出来上がり! 紹介。この2ヶ月強の「誂える」の仕上がり品です。後半はシャツやシューズなどを。

出来上がり!紹介の後半です。
まずシャツから。

Mさん、カリビアンコットンSilver,100/2Gのツイル素材。
カラーステイがなく衿がロールしているロールドレギュラー(左2つ)と、
ワイド気味で大きめ衿のユーロボタンダウン(右の白)、の3枚口です。


別のMさん、メンズです。衿だけのクレリック、ニューセミワイドのラウンドチップ。
リバティプリントの中でも、かの有名な「いちご泥棒」ウイリアム・モリス作、です。
ただし、色合いはブルーベースに変えています。オリジナルは緑っぽいし、いかにも壁紙の色ですよね。
これ、小鳥がイチゴをついばもうとしている絵なんですが、
私、かつて、この絵柄が逆さまになってるブラウスを着ている女性とすれ違ったことがあります。
鳥が下を向いてるので私はすぐにわかったのですが、
知らずに着ているからいいものの、知ったら恥ずかしいでしょうね。


こちらはメンズっぽい色柄ですが、レディス。Fさんのご注文、
伊アルビニのダークチェックです。
オプションフェアの期間でしたので、白蝶貝ボタンにグレードアップ、
そして共布のカフリンクスも作っちゃいました。


これもレディス。Yさんから「いつものカタチで」のリピートオーダー。
カッタウェイラウンドの衿で七分袖です。
リンクルフリーウェアに乗っていただきました。


Aさん、リンクルフリーウェアで3枚口。
ホリゾンタルワイド1枚とニューセミワイド2枚、に分けました。


ソックスのオーダー会をやって、定番の無地ホーズを中心にご注文いただいたんですが、
入荷時に写真を撮り忘れまして、
私の頼んだカジュアルものの新作だけあとから自宅で撮りました。
コットンのボーダー柄や、アーガイルの新作。ウールは5ダイヤ、コットンは4ダイヤです。


最後はシューズ。Sさんのご注文はギリーです。
ギリーはスコットランド伝統の靴で、ウイングチップの元になった靴と言われています。
スコティッシュダンスのときにも履かれますが、
本当は靴紐がすごく長くて、アーガイルのロングホーズのところまで編み上げるのですが、
それは現実的ではないので、普通の紐の長さにして、タッセルを付けました。
革は英国製のスーパーバックのベージュです。なかなかない良い色ですね。
作り直しがあったり、タッセルの付け方がお粗末でやり直させたり、
なんだかんだ3ヶ月ぐらいかかってしまいました。

_____________________


皆様、ご用命ありがとうございました。
末永くご愛用いただけたら嬉しいです。

 


入荷速報、なのに、お詫び。10年ベルト、英タンナー・ベイツTanner Batesから半年ぶりに入荷しました。が、予約で完売し、店売り分がありません。

 

せっかく届いたのに、予約で全部埋まってしまって、店売り分がありません。
待っていた方がいたら、申し訳ありません。
ですので、また半年先の予約を募ります。確実に手に入れたい方は予約されることをお勧めします。

要領はこの春の募集記事をご参照ください。
こちらです。
色は3色。締切は11月末、納品は3月の見込みです。予定価格24,200円(税込)。

よろしくお願いします。


出来上がり紹介。スーツ、ジャケット、シューズ。

出来上がり紹介です。夏の終わり、というところでしょうか。

スーツとジャケットです。8月にスーツ・ジャケットを作ってくれたら優遇します、というメルマガメンバー限定のクローズドキャンペーンを行いまして、何人かが賛同してくれました。売上の乏しい8月なので、助かりました。

Kさんがご子息をお連れになり、この子に成人式&就活のスーツを仕立ててやって、というご依頼。
息子がいたらいつかは言ってみたいセリフ、私は娘二人だったので残念ながら言えずじまいでした。
生地は葛利の綾織ナチュラルストレッチの紺無地。今までに一体何人の人に勧めてきたのか、というほどの定番素材ですが、
初めの一着、として、これ以上適した生地はないでしょう、ということで、迷わずこの生地を選びました。
310gの秋冬モノに属する素材ですが、表面をミルド(起毛)してないし、葛利のションヘル織機ならではの空気をたっぷり含みながらゆっくり織ることで生まれるナチュラルなストレッチ感は、
スーツを着慣れないビギナーにとっては動きやすくしかも型崩れしにくくて、最適です。
ファクトリーは那須夢工房をおすすめしました。この上衿でおわかりですね。
那須のファクトリーは高い技術力にしては工賃がリーズナブルで納期もそんなにかからない(その代わりオーダーとしてイジれる自由裁量部分がとても少ないという制約があります)ので、
標準体型で比較的若年層の方が、いい意味で普通のスーツを、というときには、おすすめできます。


