今回から定番品が値上がりしました。
これ、全部じゃないです。11ページ中5ページだけ載せました。レディスもあります。
私はリネンの太ボーダーを頼もうと思ってます。
定番の無地ホーズはメールや電話でも受け付けます。
いつもはオーダーシャツのイベントと絡めるのですが、
次のイベント、オプションフェアが4/11–4/29と半端な時期なので、
ソックスの受付期間は別に単独で設定しました。
4/21(月)で受付を締め切って、まとめて発注、GW直前に届くように予定しています。
一足から受け付けます。お気軽にどうぞお問い合わせください。
カテゴリー: 07.ネクタイ・ソックス・帽子・マフラー・手袋
出来上がり紹介。この2ヶ月の間の仕上がり品です。スーツ、ジャケット、トラウザーズ、シャツ、帽子、ソックス&ホーズ。
まずスーツから。
Iさん、秋冬物のバラケ群から一番最上級のエルメネジルド・ゼニアのチャコールグレーをチョイスしました。
無地ですが、よく見ると1mm方眼の極細格子柄になっています。
Sさんは、10月にキャンペーンした葛利毛織のsuper120’sカシミアタッチのフランネルから、ミディアムグレーの杢色をご指名いただきました。
フラノの名門foxにも劣らぬほどのミネラル調な杢グレーの色調が美しいです。
Kさんから、季節感なく通年で着られる生地を、というご要望で、
迷うことなく英ハリソンズのフロンティアをお勧めしました。ピンヘッドと呼んでいる刷毛目格子の無地、明るく写ってますがチャコールグレーです。
こちらのKさんからは、スリーピース+スペア付、の豪華4点セット。
生地は葛利毛織ご自慢のヘビーウェイトなダブルクロス。
ちょうど1年前に作ったマイクロヘリンボーンはチャコールブラックでしたが、
今回はその色違いの濃紺でのご注文。
ん、どっかで見たことある生地だぞ、はいそのとおり、野澤屋100周年記念に仕掛けたあの生地です。
別注生地じゃなかったの、まだあったの、と、疑問の方もいらっしゃるでしょう。
確かに当社が別注して織ってもらった分はとうに売り切れたのですが、
葛利さんは葛利さんの売る分として生地の在庫を持っていたのです。
今回はそちらの生地を分けてもらいました。
ジャケット。
ハリスツイード。デニムブルー色の無地です。
無地と言っても凄まじく色が混ざっているので、ルーペで拡大しました。
いつもながらすごいですね。Nさんのご注文。
こちらはYさんのハリスツイード。今年の新色です。
グレーベースの無地っぽい極小格子ですが、拡大してみると、グレーの色は見当たらなくて、
白と黒とモスグリーンと金茶、の色が発見できます。
トラウザーズ。
9月にキャンペーンしましたカノニコのキャバリーツイルです。
左のチャコールは、ウエストの大きなSさんの1タック、
右の淡ベージュは、細身のHさんのノータック、
同じ生地なのに、全く趣が違うのが面白いですね。
シャツに行きます。
Sさんの3枚口。左2枚はリンクルフリー生地のバスケット織りでユーロBDの衿。
右はド定番100/2の白ブロードで、Newセミワイドのスナップダウン。これはグッドアイデアです。
オプションフェア中でしたので、ポケットチーフ、白蝶貝ボタン、スプリットヨーク、のオプションを無料でお付けしました。
こちらはちょっと珍しい生地を選んでくれたYさんのシャツ
ウール100%。テックウールと呼ばれる素材で、こういう解説が付いてます。
「特殊加工によりウォッシャブルを可能にしたウール素材で、イージーケア、ナチュラルストレッチ、接触冷感、消臭の機能を兼ね備えています」
色はオフホワイト、衿はNewセミワイドラウンドチップをボタンダウンに変更しています。細身のYさんなのでぴったり目に作りました。
シャツの最後は今日届いたばかりの2枚。
カリビアンコットンシルバー100/2Gのドビーストライプ、同じもの2枚で、
ボタン穴&ボタン付け糸の色指定だけサックスとオレンジに付け分けています。
どっちがどっちか、分からなくなっちゃいますよ、という私の一言が効いたみたいです。
衿型は旧来タイプの衿の大きなセミワイド。こっちのYさんはネック43の大柄なのでその方がいいのです。
久しぶりに帽子のオーダーが入りました。
随分前にお作りしたジャケットの残布を取っておいてくれたSさんから2つのご注文。
6枚ハギのキャップに寒さ対策の耳当てを付けた、私のアイデア品を気に入ってもらいました。
ボタンはこちらで手配しないといけないので、手元の引き出しを探ったら、昔別注した水牛ボタンが出てきました。SavileRowClubの文字入りです。懐かしいな。
最後はソックス&ホーズ。ハリソンから。
今回は5名のご注文が集まりました。
フェアアイル柄の厚手のウールホーズ4色、御夫婦で、メンズとレディスのご注文。
たまたま今日履いて見えられ、あったかくてとってもいいです、と喜んでいただけました。
コットンのアーガイル、5ダイヤライン入りのインターシャと、
コットン・ボーターアクセントカラー入り。
どちらも従来型のパターンですが、すべて2024AWの新色に変わっています。
