入荷速報。ジェイミーソンズJamiesons、ようよく到着です。モネ、ターナー、に続き、ゴッホも登場。新モデルZipJacketもあり。

英国シェトランド島のジェイミーソンズJameisons、2025年バージョンの提案です。

まず丸首プルオーバー。今年の価格は43,780円(税込)です。
色サイズがかなりありますので、現在の在庫状況はwebShopをご覧ください。
モネとターナーをリピートしました。このブランドで同じものの繰り返しは当店では異例なのですが、
予想以上のヒットに、一年待っても手に入れたい、という声が続出し、
需要に対し供給が行き渡っていないことに使命を感じ、今年一年に限りリピートします。
☆まずこれ、モネ・ホワイト。



モネの睡蓮。

モネ「印象・日の出」。印象派という言葉の由来にもなった作品です。
なので、私は、この配色に「モネ・ホワイト」と名付けました。
メンズでここまでのパステルカラーは冒険でしたが、こんなフレンチな中性的なカラーリング、
ジェイミーソンズをすでに持っている方にも新鮮に映るはず、と思い、取り上げました。
ホワイトと言ってもさらしの白ではなくてナチュラルな無染色の白、ホワイトシープのホワイト、Jaimiesonsのカラー番号#104です。
サイズ38″を着てみました。パツパツで、私には小さいですね。


ナチュラルカラーのカラーシェイドです。HarleyのVoeTrueと同じ原料と思われます。


☆次はターナー・イースリット。eeslitは現地シェトランドの言葉で、ピーターの会話からはイーセットみたいに聞こえます。Jaimiesonsのカラー番号#105,ベージュ系の無染色な色に付けられている色名です。粗挽きのオートミール、という感じです。


やや男性的にそして英国的になりますね。これをターナーになぞらえました。
ターナーは印象派よりも30年ほど前の作家ですが、印象派に大きな影響を与えたと言われています。
ダブリンのナショナルギャラリーでは毎年1月にターナーのコレクション展示があり、私の訪愛とちょうど日程が合うことが多いので何度が訪れています。
サイズ42″を着てます。私にはやや大きめですが、私はこのサイズでも着ますね。

☆さて、今年の新色。ゴッホ・イエローです。モネ・ホワイトやターナー・イスリット、というなら、なんでゴッホ・イエローがないのよ、という有力者のご意見があり、そりゃもっとも、と、ゴッホ・イエローを追加しました。ochre=黄土色です。




あの、モネ・ホワイトとかターナー・イースリットとか、私、勝手に名付けていますけど、ゴッホ・イエローという言葉は美術界には実際に存在しているんだそうです。それくらい、ゴッホといえばイエローです。これは聞きかじった話ですが、ゴッホには若干の色彩障害があって、彼の見えてるイエローは我々の見ているイエローとは少し違っていたらしいという話を聞いたことがあります。
サイズ40″を着ています。私にはジャストサイズです。


☆4色目、ルノワール・ヘロン。ヘロンheronは鷺(サギ)で青みのあるミディアムグレーです。
昨年の持ち越し在庫が少しだけあります。



サイズ44″を着ています。


ここでサイズの説明を。今年の展開は36″から44”までの5サイズ。
今まで首後ろのブランドネームにはおかしなサイズ表示が付いていて混乱を招いていたので、今年からそれを外してもらいました。多分日本では当店だけの特別措置だと思います。
サイズはブランドラベルの裏のウールマークの下に書いてあります。

36″(日本のメンズXS・レディスS-Mに相当) 胸囲92cm・着丈61cm
38″(日本のメンズS・レディスM-Lに相当) 胸囲96cm・着丈63cm
40″(日本のメンズMに相当) 胸囲102cm・着丈65cm
42”(日本のメンズLに相当) 胸囲106cm・着丈68cm
44”(日本のメンズLLに相当) 胸囲112cm・着丈71cm
ただ、いつも言うように、ココのユニークな特徴として、二回りほど大きく編んでおいて、洗って縮ませて手編みのような立体的な風合いを醸し出す、ということから、仕上がりサイズは他社のセーターに比べてかなり不安定です。あくまでも標準的な目安だとお考えください。
やむなくモデルになっています、私・野沢のプロフィールは、年齢67歳、身長164cm、体重72kg,胸囲98cm、ウエスト87cm、首が長くなで肩で胴長、腕は短くシャツの裄丈で78cmです。
あ、ここでひとつ、言わせてください。この色柄にモネやターナーやゴッホの絵画を結びつけての説明は、これは私・野沢の全くの勝手なひらめきでありまして、Jamiesonsから示唆を受けたわけではありません。
同業他社の方々に印象派とかモネとかの表現がパクられてもこれは2年目なのでまあ仕方ないと諦めますが、Jamiesonsがそう言っている、というような事実ではないことは盛らないでください。お願いします。

さあ、もう一つ、新提案はジップジャケットです。価格54,780円(税込)です。
ベースカラーはスレート(屋根瓦のグレー)です。サイズ別の在庫はwebShopをご覧ください。



届くまでちゃんとできているか、心配でしたが、頼んだ通りに仕上がっていて、安心してます。
アウター風にしたかったので、ポケットはサイドに付けました。
サイズ44を着てみました。私にはでかいです。

フードは付けずに衿だけです。ジッパーの上下で衿の大きさや形に変化が楽しめるようにしています。

自分で言うのもなんですが、大成功、です。予想していたよりもずっといい。
待ってた甲斐がありました。


さて、よもやま話。例年通り昨年12月初めに来日した社長のピーター・ジェイミーソン、まずは嘆きから始まりました。乗り継ぎ時間が短すぎて、人間しか間に合わず、できたばかりの最新のサンプルを乗せた荷物が2日遅れてようやく今朝届いたばかり。「昨日の客とは商談もできず、Jack(私のこと)が新作を初めて見せる客になったよ」(私は嬉しかったけどね)
一昨年この精緻な新柄と斬新なカラーリングを考えた企画担当者は、この島で生まれ育った30代の若い女性スタッフ。英国の専門学校を出て就活中にコロナになったため生まれ故郷のこの島に戻ってきたそう。デザイナーでもありプログラミングもできて、とても貢献している様子。会ってみたいな。
あとは、かみさんが大腿骨をまた負傷して、今度は本土で大手術なんだよ、なんて、ほんとによもやま話に花が咲く。
ところでピーター、このセーターの柄、一体何色ぐらい使ってるの、ものすごく複雑だけど。
彼は即答でした。これは予約会の時のクイズにしましたね。
正解は13色。
いいかい、Jack、うちのジャカード編みのマシンは14色セットできるんだ。で、安全のために最端の一色分を空ける、だから13色。私驚いて曰く、たった13色で何十色もあるかのような多彩なパターンを組み上げられるのか、すごいね。Peterウィンクして曰く、それもパタンナーの腕の見せ所なんだよ。


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