略礼服は何度も作ってますが、久しぶりに「ちゃんとした略礼服」をお作りしました。Fさんのご注文。
「ちゃんとした略式」というのも変な言い方ですが、
つまり、ディナースーツ(タキシード)やディレクターズスーツに転用が可能な略礼服、という意味です。
すなわち、シングルブレスト、ピークドラペル、1つボタン拝み式、(フラップなし)、ステッチなし、ノーベント、
ノープリーツ、(ベルトレス)、シングルモーニングカット、ということです。
今回はカッコを付けた2つについては、不祝儀時の着用を考慮して、フラップ付き(写真はフラップを収納しています)、ベルトループ付き(ただしベルトなしで着る場合を考慮してステイループ(バックルピン留め)は付けない)、に変更しています。
生地は、これも当店のロングセラー、葛利毛織のカシミア5%入り深黒朱子織り、黒の艶が一番良く出ます。
ファクトリーはアルデックス。Fさんからは以前にもスーツのご注文をいただいていますが、その寸法よりも少しずつ大きめ、いい意味で少しだけ野暮ったく、仕上げました。略礼服ですので、スタイリッシュになりすぎないように、また着用年数も普通のスーツよりも長くなりますので、万一の体型変化にも対応しやすいように、という配慮です。
フォーマルウェアは、普段のスーツよりもイジれる部分が少なく、決まりきった形になるので、既製服でも対応はできるのでしょうが、
フォーマルウェアに一番必要な「着方」をアドバイスしながらお作りしていく、というのは、オーダーでないとできないことではないでしょうか。
ご葬儀や祝宴などに臨席すると、礼服をきちんと着られていない方をたくさん見かけます。こちらから指摘するような野暮な真似はいたしませんが、困るのは、向こうから「野沢さん、プロから見て私のこの着方でおかしくないよね」と尋ねられることです。万一おかしなところがあったとしても、そこでダメ出したところでその場で直せるものではなく、相手に恥ずかしい思いをさせるだけですので、絶対にダメ出しができません。濁した言い方しかできないので困ります。
フォーマルを着るときに一番大事な心構えは、不安なく自信を持って着る、ということに付きます。
そのお手伝いはお任せください。
話が長くなっちゃったな。次行きます。


Nさんから、長く愛用してきたアイリッシュリネンの紺のジャケットが、さすがに傷んできたので、そろそろ買い替えたい、というご要望をいただきました。
運よくバラケの生地に、Spence&Brysonのアイリッシュリネンの綾織で、明るめの紺無地がありましたので、
迷わずこれを注文しました。
ちなみに、Spence&Brysonはしばしばアイルランド製、と言われますが、
Spence&Brysonの発祥地も現在の織元であるUlsterWeaversも、アイルランド島のアルスター地方、すなわち、北アイルランドに属するので、
正確にはUK,つまり英国製になります。
打ち込みのしっかりした綾織のアイリッシュリネンなので、結構重たいし、通気性もそれほどではなくて、
リネンと言っても決して涼しいという感じではないのですが、
それこそがNさんが長年の愛用品の買い替えとして求めていたモノなのでした。
一年ぐらい着込まないと味が出てこない、これぞアイリッシュ・リネン、であります。
これも那須夢工房に縫製を依頼しました。プレスワークを多用し、肩から首周りの収まりが美しい那須ならではのフィット感です。
同時に頼んだのが、黒のリネン無地のトラウザーズ。こちらは、国産の平織りで軽量、気軽に使える素材を選びました。

続いては、靴を作ろう!!キャンペーンの仕上がり、後半です。

Iさん、10年以上前に作ったダブルモンクがさすがに傷んできたので、作り替えです。
以前は無料でできたストラップのゴム入れですが、今は有料になっていまして、ごめんなさい、です。
でもモンクシューズのストラップは壊れたら靴全部がオシャカになってしまうので、
なるべくならいじらないほうがベターでして、有料でもゴム入りに変更することをおすすめしています。