なかなか写真では伝わりませんが、左の2つが今回ハリソンから新提案の最高級ウールホーズ。
右は比較の意味で従前のクラシックリンキングのリブ編みホーズを並べました。ふくらはぎのシェイプの立体感の違いがおわかりになるでしょうか。
平編みとリブ編み、一足ずつ、試しに私が頼んでみました。追々テストしてみます。
ハリソンからの解説をコピペします。
<240本 薄手 毛 秋冬春>
世界初!爪先自動リンキング仕上げの240本ハイゲージロングホーズ。
ドレッシーな薄手タイプ。クラシックリンキング縫製。
通常はミシン縫いする爪先部(足指の上部分)を、機械で一目ずつ自動縫製していますので、
余分な縫い目がなく嫌なごろつきが全くありません。
ハリソンが世界で初めて導入したイタリア・ロナティ社の爪先自動縫製装置「SbyS」付きハイゲージ240本ダブルシリンダー靴下編機で編み上げました。
ふくらはぎを締め付けすぎないよう段階的に着圧を調整したこだわりの「クラシックシェイプモデル」。
240本の超ハイゲージ靴下は、一目一目の編目が細かく、非常にドレッシーな本格派ドレス靴下です。
国産のビジネスソックスは、200本から220本の編地が一般的ですので、それらとは一味違います。
また、かかとのずれを少なくするため、時間をかけてかかと部分を大きく編み込んでいますので、履き心地も快適です。ハイクォリティなインポートシューズには、それにふさわしいハイゲージのドレスホーズをお薦めします。
ニュージーランド産メリノウールの高い品質は、類稀な山岳放牧地の自然環境から生まれています。
オフスケール加工していますので、ソフトでチクチクせず、冬暖かく、夏爽やかです。
ウールの特徴を熟知したファッションの達人は、年中ウール靴下を愛用しています。
ということです。自信たっぷり、でしょ。
今回のソックス&ホーズはご注文分だけで、店売りはありません。
取り寄せはできますので、ご希望の方はお問い合わせください。
ふうっ。出来上がり紹介、取り急ぎ、このへんで。
ご注文いただきましてありがとうございました。
(改定)入荷速報。リズ・クリスティLiz Christy(アイルランド)の新作スカーフ、Braganの3色、届きました。
「モネを巻く人」が30年のロングセラーのハンドウィーバー、リズ・クリスティLizChristyですが、
モネの絵画だけでなく、地元アイルランドはモナハン出身の画家の絵画や地元のランドスケープなどからインスパイアされたスカーフをいろいろ提案しています。
新作ブラガンBragan もモナハンの丘陵地スリーブ・ビーグSlieve Beaghの風景が
アイデアソースになっています。
※ブラガンBragan 29,700円
パープル、モスグリーン、ブルー、の3色。サイズは幅21cmx長さ170cm+フリンジ10cm。
経糸はすべて共通の配色でコットン糸をセット。緯糸にドネガルウールを織り込んでいきます。
同じ経糸の綿糸にウールの緯糸を色違いでヘリンボーン織を施しています。
エッジの折り返し処理で手織り感が伝わります。
☆パープル
二つ折りのループに先端を通すいちばん簡単な巻き方です。5秒でできます。
ご来店いただいたCさんにモデルをお願いしました。
☆モスグリーン
首に二重巻きして先端を結びます。前側から巻き始めるのがコツ。慣れれば30秒で巻けます。
経糸がコットンなので毛100%のようなボリュームがなくて、コンパクトに巻けます。
160cmでも180cmでもなくて、170cmという微妙な長さが「うまいなぁ」と感じます。
☆ブルー
アスコットタイと同じ結び方。ネクタイのように結んで後ろ側(タイだと小剣側)を持ち上げて結び目の後ろを通して前に垂らします。モデル、私です。
両端の長さのバランスを取るのが難しく2分ぐらいかかりますが、結びが緩まないので首に密着できます。綿糸で結び目がコンパクトにキュッと巻けて大きな玉にならないので、この巻き方ができます。
ここでも170cmという長さがいきてます。
リズ・クリスティのコレクションはユニセックスですが、その色使いから女性需要が多く、
男っぽいものを、というお願いを実現してくれたのが、このブラガンです。
ポリューム感がないので、ビジネスシーンで使えますし、カバンにもしまいやすく、また春先でも使える、と、結構万能じゃないかな、と期待してます。
こんなランドスケープらしいです。
——————————————————-
一緒にモネのスカーフ、睡蓮、が一枚だけ入荷してます。33,000円。
10月の、シャツを作ろう!!~リンクルフリー・フェア。10/11(金)~10/28(月)。対象生地に限り2,000円off。
出来上がり紹介。カシミアセーター編。
6月に開催したユーティーオーのオーダーカシミアの受注会での作品を紹介します。
これら、予定よりもずいぶん早く7月に仕上がったのですが、
まだ暑いのにあんまり早く紹介しても、ということで、掲載を控えていました。
8月も下旬になりましたので、そろそろいい頃合いでしょう。
