとはビジネスの規模では大きく引き離されましたが、
いまだその真骨頂を見せてくれる、うれしい逸品です。


ヨーツェン(フィンランドのダウンウェア) 、次の冬の予約会を開催します。早期予約特別割引価格にて、男女とも1月25日(日)締切です。

今年も1月という早い時期の開催となりました、ヨーツェンの予約会です。

期間は1月2日(金)から25日(日)までです。

世界最北にして最高品質のダウンウェアと自負しています。

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フィンランドから日本に届いた最新のサンプルを12月につぶさにチェックしてきました。

今年も メンズもレディスも、新型、新色が増えています。

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価格は、今回もやむなく少しの値上げとなりました。
羽毛市場価格の世界的な値上がりに加えて、円安ユーロ高の為替が影響しています。

ですが、予約の場合には、この設定販売価格から15%offの特別価格にて承ります。

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本当は、一人でも多くの方に最新作の写真や新しい価格の全容をご覧いただきたいのですが、
ちょっと公開するには早過ぎて不特定多数に見られるこのサイト上では載せることができません。
これらの写真は昨年のコレクションを中心に掲載しています。
最新作はぜひ店頭のカタログでご確認いただきたいと存じます。

ちょっとだけお話しますと、
レディスでは、よりエレガントなスタイルが増え、
メンズでは、定番の継続に加え、一昨年の人気色、ヌートリアが復活しました。

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予約にいたらないまでも、
次の冬はこんな感じのダウンを用意してくれるとうれしいなぁ、
という意見や要望を事前に聞かせておいてくれるだけでも、
発注の参考になりますので、
予約をするつもりではない方にも是非話だけでも聞かせてもらいたいです。

締切は1月25日(日)。仕上がり(&ご決済も)は10月上旬の予定です。

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あの厳寒の工場訪問から10年、
その時はまさかこれほどに太いパイプの繋がりになるとは思いませんでしたが、
振り返ればあの時の工場訪問がこの信頼関係を築く
大きなきっかけになっていたことは間違いありません。

フィンランド発の、最高のクオリティと最上のファッション感度、このヨーツェンの魅力を
何年も続けてこうして紹介できることは何よりの喜びです。

ダウン愛好者が最後に行き着く世界最北のダウンウェア、ヨーツェンJoutsen。
是非ご来店下さい。

昨年同様、最後に当店の「予約」について少しお話しします。

当店でいう「予約」は、正式な契約書を交わすような売買契約ではありません。
手付け金も前金も全く不要ですし、商品入荷時直後まではキャンセルもできます。
小さな生地見本やサイズサンプル、写真などから判断して発注をする、というのは、
我々プロのバイヤーなら慣れていることですが、
一般のお客様にプロのバイヤーと同じだけの責任を持って下さい、とは言えません。
ですから、予約といっても、メモ書き程度の「仮予約」の扱いになります。

そういうとお客様は「じゃ気軽に頼んじゃおうかな」と思われるのかもしれませんが、
私たちの気持ちは逆に動きます。
「簡単にキャンセルをされないように確実な注文にならないと受け付け完了とはなりません」と。

私たちが「予約はご来店での受付が原則」とお願いしているのは以上のような理由によります。
静岡市という地方都市にありながらご来店をお願いするのは「なんて高慢な」と思われるかもしれませんが、
安易に注文を受けてしまって数ヶ月後にがっかりする思いをさせてしまうことになったのでは、忍びないものです。どうかご理解下さい。

それでも、「どうしても静岡まで行けないけれど予約を受けて欲しい」という問い合わせは毎年入ります。
そういう時は、ケース・バイ・ケースです。過去にすでにヨーツェン製品をお持ちである、などという方の場合には大体のご希望を受け入れています。ただ、特にレディスの場合、失礼なぐらいにしつこく体型のサイズをお聞きすることになる場合もあると思いますのでどうかそのつもりでいて下さい。
その他のご要望もどうぞお問い合わせ下さい。