イベント案内。 7月も「靴を作ろう!!」 特典内容を変えました。ひと月だけ、封印解除の禁断手法です。

7月も引き続き、オーダーシューズの強化キャンペーンです。

6月が予定よりも不調でした。靴好きはラーメン好きとかぶるだろうと予測しましたが、そうでもなかったみたいでした。
で、この7月の一ヶ月だけ、
昨年までで封印したかったダブルブライス手法を復活させます。

7月に限り、オーダーシューズは4,000円OFF。
通常価格38,000円が34,000円になります。ブーツは42,000円が38,000円です。

②靴のリペアも15%offで承ります。他社品の持ち込みも歓迎です。

リピーターの方はもちろん、はじめての方も、ぜひこの機会に。
7月は決算月なので、当方かなり弱気。靴のお客様が頼りです。

当店のオーダーシューズにつきましては、こちらでご参照いただけます。

オーダーシューズ・ベルト

 


月例エッセイ「倶樂部余話」を更新しました。第357話「私の大発見?」。

倶樂部余話【357】私の大発見?(2018年6月28日)

この色をあなたは何色といいますか。ここに私の大発見?があるのです。
橙・レンガ
オレンジ色ですか。みかん色とか橙(だいだい)色とも言いますね。とすれば白などの鮮やかな色との組み合わせで夏のスポーティな装いなどに使えます。
同じ果物でも柿の色と捉えると秋の始まりのウォーム感のあるコーティネートを考えられます。
テラコッタやレンガなど焼き物の色と見ると一転してシックな雰囲気になります。
また赤茶色と茶系の範疇として考えるとこれはあらゆる中茶色使いに置き換えが可能です。
かように同じ色なのに解釈次第で汎用性が広がる、まあそれほどポピュラーな色ではないですが、これは使えるテクとして覚えておいて損はないでしょう、と。
このことは誰からも読んだり聞いたりしたことがないのでもしかしてこれは私の大発見じゃないか、と、思ったりするのです。そんなわけないか。

このことは最初からその汎用性を狙っていたのではなくて、使っているうちにあとから気が付いたことです。
きっと誰にでもそういう発見があるでしょうから、あなたの発見もぜひ教えてもらいたいものです。顧客みんなで共有しましょう。

最近、コレ意外にいろいろ使えるんだ、と実感したのが三年前に作ったこの靴。
アデレード
スーツ着用のドレススタイル(ただしフォーマルには不適)からチノパンやデニムはてはショーツまでのカジュアルなシーンまで、
そして晴れの日も雨の日も、夏でも冬でも、これ一足ですべてを賄ってくれます。
気取りのないエッグトゥのラスト、英国伝統のクラシカルなデザインのアデレード型内羽根セミブローグ(ストレートチップ=一文字型)、これもフルブローグ(ウィングチップ=オカメ型)ほど目立たないのが奏功しています。
ネイビーの革は、黒ほどキリリとしてなくてまた茶色ほど柔らかすぎず、そんなにピカピカに磨かなくても味わいがあります。
できれば体のどこかにブルー系の色を使うことで色のはしごを掛けてあげればネイビーは思いの外使いやすい色だと知りました。
更に特筆すべきはこのソール。宮城興業が開発したオリジナルのタフスタッズというラバーソールですが、これがとても快適です。
今まで所詮ゴム底は革底の代用品に過ぎないという一歩見下した認識しか持っていなかった私ですが、その考えを改めました、これはいいです。
底の返りも履き心地も革底と比して全く遜色ないし、雨を気にする必要もなく、そして大変丈夫。週二回ほどのペースで履き続けて三年経ちましたが、何しろ底がほとんど減ってないのがお分かりでしょう。

靴でこれほど「使える」と実感した発見はこれが初めてです。もしも、次の靴何にしようか、と思案中の方がいるのなら、私はこれを強力に推奨します。ただし私とお揃いでも構わない、という方に限りますが。(弥)

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バックナンバーはこちらに。


初導入のマフラーの受注予約会をやります。北アイルランドのモーン・テキスタイルMourne textiles。このストーリーに心動いたら一本持っていたい。7/23予約締切。

紹介するのはモーン・テキスタイルMourne Textilesという
北アイルランドの手織りのスカーフです。

この私、アイルランドのファッションやテキスタイルについては
他の人よりも少しばかりは詳しいつもりでいましたが、
恥ずかしながら、ここのことは今まで知りませんでした。

今回この商品を扱えることを大変に誇らしく感じていまして、
その理由は後ほど詳しくお話するので、まずは商品紹介から。
当店のお客様にはお一人一本ずつ、もう強制的にでも持ってもらいたい、
というほど惚れ込んだ自信作です。

足踏み式の手織り機で織られたスカーフ。
組成はメリノウール84%・カシミア8%・シルク8%。
サイズは幅30cm長さ200cm(フリンジ含む)と極めて一般的なサイズ。
価格は18,000円(税別)を予定しています。