Sさん(女性)から2枚のご注文。
左は袖リブのボタンなしカーディガン。チャコール。着るとこんな感じです。
右はボトルネックの大きなベスト。オフホワイト。こんな感じです。
Yさんご夫妻。左、レディスはワイドリブのタートル。オフホワイト。全体像はこう。
右は、メンズのVベスト。色がわかりにくいのですが、コーヒービーン。焦げ茶ですね、いい色でした。
左はOさんのレディスベスト。Sさんと同じベストですが、こちらの色はサンドベージュです。
右は、Sさん(男性)のVネックプルオーバー、浅いVですね。オフホワイト。ここの白は真っ白じゃなくてとても優しいトーンの白なので、男性でも気負わずに着れます。
IさんのVネックベスト。オレンジ。2月の作っていただいたレモンイエローの色違いです。
右はツートンのネックウォーマー。黒と赤、だとドラキュラみたいじゃない?、って言ったら、
だって、黒とオレンジじゃ永遠に不滅なプロ野球チームになっちゃうでしょ、と返されました。
洒落の強いIさんらしいチョイスであります。
こういうものです。
最後は、受注会後にKさんから頂戴したオーダー。レッグウォーマー。サンドです。
ギフトとしてお使いになられるようです。
久しぶりのカシミアセーター受注会。しかも夏の開催でしたが、
このようなご注文を頂戴しました。
ありがとうございました。末永くご愛用ください。
次回の開催は未定ですが、個別のご注文は常時受け付けています。
納期は1ヶ月ぐらいでできますので、ご興味ある方はいつでもお問い合わせください。
相談に乗ります。
いよいよスタート。古いアランセーターいろいろ、販売開始します。まずは店内で。
webでの掲載は順次進めますがまずは店内で。
こんなものを売ります。まずは8月限定です。
今回出すのは、すべてPadraig O’Siochainが手掛けたGalwayBayProducts社の商品で、
ほとんどがアラン諸島のイニシイアとイニシマンの2つの島で編まれたものです。
(一部、アイルランド本土のWexford(Loch Garman)であるれたみものもあります)
編まれた時期は1970年代から90年初頭ですので、当然ながらもう存命の編み手はおりません。
まずはカシミアのアランセーターをご紹介します。
ブランドラベルはCELTIC ART。Aran Islandsのカシミア専用ブランドです。
この在庫を私がGalBayの倉庫にあるのを発見し、入手したのが2000年に入った頃で、
その後何度か販売会をしましたが、そのときにサンプルとして非売品扱いにしたものやサイズが悪くて売れなかったもの、など、を、今回5枚放出します。
価格は4-10万円台、と、物によって幅があります。
次はプルオーバー。
AranIslandsのデッドストックです。残った理由はいろいろでそれは口頭でお話します。
4-10万円台。
カーディガンです。
デッドストック(売れ残り)、サンプル放出、セカンドライフ(中古品)、と、いろいろです。
価格も程度によっていろいろでして、千円以下のものから8万円台まで。
何ヶ月か前には、これらを一斉にweb掲載して華々しく販売スタート、
なんて考えていたのですが、
こんなにバラバラなものをwebに載せるのは実に大変でして、とりあえず8月にまずは店内のみで販売することにしました。
とはいえ、ご来店前にいろいろ聞いてみたいという方も多いでしょうから、問い合わせは受け付けます。
で、最初のお問い合わせはなるべくメールでお願いします。聞きたい内容を記入して、実名と電話番号を添えてください。
で、こちらからのお答えですが、サイズや色などの簡単なことは画像付きのメールで、難しいことや時間のかかることはお電話で、ということになります。一枚一枚のプロフィールがすべてバラバラなので、大変なんです。ご理解ください。店内販売のみ、を原則としたことがわかっていただけるとありがたいです。
帽子やポンチョも、サンプル非売品扱いにしていたものを今回は放出します。
価格応談です。
最後は特典映像。
6月のこと。一緒にいるのは、アイルランド人のターラック・オシォコンTurloch O’Siochainくん。
そう、私をアランセーターの道に歩ませた人生の恩人パドレイグ・オシォコンPadraig O’Siochain氏の孫です。
何と言う縁でしょう、大学でホッケーチームのコーチをしている彼は日本人女性(愛知県一宮市出身。そう葛利毛織のところ)と結婚し、長期休暇で来日、静岡まで私に会いに来てくれました。奥さんと2歳の娘の三人で。
彼の父、つまりパドレイグの四男ルーリィRuairi O’Siochainとそっくりなんで笑っちゃいました。
ちなみにそのときテレビ電話で話したルーリィは父のパドレイグと瓜二つになってたんでまたまた大笑いです。
昼間のファミレスで、大の大人がビール飲みながらテレビ電話で英語で大声で泣いたり笑ったりしたら、どうなるでしょうか。
お店の人から、これ以上騒ぐと退席していただきます、と、怒られました。掛川駅近くの某ファミレスにて。