フィルメランジェのTシャツFROCK。ごひいきはドジャース。なぜなら…

フィルメランジェのTシャツ「FROCK」\12,600。Irish Navyのみ。
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はい、フィルメランジェの綴りをじぃっーと眺めていたら、
FILMELANGE……、おおっ、LAがあるじゃないか、
ということで、まんまドジャースのロゴをダブらせて、プリントのTシャツにしました。

当店としては、プリントTシャツはあんまり得意ではないのですが、
このユーモア感覚に打たれてしまい、つい発注してしまいました。
なんで、LAなのか、LAには卸し先のOープニングCレモニー.があるからなのか、それは不明ですけれど。

それにしても、プリントTシャツに\12,600ですか、と言われそうなので、
Tシャツそのものの物性の解説もしておきます。

デザイナーの解説文より。
「オーガニックコットン糸の製造工程でふるい落とされた良質な繊維を集め、
50%のバージンオーガニック綿と掛け合わせて紡績された
有機リサイクルコットン「オーガニックラフィー」。

ここの柔らかでコシのあるわたを別注染色し、
特別番手に紡績したオリジナルのメランジェカラー糸を吊り編み機にかけ、
ヴィンテージの風合いたっぷりの天竺生地を作りました。」

と、単なるプリントTとはチョイと違うのであります。


静岡は無事です。通常どおりの営業にて、今日から3日間の店内はアイリッシュ音楽を流します。

東北関東大震災に被災された皆様と関係者の方々にお見舞い申し上げます。

昨日夜は静岡も揺れました。
県東部はかなり大きかったようですが、
当地、静岡市は少しだけでした。

ご心配いただいて、多くのメールやお電話をいただいております。
ありがとうございます。
家族、スタッフ、店、商品、すべて無事です。
通常どおりに営業いたします。(節電のためスポットライトを消していますが)

さて、明日3月17日は、アイルランドの祝日、セントパトリックディSt.Patrick’sDayです。
パレードやってギネス出して大騒ぎして、ということはしませんが、
例年通り、今日から18日(金)までは、
店内音楽を、アイリッシュもしくはケルトのミュージックに変えます。
そして、店頭に出している旗を、英国旗からアイルランド国旗に変えます。

この3日間だけはイングランド、アングロサクソンには脇役になっていただき、
アイルランド、ケルトの「セヴィルロウ倶樂部」であります。


インコテックス、メンズ。ドレスとスポーツ、1品番ずつ入荷です。

インコテックス、春夏の最初は、グレー無地のトロピカルウール。
といっても、今までのありきたりなグレートロではありません。

まずシルエット。30型という新しいシルエットでして、
従来続けていた36型の後継モデルとして、
36型よりも前股上を浅くし、また裾幅を細くしています。
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日本専用型のJ35型ほどにはタイトではなく、
欧州でも今後多く出回ることになるであろう、
インターナショナルな新定番シルエットと言えるでしょう。

そして、色と素材。
よくある杢(メランジェ)のグレーではなく、メタリックというかピュアソリッドなグレーで、
モヘア混モノでは見ることはあっても、
ウール100%のモノではまず出てこない色だと思います。
「この色は誰も持ってないでしょ」とのひらめきから、即座にチョイスしました。

素材は、トロトロのsuper130’sウールで、驚くなかれ、なんとナチュラルストレッチ。
わずかですがストレッチするので、
脚の動きにホントに自然にフィットしてくれます。

価格は\34,860。
この価格には裾上げ代を含みます。
インコテックスに付属の裾上げ専用グログランテープを
内側に一周グルリと縫い付けるという手間の掛かった最上級の裾上げをします。

もうひとつは、チンクエタスケCINQUETASCHE、
つまりインコテックスの5ポケット・ジーンズモデルです。
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コットン82%リネン18%のピケ(極細畝織り)素材で、全体にアンティック加工を施しています。
太もも矢お尻の辺りもうまい感じにフェイドしています。
このブルーの色、元来はもっと鮮やかな色だったのでしょうが、
洗い加工でだいぶ落ちて、いい感じになってますね。
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かなり洗いが掛かってまして縮んだ状態ですので、
試着の際はピタピタのサイズを選んで下さい。

\31,920。


葛利のフレスコ生地で「万能紺ジャケ」を作りました。

この生地の特徴を一言でいうなら、季節がよく分からない、ということ。
これは、短所のようで長所なのです。
なぜなら、季節がよく分からない、という時期が日本には春と秋に3ヶ月ずつ、
つまり、一年の半分は、この生地で対応できるわけです。
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二番目の特徴は、ションヘル織り、ということ。
織り方はいわゆるフレスコ、つまりハードなガーゼみたいな組織でして、
このフレスコっぽい生地はいろんなところからピンキリで出回っていますが、
ションヘル織機の葛利毛織の生地は、
とても低速で織られている分だけ、テンションが甘く、
生地が身体の運動に併せて自然に動いてくれます。
糸はsuper90’sウール100%、でも工場直売ですのでリーズナブルな価格、
と、この時期のイチ押し素材です。
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色は、黒、濃紺、グレー、の3色あります。

この濃紺の生地を使い、バジェットラインの仕立てで、数着作り込みました。
ちょっとステッチやポケットなどにカッコつけのオプションを加えまして、
価格は\44,100です。

これは製品そのままお求めいただくこともできますし、
同価格でオーダーもできる、という両刀使いの対応なのです。


スキャッティの「大人のoff」シャツ、その2は「耳付きを洗う」の巻。

耳付きビンテージ織機で織ったオックスフォードやシャンブレーの生地です。
耳を前立て裏や袖口の剣ボロに見えるように配し、
製品洗いをかけています。

無地のオックスフォードは白とブルーの2色。
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シャンブレーはストライプとギンガムチエックで。
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それから、ポロシャツのカノコ素材を、ワイドスプレッドカラーで仕立てた、
通称「ビジポロ」も。
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最後は、カッタウェイカラーの花柄モノ。たまにはいいでしょ、このくらいは。
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