フィンランド・ヨーツェンから届きました。
箱のなりは大きいのですが、持ち上げたら軽い軽い!
ダウンジャケットが31着入っています。
3箱の売価合計は約400万円です。
店で販売する分は本日店内に並べました。
早期ご予約のお客様の注文分もすべて(一名を除いて)揃いました。
ご予約の方にはこれから順次個別にご案内します。
少しずつ商品を写真撮りしてできるだけ早く商品紹介をできるようにしますが、
待ちきれない方はどうぞご来店ください。
フィルメランジェから遅れて届いたパーカー2型。
まず先に商品紹介から。
☆前開きフルジップのパーカー、クルーズCruz 32,400円(税込)。レディスあり。
☆かぶりハーフジップのパーカー、クリントClint 30,240円(税込)。
☆レディスのみ、丸首のトレーナー、カラムCallum 23,760円(税込)。
予言しておきます。コレ、恐らくきっと幻の逸品になります。
フィルメランジェではデビュー以来この7年間、
様々なコットンの裏毛(スウェット)素材を開発してきました。
ワタの段階から編み、組み立てに至るまで、矜持を持って取り組んで、
特に、オーガニックコットンをはじめとしたナチュラルコットンの糸で、
それを、古い吊り編み機にかけてゆっくりと編みたてる、
という手法を得意にしてきました。
ただ、いろんな生地開発に挑戦してきたことで、
7年間で種類が増えすぎてしまい、
混乱してきたので、ここらで交通整理をして、
ナチュラルコットンで吊り編み、では、コレ、
という一つに絞り込もう、ということになりました。
で数種類の裏毛素材を思い切って廃番にし、
こいつを新定番生地として提案してきました。
うーん、さすが。この上なくふんわりとしたやわらかい空気感があり、
それでいて生地の腰もちゃんとあってテレテレしていない、
心地のいい裏毛です。これが新定番なら大歓迎です。
ところが、大問題が出ました。価格です。
今まで実績を積み上げてきたフィルメランジェだからこそ
今の3万円超という価格が何とか通用していますが、
将来もこの素材を継続していくならこの価格設定ではとても採算が合わない、
さらなる値上げがやむを得ない、
という試算が出たのです。計画はとん挫しました。
新定番にする、という触れ込みだったこの生地ですが、
先日行われた春夏物の展示会では、リストから消えてしまっていたのです。
代わりに価格を抑えたシンカー編み機での裏毛生地が出ていましたが、
正直こいつほどの魅力は感じませんでした。
ということで、もう一度言います。
多分これは幻の逸品になります。
ドレイクスのタイ、
生地の仕込が遅れていた残りの3柄が届きました。
すべて英国製シルク100%生地使用の日本縫製、12,960円(税込)
⑬全体にミュート(弱めの色調)したトーンのレトロ感があるストライプ。
3色使いですが、どれもベージュ色をうまく配色しています。
どれも英国らしい落ち着いた色です。
⑭これもレトロ感のあるミュート・トーンのストライプ。
4色使いですが、どれもトラディショナルなレジメンタルタイに使うような
とてもクラシックな配色なので、安心できます。
⑮無地のように見えるベースカラー部分は
実は細かい2色織りで、この手法が生地の見かけに地厚感を醸し出しています。
フラノのスーツやツイードのジャケットなど、
素材感のある冬物に合わせたいです。
これでこのシーズンの発注分は完納です。
前に入っているタイも一緒に見たいんじゃないかと思いますので、
前回までに入荷の内容はこちらです。前編と後編があります。
巷には、10月はまだクールビズなんだよ、なんて、
季節外れのツクツクボーシみたいなことを言ってる半袖マンがいたりしますが、
もうそろそろちゃんとしましょうね、大人なんだから、もう。
今年のスーツ生地の別注、フィナンシャル・ストライプ、
最初の一着は、当然私、野沢であります。
本日到着です。
衿付きのベストを合わせたスリーピースで作ってみました。
ネクタイもフィナンシャル・ピンクで英国に別注したオリジナルのタイです。
はい、こうやってFTを読む(ふり)、というのがやってみたかった……
ということで、残り6着となっています、この生地です。
9/1の記事を以下に再掲します。
(9/1の記事
「今年のスーツのテーマ、フィナンシャルストライプの生地が出来上がりました。」)
今年のスーツの別注素材、フィナンシャルストライプの生地が仕上がりました。
倶樂部余話(No.311 フィナンシャル・ストライプ) で紹介していますが、
もう一度説明します。
「ロンドンの金融街シティを闊歩するビジネスマンたち。
彼らがこぞって小脇に抱えているサーモンピンクの新聞、
それがフィナンシャル・タイムズ(FT)である。
中には、あたかもFTとコーディネートをするかのごとく、
サーモンピンクを差し色にしたストライプのスーツを着ている者までいるという。
そんなスーツの柄を人はいつしかフィナンシャル・ストライプと呼ぶようになった」
というのが、フィナンシャル・ストライプの由来。
でも英国生地をいろいろ探しても、コレッという生地が見つかりません。
ならば作ってしまえ、と、葛利毛織に別注しました。
super120’sのチャコールグレーをベースに、
わざわざこの生地のために染色したサーモンピンクの糸を二本撚りにして差し込みました。
地味過ぎず派手過ぎずの絶妙なところをストライクで当てたと自負しております。
葛利お得意のションヘル織機によるスローな織りですので、
ふんわりとナチュラルに動きがあり、全身へのフィット感は折り紙つきです。
270g/mという軽さですから、秋口から晩春まで長い期間で着用できます。
世界でもありそうでないというこの生地、
一反(約50メートル)だけの別注ですので、だいたい16着分となります。
価格です。
一般的に最も注文が多いだろうと思われるシングルブレストの上下(ツーピース)、
当店で言うところのクオリティライン(縫製はアルデックス)の仕立てで、
99,360円(税込)です。
ダブルブレストやスリーピースも、もちろん可能ですし、
縫製工場によっても価格は異なりますので、お問い合わせください。
レディスもできます。
今までも何度か生地の別注は仕掛けてきましたが、ずっと無地ばかりでした。
今回は初めてストライプものに挑戦です。
だからこそ、色や太さ、幅、など、何度も見本出しを試して
慎重に検討を重ねてたどりたいたのがこの柄です。
ストライプのスーツを一着持つのなら、この柄はお勧めです。
生地押さえだけでもご予約を承りますので、早めのアクションをお願いいたします。
アイルランドから中部セントレア経由でどーんと届きました。
「アラン・レジェンド」のアランセーター、4箱で総重量はちょうど100㎏。
昨年は大幅遅れ&大量欠品、でしたので、心配していましたが、
今年は、チョイ遅れ、チョイ欠品、で済みましたので、一安心です。
☆衿付きカーディガン(55,080円(税込))
今年は5色。左上、ブラック・シルバーとネイビー、
右上、オートミール、バイニン(キナリ)、ドネガルインデイゴ。
☆右下は新アイテムのベストです。42120円(税込)。
簡単そうに見えますが、肩の仕上がりなどこの形に落ち着くまでに結構苦労しました。
Vネックだと野暮ったくなるので、ユニセックス的な丸首のカタチにし、
着丈も短く、ボディ周りもフィット感のあるようにしてあります。
オートミールとネイビーの2色です。
在庫状況は
https://www.savilerowclub.com/aran/aranswf.htm
の「在庫リスト」
にまもなく掲載します。