あけましておめでとうございます。
昨年で一番嬉しかったこと(仕事や家庭のことを除くと)、それが女子カーリング・フォルティウスの五輪出場決定です。数々の崖っぷちのピンチを乗り越えてようやく掴んだミラノ行きの切符です。
ロコ・ソラーレが文字通り太陽ならば、フォルティウスは月。判官贔屓といいますか、私は弱い方に味方して応援するのが自らの達というのか、実はかなり以前からこのチームを応援してきました。
出産を経て5度目の挑戦に臨んだスキップ吉村、ソチ代表となりながらインフルエンザで出場できず、常に病気と怪我に力を阻まれてきたセカンド小野寺、
コーチ陣の船山、小笠原も実績を残しながらもやり残した思いを持ちながら、
その間チームはあと一歩のところをさまよい、スポンサーを失って財政的にも苦しい日々を続けました。
中でも私がとりわけずっと動向を見ていたのがリードの近江谷杏菜なんです。
地元常呂の中学の先輩、本橋に引き上げられて弱冠20歳の最年少で出場したバンクーバーでの彼女の生意気ではっちゃけた姿勢に私はとっても好感を抱いたのですが、本番では途中で極度の不振となり、メンバーを外され不本意なままで五輪を終えます。
この大会はカー娘、もぐもぐタイムなどの流行語を生み、カーリング人気の発端となります。先輩のマリリン本橋はその後地元でロコ・ソラーレを立ち上げ栄光の道を進んでいきますが、後輩の近江谷は、本橋と袂を分かち、故郷北海道を離れ青森に移りくすぶり続けていたところで札幌のフォルティウスに加入、とうとう苦節16年、今度は最年長のまとめ役として、2度目の五輪出場をその手に掴んだのです。
稚内での決定戦、崖っぷちにありながらの、吉村の最後の一投。前回は短すぎて苦杯を舐めましたが、今度はオーバー気味、ヒヤヒヤドキドキ、またもや万事休すか、、、ストーンがギリのところで止まってくれて、、、いやはやこれには泣けました。ここで日本代表の座を得たのにまだ終わりじゃないんです。肝心の枠がない。その枠を取りにカナダへ。ここで負けたら今までの努力が水の泡。近江谷にとっては因縁のカナダでしたが、ノルウェーの自滅ミスもあって、見事な勝利。ついにイタリア行きの切符を手に入れました。バンザイ、おめでとう、良かったね。
でもこれがゴールじゃない、スタートラインに立てたところです。ゴールは金メダル。
これだけの道程を歩んできたんだ、君たちなら出せる結果がある。もう来月です、ファイト、フォルティウス。(弥) (文中敬称略)