Sさんのセミブローグ、すべてにブローグが付きメダリオンも付いていて、これを「セミ」と呼ぶのもなんだかなぁ、と思うのですが、フルブローグ(いわゆるウイングチップ)と区別する意味でセミブローグ(いわゆるストレートチップ)と呼びます。フルブローグよりもセミブローグのほうがビジネス寄りなので、お仕事用としてはセミのほうが人気があります。
実はこの靴も、買い替えです。Sさん、10数年前に作った靴を何度かリペアをしながら履き続けてきましたが、今回宮城興業にリペアとして送ったところ、バラしてみたら相当傷んでいて、直せなくはないけれど新たに作るよりも高くつくし、サイズも少し小さくなる、との見積もりが出てしまったので、リペアを諦めて同じものを一足作ることになったものです。

こちらも同じSさんのオーダー。ちなみに、同じ人が同じサイズで複数足をご注文される場合、
同じサイズのラスト(木型)を一人で2足使ってしまうと、万一そのラストに別の方から新たな注文が入るとラスト不足になる恐れがあるので、それを避けるために一足ずつ作ることにしています。これを、ラストの回転待ち、と呼びます。Sさんの場合も同様で、概ね納期が3週間ほどズレます。
今までよりも少し趣を変えたい、というご希望でしたので、
デザインをサドルシューズにして、革も型押しの革を使って、少し野趣っぽくしてみました。


サドルシューズといえばコンビが適してます。サドルシューズがきれいに3分割のできるデザインだからですね。
Yさんからのご注文です。前部分と後ろ部分とベロ、これが型押しのブラウン、真ん中のサドル部分とかかとのバックステイをベロアのタバコカラー、で色分けしました。スポーティさを出すため、底部分の色合いは薄茶色にしました。Yさん、コンビのサドルだけで一体何足お持ちなんだろうな。

ということで夏の終わりの出来上がり紹介でした。
次回の出来上がりは、いよいよ「シャツを作ろう!!~エコノミーサービス」のご紹介となります。


出来上がり紹介。靴を作ろう!! まず7足。


内羽根のストレートチップ・ブローグ入りES03。
半革のカカト化粧、中敷の刺繍、は、Sさんのお決まり。
今回はベルトも一緒にご注文です。


Kさん、ブーツでは私イチオシのサイドゴアブーツをご注文いただきました。
これ、ネイビーです。そう言われないと分からないほど濃い紺です。変わり色に挑戦第一号、感謝です。
雨の日も履けるようにタフスタッズのソールにしました。


何の変哲もないようなクロの一文字ですが、よく見てください。左右のサイズが違うんです。
左足は25.5E、右足が24.5EEに甲・小趾・母趾の3箇所に乗せ甲入れ、という、極度のサイズ違いです。
原因は分かりませんが、Yさん、ずっと、合う靴がないとお悩みでした。
そういう人にこそこのオーダーシステムは活用できます。


Nさんも、27.5の4E、と、なかなか迫力のサイズです。
オールデン・インスパイアの宮城デンの外羽根フルブローグです。
この革、変わり色に挑戦で、グリーンを選びました。


外羽根のプレーントゥ。Iさんも26.5のFという幅広の方。
ステアの型押しのクロ。ストームウェルトのダブル巻き、で、
ドスンとしたイメージを求めました。


その逆で、Iさんは大変細い足で、27Bです。
Bなのですが、そう見えないように、オフタイムの靴としては期待、ということで、
スコッチの型押しの革で、外羽根のアメリカンタイプなフルブローグ、ダブルソールにダブル巻き、
と、わざとイカツイ感じに作りました。


これ、私の靴です。私も3Eです。
20周年モデルの原型となったブローグ入りのサイドエラスティック。
グリーンとグレーのコンビ、という遊んだ靴にしてみました。
どっちがグリーンで、どっちがグレーか、最後まで悩みましたが、面積の広い方をグリーンにしました。
ストームウェルトを付けてカジュアルさを加えまして、
チノパンやデニムに合わせて、現在ヘビーローテーションで一日おきに履いてます。
思ってたよりも違和感はないです。毎日背負っている大人のランドセルもグリーンですから、
相性もいいわけですよね。

まずは前半戦の7足をご紹介しました。

 

