公聴会。モーン・テキスタイルMourne Textiles。秋冬のスカーフのご意見やご予約を受け付けます。

昨年から始めた北アイルランドのモーン・テキスタイルMourne Textiles。
ここと取り組めたことがどれほどの喜びだったかは、
去年書いたこのブランド紹介を読んでもらうと、わかっていただけることと思います。
ブランド紹介:モーン・テキスタイル Mourne Textiles

次の冬のカラーサンプルが届きました。
発注までにちょっと時間があるので、皆さんのご意見やご予約を集約する、
公聴会を開きます。3月いっぱい受け付けます。

☆新作は、ヘリンボーン柄。


元々は、1960年代に創業者ジャード・ヘイエディGerd Hay-Edieが、
アイルランドのファッションデザイナー、シーラ・マラリーSheila Mullallyのために作った生地のアーカイブで、
昨年やったマフラーと同じ組成の、メリノウール84%・カシミア8%・シルク8%。
アイルランド・ドネガル地方で作られたこの糸を、
ハタースリー・ルームHattersley Loomという英国製の古い手織機にかけて織られます。

サイズは、38 x 200cm。色は9色から選んでください。
予定価格16,500円(税別)です。

☆も一つ、始めるのが、モヘア混の大判ストール。
やはり1960年代にジャード・ヘイエディGerd Hay-Edieがデザインし、
ロンドンのリバティで販売されたものがベースです。

メリノウール63% モヘア32%。サイズは75 x 200cmと普通のマフラーの倍の幅になります。ブラック&ホワイト、ホワイト&ブラック、ライトグレー単色、の3柄からのチョイスとなります。予定価格29,500円(税別)。

☆もちろん、昨年からのマイクロチェック柄も継続します。全15色です。

メリノウール84%・カシミア8%・シルク8%。
アイルランド・ドネガル地方で作られたこの糸を、
ハタースリー・ルームHattersley Loomという英国製の古い手織機にかけて織られます。

昨年やりました30 x 200cm 予定価格16,500円(税別)に加えて、
その倍幅の75 x 200cm、29,500円(税別)、も受付可能です。

このブログ記事から選べないこともないですが、
できれば、この色見本は実際に直接見ていただきたいです。

たくさんのご意見を集約したいのです。ぜひご参加ください。

 


入荷速報。リズ・クリスティLiz Christyの手染め手織り「モネのスカーフ」、アイルランドから持ち帰りました。

リズ・クリスティLiz Christy とは20年来の付き合いになります。

毎年1月、ダブリンのトレードショーでの2ショットはもう恒例になりました。
(写真は2019年1月撮影)

手染めで手織りのスカーフは世界に数多(あまた)ありますが、
リズの特徴は絵画のイメージを取り入れているところ。

大好きなモネの絵画からインスパイアされたカラーリングを綿100%の経糸(たていと)で表現して、
写真のように手織り機に組み込みます。スカーフの両端に出るフリンジに現れているのがこの経糸ですね。
リズはモネの絵画22種からインスパイアされたカラーリングのレシピを持っていて、
現在は長年人気の高い10種の絵画のカラーリングを数十メートルの単位で巻き付けて常備しています。


緯糸(よこいと)はブークレ(糸の輪)のあるウールの糸を、リズが自分で多色染めをします。
同系色だけで染めることもあれば、写真のようにコントラストの強い数色を染め分けることもあります。色のコントラストが強いほどスカーフはストライプ感が出てきます。
この緯糸の染色はとても少ない単位で頻繁に実施していて、もうリズの気分次第、という天性の感覚でイメージされていきますので、まさに無限の種類が出来上がります。
染め上がった緯糸はシャトルに巻き取って、手織り機にセットされます。

このように、リズのスカーフは、モネの経糸(綿100%)と手染めの緯糸(毛100%)の組み合わせで表現されます。

サイズは幅34cm x 長さ180cm (+フリンジ8cm x 2)。価格18,500円(税別)。

※経糸「睡蓮」 x 緯糸「ラベンター・ドリーム」

※経糸「睡蓮」 x 緯糸「ワイルド・ルピナス」

※経糸「ジャパニーズ・ブリッヂ」 x 緯糸「ヨルガオの花」

※経糸「モンジュロンの池」 x 緯糸「ダーク・タペストリー」

※経糸「モンジュロンの池」 x 緯糸「斑(まだら)の薔薇」

サイズは幅34cm x 長さ180cm (+フリンジ8cm x 2)。価格18,500円(税別)。
ウェブショップからお求めになれます。

(記事掲載時に手元にあるものを載せています。
リアルな在庫状況はウェブショップ内にてご確認ください)


お知らせ。2/10(日)18時からの「世界遺産」(TBS系)は必見です。

次週の「世界遺産」は、「アイルランドの巨大遺跡の謎 ~ ボイン川沿いの遺跡群」。6000年前の遺跡ニューグレンジの内部撮影が特別に許された貴重な映像です。ぜひご覧ください。2月10日18時より。
https://www.tbs.co.jp/heritage/next/

我がアランセーターの師、故バドレイグ・オシォコン氏は、このニューグレンジの巨石に彫られた模様こそがアランセーターの柄のルーツだと、説いていました。
アランセーターの旅はここから始まるのだと。

そして、この番組制作にあたっては、私の有能なるダブリンの友人、アイルランド公認ツアーガイドの山下直子がいい仕事をしました。
http://naokoguide.com/blog-entry-2863.html

ぜひぜひ番組をご覧ください。


スーツを作ろう!~フロンティアを那須夢工房で、お彼岸までの特別価格で

赤いバンチの英国生地ハリソンズで一番の売れ筋「フロンティア」が
3年ぶりにリニュアルされましたので、それを記念しての特別企画です。

平織り300グラム、英国では春夏物の中では一番厚手という位置づけのようですが、いい意味で季節感の演出がないので、真冬と真夏以外のどんなときにも使える重宝さから、
「困ったときのフロンティア」として今までも何十人に何十着お薦めしてきたことか、
今回のリニュアル後は90種の色柄が揃いました。特に茶系が増えたようです。

最初はちょっとコシの強い生地ですが、それがかえって型崩れしないメリットになり、2~3泊の出張にもしわがつきにくく、
だんだんに着る人の体型に馴染んでくる素材ですので、
この特性を活かせる工場はどこよりもプレス工程に手間をかける那須夢工房をあてがうのが最適と判断し、フロンティアと那須を組んだ企画としました。

で、暖かくなる前の早期受注を促進するため、お彼岸(3/21)までの特別価格を設定します。

通常98,000円(税別)のところ約20%offの79,000円にて承ります。(価格はシングルスーツ上下の場合)
自分で言うのもなんですが、生地と縫製のクオリティを考えるとかなりのお値打ち価格だと自負できます。

冬物じゃなくて、春から秋、いつでも使えるようなスーツが一着あるといいんだよ、という方、ぜひこの企画に乗ってください。