再入荷のお知らせ。ナミダ型のボディバッグ「アメリバッグ」届きました。

アメリバッグが久しぶりに入荷です。
サイズはすべてSサイズ(43×23×15cm)。

整形外科医の指導のもとに作られ
独特のナミダ型のカタチはボディにナチュラルにフィットし、
重さを感じない工夫がなされています。
米国のブランドですが、マレーシアもしくは中国で製造されています。

①バリスティックナイロン \13,440
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ポケットはあわせて23コ。
男女兼用のアメリバッグの中では、珍しく男っぽさのあるデザインで、
いわゆる「防弾チョッキの生地」を使っています。
久々の追加納品です。

S字部分は闇夜に光ります。
またベルト部分はパッチンバックルで外せますので、バッグを脱ぐときに便利です。
コレ、私・野沢が、毎日自転車通勤に愛用しています。
見掛けよりも充分にモノが入るので重宝してます。

②つや消しナイロン \11,550
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アメリバッグの中では最も定番的なナイロンの一群です。

新色が出たので、仕入れました。
写真左:サングリア(赤)、右:エレクトリック・ブルー。

このところ、アメリバッグの検索ワードでのアクセスが急に増えているので、ちょっと調べてみたら、なにやら某女優さんが愛用しているということでテレビで紹介されたとか。
残念ながら、そのズバリのサイズのカタチは当店での取り扱いはありませんが、
アメリバッグがその機能性の完成度だけでなくファッション性も高いことが裏付けられたようで、
うれしいことではあります。


好評完売につき再入荷です。漆喰(しっくい)の消臭インテリア「ルミエ・キューブ」全5柄が揃いました。

初回入荷分が大変好評で、完売しましたので、追加仕入れをかけまして、
昨日再入荷しました。

以下、前掲記事を、そのまま再掲します。

加湿器に次ぐ、インテリア仕入れは、漆喰(しっくい)です。
エコロジカル、電源不要の置いとくだけ、日本の技、異業種からの参入、
そしてその効果が可視できない、という共通点がこのふたつにはあります。
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半年ほど前からこれを店内のあちこちに置きました。
やはりみんなが「コレなんですか?」と…
それに答えて「消臭剤なんですよ」
というと皆さん「え…」と、必ずひとつ手に取って臭いをかぎます、
が…、これ自体はなんにも臭いはしないのです。

続けて「しっくいを固めたんです。しかも日光を3時間当てると永久に使えるんです。」
「16個で2畳ぐらいが目安だから、洗面所、トイレ、クルマの中、なんかはもうこれだけでOK。で、1セット\2,000 。それで効果は永久不滅ときたもンだ、どうだいオニイサン!」
と、次第に私は何だか寅サンにでもなったような接客……

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商品名は「ルミエキューブLumie CUBE」、
しっくいを小さく固め光触媒機能をプラスして生まれたインテリア消臭剤です。

作っているのは、福岡県田川市の田川産業。
しっくいなど建材の素材を住宅会社などに提供するのが本業です。
田川って確か「青春の門」の主人公の故郷で、
炭坑で知られる町ですが、しっくい(消石灰)の山もあるんですね。
山が丸ごと消石灰、原料は無尽蔵、工場は真っ白けっけ、
という田川の写真を見せてもらいました。

そんなところが、しっくいパワーをより身近に、とインテリア小物の世界へ、
なんともかわいい消臭剤を作り上げたのです。

柄は5種類。16個入り\2,000。
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上段左から、ゼブラ、市松ブルー、
下段左から、モザイク、ナチュラル、市松レッド。