色数は15色。ここから欲しい色を選べる予約会をやりましょう、という企画です。

締切は7月23日(月)、そこからオーダーをかけて、納品は10月を予定しています。

ご来店を原則としますが、メールでも受付可です。
予約金不要、キャンセル可能、です。

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さて、ブランド紹介です。長くなりますよ。

モーン・テキスタイル Mourne Textiles


鍵になる人物は、1909年にノルウェーのオスロに生まれた
ジャード・ヘイエディGerd Hay-Edieというテキスタイル・デザイナーの女性です。
ジャードは12才でスペインに渡り、その後イングランド、ウエールズ、中国、インド、など
世界各地を渡りながらテキスタイルの技術を学び、
そして第二次大戦後の1949年にアイルランド東北部の
ドーン県Co.DownモーンMourneに小さなスタジオを構えます。
足踏み式の手織り機は生まれ故郷のノルウェーからも運び込み、
地元の女性たちに手織りの技術を教えました。

ジャードのファブリックは当初主としてインテリアの分野に供給されました。
英国のミッドセンチュリー期を牽引した家具インテリアデザイナー、ロビン・ディRobin Dayや
テレンス・コンランTerence Conranとの協業は長く続き、
またリバティLibertyへも供給がありました。
その後はファッションの分野へも、アイルランドのデザイナー、シビル・コノリーSybil Connollyやシーラ・マラリーSheila Mullally、
そして英国の大御所ハーディ・エイミスHardy Amiesとの協業と、
60年代70年代に大活躍した女性テキスタイル・デザイナーであったのです。

80年代に入り、大量生産大量消費の波に巻かれ、彼女のビジネスの規模は縮小しましたが、
仕事は娘のカレン・ヘイエディKaren Hay-Edieに引き継がれ、
英国マーガレット・ハウエルMargaret Howellのホームコレクションとの協業は現在に至るまで継続しています。

モーン・テキスタイルMourne Textilesという
アイルランドの地名を冠したファブリックのブランドでありながら、
今まで私がここを知り得なかったのは、
まず創業者の女性ジャード・ヘイエディGerd Hay-Edieがノルウェー出身であったことから、
北欧の、しかもインテリアファブリックのブランドとして認知され続けていたということが挙げられます。
また、その供給先は一般の小売店ではなく、名だたるインテリアやファッションのブランドであったため、
いわばそれらブランドの黒子的存在として評価されてきたことも一因でしょう。

さて、創業者ジャードの孫、つまり、後継者カレンの息子である、マリオ・シェラMario Sierraは、
生まれたときから祖母や母が動かす織機の音や羊のラノリンの匂いの中で育ち、
英国のアートスクールで学んだ後、世界を旅して、
そしてアイルランドに戻り2012年に家業を継ぐことになります。
祖母が手掛けてきた素晴らしいファブリックの数々のアーカイブを眺めながら、
これらがもう世界のどこにも見られなくなりつつあることを憂い、
これらを現代に残していくことを模索します。
ちょうど北アイルランドのアート・カウンシルが
伝統的な手織り技術を保存継承するためのファンドを用意していたため
その資金援助を受け、マリオは祖母ジャードの創造したファブリックの再興を目指します。
そして2018年1月、モーン・テキスタイルMourne Textilesは実に十数年ぶりに
アイルランド・ダブリンのショーイングに出展することとなったのです。

そこで私と出会います。
品物の素晴らしさはもちろんのこと、
私はマリオの姿勢にいたく感動、
是非にと、取引をお願いした次第なのです。

もちろん見る人が見れば足踏み式の手織り機でゆっくりと織られた高い技術であることはわかるのですが、
一見するとそれほどの変哲もなさそうな無地ライクなスカーフです。
ただ圧倒的に違うのはこのスカーフ一枚に至るまでのストーリーです。
この一枚のスカーフ(マフラー)を纏(まと)うこと、
それはそのストーリー自体を身に纏うことに他ならないのです。


お知らせ。ニコラス・モスの陶器、アイルランドから到着しました。

アイルランドから届きました。
予定よりかなり早いです。ちょっと驚きです。

この中に150個の陶器が入ってます。
事前にチェックしたパッキングリストによれば、欠品はない模様で、
まずは一安心です。
これから、全部出して検品して、ご注文別に仕分けをします。
定休日の火曜日、一日掛けて自宅で作業です。

ご注文のお客様には多分あさってまでには個別にメールか電話でご連絡できるはずですので、連絡をお待ち下さい。

なお、今回もご注文品だけの扱いで、当店での一般販売の在庫はありませんので、ご了承下さい。

 


イベントのご案内。「靴を作ろう!!」6月1日より30日まで。

6月6日に雨ザーザー降ってきて、と、ほんとにそうなってますね。

すでにここでお知らせしましたように、今月は「靴を作ろう!!」のイベントを始めているのですが、
どうも話題がラーメンの方に偏ってしまって、肝心の靴についての案内がちゃんとできていかった、と反省。
改めて、ここでイベントの案内をいたします。

靴を作ろう!!~おかめvs一文字(いちもんじ) in Akayu
期間: 6月1日(金) より30日(土)まで

そうなんだ、靴を作るのね。いいよ、作ろうよ。
でも今回はどんな靴を作ったらいいんだろうね、野沢さん。

という声が聞こえたような気がしたので、私もちょっと考えてみました。
持つべき10足、を選んでみるとどうなるんだろう、その中で持ってない靴を今回作ってみようか、と。

