倶樂部余話【六〇】娘とキット家具を作りました(一九九四年三月二二日)


新たに取り扱い始めた米国キット家具を、先日実際に作ってみました。「手伝う!」と言ってきかない四歳の娘も、下塗りや釘持ちなど、意外にも役に立ってくれて、「ここのところは私がやったんだよね」と自慢げに話しております。ゴルフなんか控えて、春の日だまりの中、家族で週末に本格的な家具作りなんぞ、お父さんは確実に尊敬されますよ。大抵の物は二日あれば余裕で作れますし、キットとは思えない立派な出来栄え。私の作ったキャビネットは一階に展示中、ご参考にどうぞ。

さて、先日のアンケートでも大方の皆様に歓迎していただいている婦人物や雑貨などの展開について、どんな風にしていくの?という声がありますけれど、例えば、都心やリゾート地などの一流ホテル内のショップ、といったものを漠然とイメージしていただけると比較的近いのではないかと思います。夫婦、親子や友人連れで、世俗よりも少しゆっくりした時間の流れの中で、ちょっと珍しい物を発見しながらの買い物、という点、ホテルショップには独特の雰囲気があります。お客様がそんな感動を感じてくれればうれしいな、と思っているのです。