詳しくは http://www.shirokabe.co.jp/
http://www.rakuten.ne.jp/gold/tagawasangyo/

この商品はCradle to Cradle(ゆりかごからゆりかごまで)の企業認証を取っています。
すごい。


春夏物のスーツ生地、約50着、ションヘル織りの葛利毛織から届きました。恒例の「服地押さえよう会」を始めます。

葛利毛織さんから、春夏のスーツ服地、約50着が
通常よりも割安な価格で届きました。

昨シーズンと同様に「服地押さえよう会」を始めます。

この催事の場合、スーツの仕上がり価格を、服地代金と仕立て代金のふたつに分けています。
ですので、生地だけ先に押さえておいて、もう少し暖かくなってから仕立てる、という、
二段階方式のオーダーも可能で、
この方式が昨年来のこの催事の好評の一因かとも思っています。

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今回の入荷の価格帯は3つです。便宜上、松竹梅に分けました。

梅24,150(生地代)…①タスマニア・ウール100%~90% 12着(写真最上段)
            ②タスマニアウール78%キッドモヘア22% 14着(写真上から2段目)

竹31,500(生地代)…①Super120’sウール100%~90% 8着(写真3段目右列)
            ②キッドモヘア混ツイル(ウール79%キッドモヘア21%) 5着(写真3段目左列)

松37,800(生地代)…①Super140’sウール100%~90% 3着(写真最下段右列)
                  ②キッドモヘア緯(ヨコ)100%(ウール45%キッドモヘア55%) 5着(写真最下段左列)

参考までに、梅レンジの生地(24,150)を、バジェットライン(30,450~)で仕立てると、
スーツの価格は54,600~、となります。

当店のスーツの生地と仕立ての説明については、
https://www.savilerowclub.com/annai/ordersuit.htm
をご覧下さい。

生地代が着分カットの割安代金になっていることだけでなく、
見本帳でなくて実際の大きな生地を拡げて選べることも、このイベントのメリットでしょう。

この春夏、スーツを作りたいけど…という方、どうぞこの機会にご来店下さい。

期限はいつまで、と決めていませんが、途中での生地の追加はありませんので、
展示の格好がつかなくなったところで終了いたします。4月初めぐらいまで、とお考え下さい。

ところで、先日名古屋へ行く用があり、時間があったので、
トヨタの産業技術記念館で綿紡績と織機の歴史を一から学んできました。
豊田佐吉の発明した機械のすごさにも感動しましたが、
その後の織機の自動化コンピュータ化という近代化の歴史の中で、
葛利毛織さんでいまだに活躍している「ションヘル織機」が
いかに旧世代のモノでしかもゆっくりと味のある生地を織れるモノなのか、
ということもよく分かりました。
今どき、ションヘル動かす、というのは、SL走らせるぐらいに、大変なことなんですね。
あらためて、葛利さんの生地のすばらしさが分かったひとときでした。


真空二重構造のチタン製カップ「SUSgallary」。燕(つばめ・新潟県)の手仕事が光る日本だけの最新技術製品として、横浜APECの贈答品にも使われた逸品です。うちは洋服屋ですが、とっても惚れ込んだので販売を始めることにしました。

カトラリーcutlery(洋食器類)の領域を扱うのは初めてですが、
素晴らしいモノに出会ってしまい、是非みんなに紹介したくて、仕入れを決めました。
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日本のカトラリーの産地といえば、新潟県の燕三条エリア。
そこから生まれた、SUSgallaryの真空二重構造のチタン製カップです。

チタンですよ、それが中空の二重構造になっていて、しかもその中は真空、
そして手にしっくりと馴染む人間味溢れるフォルム。

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80mlサイズ。高さ約6.5cm、重さ約45g。
左:ミラー仕上げ(\8,925)、右:セピア仕上げ(\11,550)

見た目の美しさはもちろん、その機能がものすごい。

冷たいものはいつまでも冷たく、熱いものはいつまでも熱い。
何しろ、朝入れた氷が夜になっても溶け切らないのですから。

チタンは人工骨や義歯に使われるほど、人体に優しい金属ですが、
その分加工が大変で、燕の職人技の見せ所なのです。
割れたり凹んだりもしませんし、変色や錆もおきませんから、半永久的に使えます。