 


月末まで延長のため加筆して再掲載。今年の「靴を作ろう!!」夏のキャンペーンは “変わり色に挑戦しない? ” この11色にチャレンジで6,600円off。他のどの色でも4,400円off。リペア15%offも例年どおり実施。7/31(月)まで。11色の詳しい解説付きです。

7/10(月)までの予定でしたが、リピータの来店が予想を下回っているので、7/31(月)まで延長します。
以下再掲載です。

 少しハードルが高かったかな、色々と考えて欲しかったんですが、
面倒でためらってしまった方もいたんじゃないか、と反省。
なので、もう少し変わり色の解説を詳しく書いて、以下再掲載です。はい。


今年は「変わり色」に着目しました。

男の革靴といえば、黒か茶、という固定概念を外してみましょう。
この11色を選びました。
左上から、キップのネイビー、グリーン、グレー、ホワイト、
中段、焦がしベージュ、焦がしレッド、型押しオリーブ、スコッチのホワイト、
下段、スウェードのネイビー、ベロアのオレンジ、ベロア・ホワイト。

ここから加筆部分。もう少し詳しくお話します。
上の左3色はネイビー、グリーン、グレー。この3色は一番手が出しやすいところではないでしょうか。
黒の亜流と捉えれば比較的抵抗感のないところでしょう。
特にグレーは、当初の色(丸い革見本)よりも一段濃くなって(上に乗せたベルトの切れ端)チャコールグレーになりましたので、優しい黒、だと考えるといいでしょう。
ただ、デザイン的にはプレーントゥやサイドゴアブーツのような装飾のないツルンとしたデザインですと、
雨の日のビニール長靴のようになってしまうので、フルブローグ、セミブローグ、のような装飾の多いデザインやUチップなどオフタイム向きのモデルを選ばれるといいでしょう。
中段左の2つは、焦がし、です。焦がしと言っても実際に熱で焦がしているわけではなくて焦がし色を加えて付けています。一種の中古加工の一つですから、綿パンやデニムなどとも相性がいいはずです。
シボの付いた型押しの革は、これ、オリーブグリーン。でも茶系の一つとしてゆるく捉えましょう。カントリーブーツやチャッカブーツなどが合うでしょう。
下段、左はスウェードのネイビー。はい、ロックンロールの名曲ブルー・スウェード・シューズです。上段の表革の紺に比べると少し明るめの紺です。
中のオレンジはベロア。スウェードよりも毛足のある厚革ですので、やっぱり一番ふさわしいのはデザートブーツでしょうか。オレンジと捉えると抵抗感があるみたいなので、レンガとか柿の色、と考えると、守備範囲は広がるでしょう。
右は、ベロアの白。ホワイトバックス、です、ウォークオーバーです、レンガソールです。分かる人だけ分かるかな。
白については、単色の靴よりも、コンビの靴の一つの色と考えたほうが使えるでしょう。コンビの靴として、よく使われるのは、サドルシューズやウィングチップですね。これはデザイン的に、切り替えが前、中、後ろ、と3分割しやすいからです。コンビ(コンビネーション)は何も2色使いとは限らず、3色使い、4色使いも可能です。実際4色使いはやった方がいました。ちなみに何色使っても追加料金はかかりません。どなたか5色使いに挑戦してみますか。

はい、加筆終わりです。

この11色で靴を作ると、6,600円off。
つまり、現在の短靴標準価格が46,200円なので、39,600円、となります。ブーツは4,400円増し。

もちろん、いろんな事情で、野沢のいう気持ちはわかるけど私はやっぱり黒か茶しか頼めないんだよね、
という方も多いのも理解できますので、
11色以外の他のどの革を選んでも4,400円off,と、
例年通りのオフプライスキャンペーンも実施します。

さらに、いつも好評のリペア料金15%offも例年同様に実施です。
ただし基本料金がかなり値上がりしてまして、オールソール交換が20,900円~、ですので、
15%引くと17,765円~、ということになります。

