入荷速報。レディスのベーシックな白シャツ。万能の必需品は熊本の人吉シャツから。ファクトリエby Hitoyoshi。

レディスのファクトリエを続けて紹介しておきます。
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基本のキ、ともいえるベーシックなシャツ、
メンズのオーダーシャツを手掛ける熊本の人吉シャツの製造なので、
シルエットや縫製などはもう申し分ないのですが、
私が思うに、このシャツの成功の秘訣は、ブロードではなくツイルの生地を採用したことでしょう。
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一般に無地の白シャツというと、まず思い浮かぶのは平織りのブロード素材ですが、
ここであえて綾織りのツイル生地をチョイスしています。糸自体は細番手なので綾織りでも全く厚手になるということではありません。
ツイル生地を採用するということで、
女性らしいドレープ感がよりよく出てきて、
しかもシワになりにくい、アイロンが掛けやすい、透けにくい、
という特性が備わりました。
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白無地だけでなく、ギンガムチェックも同素材でサンプルが入荷しています。
価格。白無地12,000円(税別)、ギンガム13,800円(税別)です。

ファクトリエのサイトでの解説は以下に。
白無地ギンガム

ぜひ当店でご試着ください。


入荷速報。レディスの春ニットは、テンセル+カシミアのとろとろ素材。ファクトリエより。

レディスのニットです。正確に言うと、ニット生地のカット&ソーですが、
ロックミシンの後にさらに縫製を掛けるという細かい技で、
新潟・五泉のフォルツ・ニットの製作です。
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複雑な組成で、テンセル80%カシミア9%ナイロン8%ポリウレタン3%。
テンセルというと、何だか石油などからの化学繊維のように誤解されていますが、原料は木材パルプ。だから天然から出来た糸です。
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そこに艶やかなカシミア、ストレッチ性のあるポリウレタンなどを混紡していて、
メンズではここまでとろとろふわふわした素材感は使いにくく、
レディス向きの素材でしょう。
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Vネックが11,000円、カーディガンが12,000円(ともに税別)と、
何とも手頃な価格に収まっています。
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ブラック、ネイビー、グレー、の定番色に加え、
サンド、ロイヤルブルーも個性的です。
ファクトリエのサイトでの解説はこちら

サンプルが届いてますので、ぜひご試着を。


スーツ生地の新提案。これさえあれば365日着られます。勝手に「ションヘル365」と名付けました

顧客との会話から新たな着想に至るということはよくあることでして…

ドーメルの新作「アマデウス365」のバンチを見ていたお客様からの話
「365日という考え方、は今までにないコンセプトで良し。
そのコンセプトから9オンスの綾織り、という生地が生まれてくるというのは面白い。
ドーメルだからこの価格になるのは理解できるが、そんなに変わった色柄じゃなくてもいいので、もう少し手頃な価格での提案はできないものだろうか」

ということで、葛利毛織のションヘル織りの生地のコレクション約500柄を
「9オンスの綾織り」という切り口で片っ端から探しなおしてみたら……

あったあった、アマデウスと同じsuper100″sの糸で9オンス強の綾織り、しかもどベーシックな色柄が。
これなら365でいけますね、
「これさえあれば365」
ということで、勝手に「ションヘル365」と名付けて、ここで新提案することにしました。

☆無地。ネイビー、チャコール、グレー、の3色。
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☆細いヘリンボーン柄。遠目からはほとんど無地。同じくネイビー、チャコール、グレー、の3色。
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参考価格(シングル上下)は、
バジェットラインで69,000円(税別)、
クオリティラインで83,000円(税別)、
レディス82,000円(税別)です。


入荷速報。スーツ生地、葛利毛織(くずりけおり)の春夏物新作、当店独自のパタパタ展示ができました。

当店のスーツ生地、英国素材はドーメルとハリソンズから取りますが、
国内モノの調達はもっぱら一宮の葛利毛織からの一本やりです。
旧式のションヘル織機でスローに織られる膨らみのある服地、
ファクトリー直販のリーズナブルでスピーディな仕入れ、
と、葛利さんには感謝しっぱなしです。
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この春夏物も約100種類の色柄が生地見本として届きましたが、
ドーメルやハリソンズよりもずっとずっと小規模ゆえの多品種少量生産ゆえ、
パンチと呼ばれる見本帳にドサンとまとまっていては、なかなかその詳細が分かりにくい。
ということで、当店30年の経験から、いったんこのバンチを分解して、
たくさんに生地見本を、価格帯や生地の種類、無地、ストライプ、チェック、などに分けて自分なりに編集し直して、
こういった生地見本の一覧を作ります。
自分では勝手にこれをパタパタと呼んでいますが、
100枚の生地見本をこのような形にするのに、丸2日かかりまして、
昨日夜にやっと出来上がりました。
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手間は掛かりますが、こうやって丸二日間服地に触れながら、
どのお客様にどういう生地を勧めていこうか、あれこれと考えることもできて、実は絶好の予習タイムになってるのです。

ということで、春夏物のスーツ、受注の準備がこれで整いました。
どーめる、はり
ファクトリーの納期がかなり掛かるようになっていますので、
どうか早め早めにご検討下さい。
お待ちしてます。

 


レポートとご案内。シュー・シャイン・サンデー(靴磨きの日曜日)、実施です。

二回目のシュー・シャイン・サンデー(靴磨きの日曜日)を
2/12(日)に実施しました。
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一日中の来客で、大盛況。
幸い、お客様の来店時間がちょうどいいペースで、重なることもなく、
シューシャイナーの渡邉クンは朝から晩まで休みなく磨き続ける一日でした。

今後も毎月第2日曜の開催を原則とします。
次回は3月12日(日)です。どうぞご予定下さい。


入荷情報。ウールジャージ一枚仕立てのライトジャケット。ファクトリエby丸和ニットから。この生地でこの縫製はなかなか真似できない。トラベルにも理想的な全季節対応です。

このジャケットはすごい。
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写真じゃわからないでしょうが、実際に見てみて、着てみて、
そしたら、実感してもらえるはずです。
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ファクトリエのブランドですが、
この生地は和歌山の丸和ニットだけが編める「バランサーキュラー」という特殊生地。スムースな動きのできる薄手のメリノウール100%です。
この生地を縫い代なしの特殊なミシンで接合縫製。なので出っ張りのないフラットな仕立てです。
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だからフィット感のあるタイトなシルエットでも全くきついストレスを感じない。
真冬や真夏は難しいかもですが、でもオールシーズン着られるし、
畳んで丸めてもシワになりにくいので、
トラベルジャケットとしても使えます。
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こいつはなかなか真似できないぞ、まいったな、というのが正直な感想です。

ぜひご来店のうえ、実際に試着してもらいたいです。

紺とグレーの2色。37,000円(税別)。

解説のサイトはこちら。
(このサイトからも直接に購入できますが、
当店経由でご購入の場合には特典がありますので、
事前にご一報いただくことを推奨します)