諏訪田製作所 SUWADA (Japan)

 新潟県の燕と三条は、岐阜の関と並んで、古くから、刃物や洋食器などの産地として、かつての輸出産業の花形でした。
その金物の町・三条で大正15年からニッパー(喰切=くいきり)の製造を得意にしてきたのが、諏訪田製作所です。
つめ切りを始めたのは昭和25年。以来50年、改良を重ね続けた、諏訪田のつめ切りは、病院関係者やネイルアーテイストなどのプロフェッショナルが認める、繊細な職人仕上げの逸品として、日本だけでなく、世界にもその愛用者を拡げています。
私は、とある機会にこちらの三代目の小林さんと出会い、このつめ切りの美しさに魅了されてしまい、とうとう仕入れて売ることにしました。
ご紹介する黒いグリップのモノは、「ソフト」と呼ばれるもので、諏訪田の職人技とフランスの人間工学デザイナーとの協業による最新作です。ハンドルにゴム系樹脂を使用し、滑りにくく、いろいろな持ち方ができるので、高齢者や身障者でも「自分の爪を切る」ことを可能にしました。平成14年度グッドデザイン賞をバリアフリーの部門で受賞。
一丁数千円もする諏訪田のつめ切りは、確かに高価ですが、研ぎ直しや刃先の調整は永久保証ですので、一生使えます。

諏訪田製作所SUWADAの公式サイト

商品紹介記事。
入荷速報。諏訪田SUWADAのつめ切り「SOFT」(ソフト)、再入荷です。父の日に間に合いました。
2016年6月9日