自分なりにやってみたところ、次のようになりました。
画像を添えますが、色や素材でイメージが狭くないようにあえてパターン図にて掲載しました。
順位は付けません、適当に並べてます。

☆内羽根の一文字(ストレートチップ)。ブローグ無し、できればスワンネックステッチで。

☆内羽根のフルブローグ。オカメの切り替え、ブローグ、メダリオン、ヒールカップの全部入り。

☆サドルシューズ。これはぜひ2色のコンビで。カジュアルに使うのもあり。

☆Uチップ。これもドレスカジュアル両刀使いも可。ドーヴァーステッチが入ればなお良し。

☆シンプルなプレーントウはアメリカっぽさを出したいので、外羽根を選んでみました。

☆紐靴以外には、まずモンクストラップ。これ、一足は持ってたい。流行りのダブルモンクもいいけど、でもまずはシンプルなシングルストラップから。

☆忘れちゃいけない、ペニーローファー。これだけはモカシン縫いのほうがベター。アイビーやプレッピーを気取って、チノパンに履きたい。

☆ブーツも入れないと。まずサイドゴアブーツ。文明開化の世、福澤諭吉も坂本龍馬もこのブーツでした。日本の洋靴の歴史の原点。

☆も一つブーツを選ぶなら、チャッカーブーツかな。
革の種類やソールの選択で、様々な表情に変化しますね。

☆10個目は、内羽根のホールピース。シンプル・イズ・ザ・ベスト。作る側からは一番ごまかしの効かない大変なデザイン。エレガントにフォーマルにも使いたい。

☆次点。最後まで候補に残ったけど選外。まず、サイドエラスティック。靴べらいらず、が何よりユースフル。当店20週年のときに大ヒットした思い出のモデルでもあります。

☆も一つ、次点。タッセル・スリッポン。タッセル(ぼんぼり)ものを入れてみたかったのです、父がタッセル飾りが好きだったので。でもそんな理由では選外となりますね。

☆最後の次点。セミブローグ。内羽根アデレードの切り替え。これ、ベストテンに入れたかったけど、一文字のデザインが多すぎたのでカットしました。

いかがでしょう。米国経由の英国好き、という私の嗜好が見え見えで、多分イタリア好きの方には不満たらたらでしようね。
私ならこれを入れたい、というご要望、や、なんでこれが入らないんだ、というご不満、とか、どんどんご意見をお寄せください。

13種のうち、持ってないデザインが4種ありまして、思案の末、今回私はホールピースを作ることにしました。
あなたの、何を作ろうか、の役に立てたでしょうか。

一応、オーダーシューズの概要を簡単に。
ファクトリーは山形の宮城興業。グッドイヤーで作れる靴はほとんどに対応可能。
価格は38,000円(税別)。ブーツは42,000円。納期一ヶ月。
概要はこちらに詳細あり。
http://www.savilerowclub.com/clipboard/ordershoes

期間中のご注文には、
日本一の靴ひも「紗乃織靴紐」の手引き蝋引きヒモをお付けします(紐靴に限り)

更に、この靴のファクトリー、宮城興業のソウルフード「赤湯ラーメン」おみやげセット3食入り(賞味期間80日)を差し上げます。
このスープは絶品です。先着20足。

先着20足としたのは、今月の注文を少なくとも20足は受けたいと思っているからでして、
大体一日1足のペースです。
どうかご来店の程をお待ちしてます。

ふぅ、長文のご案内、最後までお読みいただき、ありがとうございました。


入荷速報。オーダーシャツの生地に追加あり。ドレスでは国内最高のスビンコットン160番双糸ガス焼きが登場。カジュアルはありそでなかったオックス素材のギンガム。男女とも。

オーダーシャツの生地に追加がありました。


左列はカジュアル。真ん中あたりのオックス素材のギンガムチェックは、ありそでなかった待望の品。洗いざらしで着たいです。
価格も12,000円とかなり手頃なので、通年定番として押さえていただきたいところです。

中央の列は、初登場のスビンコットン〔SUVIN cotton)。
これはカリブ海の海島綿とインド在来種のスジャータを交配させて生まれた世界一長い繊維長を持つ糸で、日本の高い技術で紡績されたもの。
数字的に言うと、160番手双糸で、さらにこれにガス焼きといって、ガスバーナーの上を一瞬くぐらせることで目に見えないほどの繊維のヒゲを焼き切り、シルクやカシミアのようなしなやかさと光沢感を醸し出す技術を施しています。
つまり、簡単に言うと、シャツの生地としては国内最高ランク、といえる生地。触ってもらえばわかります。
色も種類も限られていて、価格も22,000円と国内生地の中では最高価ですが、これを着るのは快感でしょうね。

右列は、イタリアからのインポート。モンティやアルビニなど、ブルーの色出しは日本では出せないさすがの色合いです。

もちろんレディスも受け付けます。