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230mlサイズ。高さ約8.0cm、重さ約90g。
左:ミラー仕上げ(\13,650)、右:セピア仕上げ(\15,750)

この商品の存在を私は昨年の9月に知り、10月にはラブコールを送ったのですが、
「大きな注文が入っていて、今生産が追い付かないので、
もう少し待ってもらいたい」との返事。

この「大きな注文」というのが、あとで分かったことですが、
11月に横浜であったAPECだったのです。

この日のためにデザインされた初お目見えのカップでワインの乾杯をし、
菅首相から各国首脳への「ニッポンみやげ」として数点のカップセットが
桐箱に納められて配られたのでした。

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APECでデビューした400mlサイズ。高さ約11.0cm、重さ約150g。
左:ミラー仕上げ(\16,800)、右:セピア仕上げ(\18,900)

飾り物ではなく、実際に使ってもらってその素晴らしさが伝わるカップですので、
是非お試しいただきたいと願っています。

さらにご興味のある方。
製品についてのご案内は、SUSgallary
真空二重構造などの技術的な説明は、製造元のセブンセブンのサイトをご覧下さい。


タータンチェックのスカート「オニール・オブ・ダブリン」の受注会を始めます。

オニール・オブ・ダブリン O’Neil of Dublinのタータンスカートの予約受付を始めます。

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チェックの今年の新しい傾向としては、
モノトーンに色付きフィルターが掛かったような
シンプルなチェック柄が増えてきています。

昨年来好評の無地調シルク混ツイード(と言っても、実際はとても軽量)にも、
新しい色が加わっています。

もちろん以前からの定番柄も根強い人気ではありますが、
このように毎年毎年新しい提案を積極的に繰り出してくるところが、
ブランドを陳腐化させない秘訣でして、
タータンスカートの専業業者の多くが淘汰されていった中で、
このオニールが生き残っているのには、
そういう影の努力があるのですね。

チェックの短い丈(46cm)や長い丈(72cm)
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無地とチェックのコンビネーション
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ドネガルツイード調無地も人気です。新色もあり。
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受付期間は3/21(月)までです。

価格は素材、丈、などによって、異なりますが、
概ね1万円代後半~2万円前半となります。昨年と変更していません。

なお、店頭販売の計画はなく、ご注文のあった分だけを発注するつもりでおりますので、
ご希望のお客様には事前にご予約されることを強くお勧めいたします。

また、今年度は、ご予約は店内での接客での受付に限らせていただきます。
ご来店を伴わないご注文は原則としてお受けできませんので、
どうかご了承下さい。


アラン諸島の女に伝わる民族帽、クリスハットを紹介します。

アイルランドから持ち帰りました。
アランセーターのふるさとアラン諸島で編まれたクリスハットCrios Hatsです。
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手持ちの小さな鞄に入るのが5個が限界でした。
左から、パープル系、サックスブルー系、ブラック系、ラベンダー系、ピンク系。
\9,660。ワンサイズ、ただし、手編みなので個体差あり。

このカラフルなハットのベースになっているのは、
アランの男が使っているクリスCriosと呼ばれるベルト。
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ベルトを編むのは女の仕事。足の指に引っかけて指編みで編まれます。
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本来男のものであるこのベルトを、女も使えるようにと、
カットしてリング状にしたベルトの上下にニットでトップとフリンジを付け加え、
さらにクロシェ(かぎ編み)の装飾を足したのが、この帽子です。

考案したのは、アラン諸島の天才ニッター、マーガレット・ディレイン。
そう、ボストン帰りのこの人こそ、アランセーターの原型を作った
アランセーターの始祖でもあります。
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これ、1940年の話です。
このストーリーは今もダブリンのショップ「クレオCleo」に伝わっていて、
70年たった今も、クレオで大切に販売されているのです。

被るとこんなかんじです。
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