キャンペーン期間は6/1から7/10(月)まで、です。
ただし南陽市ふるさと納税券利用はキャンペーンの対象外とします。

ということで、概要は以上のとおり。

キャンペーンの意図についてお話ししますが、
話は倶樂部余話【416】に詳しく書きましたので、
ここではその最後の部分を抜粋します。

(前略)
 紳士靴の雑誌がスーツ回帰を言い始めたということは、逆に言うとビジネススタイルも変わり、革靴をスーツスタイルだけでなくあらゆるスタイルに履こうとする姿勢がすっかり定着したということにほかならなりません。ボトムにしてもウールトラウザーズばかりでなく、デニムやチノなどの綿パンに革靴を合わせる姿はもう当たり前です。むしろスニーカーやコンフォートシューズよりも仕事できるように見えるし、背筋がしゃんと伸びてかっこいい。スマートカジュアル、トランスジェンダー、いろんな理由はあるだろうけど、紳士靴は黒と茶だけ、という固定概念はもう取り払おう。婦人靴並みとはいかないまでも、他の色にも挑戦しよう。その後押しをこのキャンペーンでは特化してみたい。しかも黒と茶以外の変わり色の靴は既製品ではほとんどないから、宮城興業のオーダーシューズのシステムは大きな武器になります。
 はい、決まりました。今月のイベント。靴を作ろう!!~変わり色に挑戦しよう。同時開催で、綿パンを作ろう!!~変わり色の革靴に合わせて。(弥)

ということです。

以下には、変わり色で作った靴の実例をいくつか添付して、想像力を広げていただきます。
考えるだけで楽しいはずです。


6月のイベント。今年の「靴を作ろう!!」夏のキャンペーンは “変わり色に挑戦しない? ” この11色にチャレンジで6,600円off。他のどの色でも4,400円off。リペア15%offも例年どおり実施。7/10(月)まで。

6月の下半身催事2は、メインイベントの「靴を作ろう!!」です。
今年は「変わり色」に着目しました。

男の革靴といえば、黒か茶、という固定概念を外してみましょう。
この11色を選びました。
左上から、キップのネイビー、グリーン、グレー、ホワイト、
中段、焦がしベージュ、焦がしレッド、型押しオリーブ、スコッチのホワイト、
下段、スウェードのネイビー、ベロアのオレンジ、ベロア・ホワイト。
この11色で靴を作ると、6,600円off。
つまり、現在の短靴標準価格が46,200円なので、39,600円、となります。ブーツは4,400円増し。
キャンペーンの意図は後ほどお話します。

もちろん、いろんな事情で、野沢のいう気持ちはわかるけど私はやっぱり黒か茶しか頼めないんだよね、
という方も多いのも理解できますので、
11色以外の他のどの革を選んでも4,400円off,と、
例年通りのオフプライスキャンペーンも実施します。

さらに、いつも好評のリペア料金15%offも例年同様に実施です。
ただし基本料金がかなり値上がりしてまして、オールソール交換が20,900円~、ですので、
15%引くと17,765円~、ということになります。

キャンペーン期間は6/1から7/10(月)まで、です。
ただし南陽市ふるさと納税券利用はキャンペーンの対象外とします。

ということで、概要は以上のとおり。

キャンペーンの意図についてお話ししますが、
話は倶樂部余話【416】に詳しく書きましたので、
ここではその最後の部分を抜粋します。

(前略)
 紳士靴の雑誌がスーツ回帰を言い始めたということは、逆に言うとビジネススタイルも変わり、革靴をスーツスタイルだけでなくあらゆるスタイルに履こうとする姿勢がすっかり定着したということにほかならなりません。ボトムにしてもウールトラウザーズばかりでなく、デニムやチノなどの綿パンに革靴を合わせる姿はもう当たり前です。むしろスニーカーやコンフォートシューズよりも仕事できるように見えるし、背筋がしゃんと伸びてかっこいい。スマートカジュアル、トランスジェンダー、いろんな理由はあるだろうけど、紳士靴は黒と茶だけ、という固定概念はもう取り払おう。婦人靴並みとはいかないまでも、他の色にも挑戦しよう。その後押しをこのキャンペーンでは特化してみたい。しかも黒と茶以外の変わり色の靴は既製品ではほとんどないから、宮城興業のオーダーシューズのシステムは大きな武器になります。
 はい、決まりました。今月のイベント。靴を作ろう!!~変わり色に挑戦しよう。同時開催で、綿パンを作ろう!!~変わり色の革靴に合わせて。(弥)

ということです。

以下には、変わり色で作った靴の実例をいくつか添付して、想像力を広げていただきます。
考えるだけで楽しいはずです。