出来上がり紹介! 2026.05.~08. 夏だって仕事してるんです。

今回でようやくリアルタイムに追いつきます。

5月の末には、GWで受注したニコラス・モスの陶器が届きました。


こんな感じでnewspaperなどに包まれて入ってきますので、
一つ一つ中を確認するのが大変です。

 
多すぎてすべてを載せていません。Lawnシリーズなどバラエティ豊かなご注文、
テディベアの限定柄で、フォトフレームと電気スタンドのご注文、
羊など動物柄で電気スタンドやボウル、カップをまとめられた注文、
など、特徴的なものだけを載せました。
次回のオーダー会はクリスマスに合わせて11月に開催の予定です。
我が国でニコラス・モスを恒常的に扱う唯一の店が当店です。ぜひご予定ください。

 

これは何かというと、ブレイシス、わかり易い言葉でサスペンダーです。

英国アルバート・サーストンの受注会が東京某社であり、
このウールフェルトの注文を顧客2名から頂戴しました。その一部が届きました。
それなりの値段ですが、面白い現象が起きまして、現地の先方サイトで買うよりも
日本で買うほうが安くなるという逆転現象が発生しました。
発注時と納品時で、価格の値上がりと急激な円安という変化があって起きたものです。
代理店さん経由の品だったから良かったものの、直輸入でこういう事が起きたら笑い話ではすみません。
こわいこわい。



Iさんからはベスト単品のご注文。スーツ、ジャケットの中に着たいということで、
カノニコの夏物防水ストレッチのマイクロ千鳥のチャコールをチョイスしました。
あ、前開きのこういうベストは正式にはウェストコートと言います。
で、残布が出たので、お揃いで帽子も作っちゃいました。

6枚ハギのキャップ。夏らしく通気性の良いメッシュの裏地です。
さらに、これに気を良くしたIさん、ずっと昔に作ったジャケットの残布を持ち込まれて
もう一着ウェストコートのご注文です。

懐かしい生地です。リネンツイード、私がアイルランドのジョン・ハンリーのミルで直接買い付けてきたもの。
20年以上前です。
これは白Tシャツなどの上に単品で着ることになるので、背中も共布で仕立てて、尾錠も付けました。

今シーズンの新しい生地、英ハリソンズのスプリング・ラムで作ったYさんのスーツです。
強撚糸でカッチリと織られていて、硬くて重たいのに抜群な通気性がある、という素材。
夏物なのにspringなんて変だな、と思ってハリソンズのサイトを見てみたら、
このスプリングはバネのことらしい。バネのように弾む素晴らしい弾力性を表現しているそうな。
ちなみに原料は最古の英国原種羊といわれるチェビオット種。そりゃ弾むわけだわ。
興味のある方、ここにspring ramの動画がありますので、ご覧ください。

Yさんからは同時にトラウザーズ単品のご注文も頂戴しました。
ちょうど私がその時履いていた生地を見て、それとおんなじで、ということで、
困ったときのフロンティア、無地のように細かいピンヘッドのチャコールです。
30周年記念ラベルが付きました。


そう、このフロンティアでのスーツのご注文もあります。

これも無地のようなピンヘッドで上記のYさんトラウザーズの色違いでブルーグレーです。

トラウザーズ単品のご注文を続けます。Sさんから2本のオーダー。
先述のIさんと同じ伊カノニコの夏物防水ストレッチの生地です。

アウトの1タックで、通気性も考えて、風通しのいいように少しゆったり目に作ってます。
納品直後にすぐに連絡があり、とても気に入ったので、同じものをあと2本作ってください、
とのご注文。夏物なので在庫が心配でしたが幸い確保できたので、ただいま制作中で10月に仕上がります。

さて次の4つはこの春夏期から始まった新型シャツジャケット。シャツファクトリーで作るジャケットで、
シャツ代金に26,000円追加するだけで作れるのです。

 
Oさん、ハードマンのリネン素材でシアサッカーのストライプです。
こういう生地はどうしても汗汚れがあって黄ばんだりして、意外に長持ちしないのが常ですが、
これはシャツ素材だし、水洗いもできるので、そういう心配がありません。
袖裏もないので、中に半袖のカットソーやニットを着ても
ジャケットの袖裏が素肌の腕にべったりくることはありません。


Kさん、こちらは同じシアサッカーでも、コットンの紺無地。無地のサッカーという大穴的な生地チョイスです。

お腹の大きなIさんのシャツジャケット、フィッティングが大変でした。
というのも、シャツファクトリーで作るので、肩幅、胸囲、胴回り、のヨコの寸法はいじれなくて、
着丈、袖丈、というタテの寸法だけがいじれる、という制約。
腕の見せ所でしたが、いかがですか、うまくできてるでしょ。あ、これも紺無地コットンサッカーです。



シャツの生地の中にはテックウールと言って、シワにならずに通気性抜群のウール素材があるんです。
その紺無地を使ってシャツジャケットを作れば、いい意味で季節関係なく、一年中羽織れる簡単な羽織で出来上がります。福井県に引っ越した古い顧客Hさんのご注文です。

 

仕様変更で大リニュアルの「靴を作ろう!!」キャンペーン。事実上2年振りの靴イベントです。
以下に紹介するのは、すべて新仕様、通称「SQ化」した靴であります。
ま、見ただけじゃ何が変わったのかはわかんないんですけどね。
 
これはサンプル代わりに最初に作った私のサイドゴアブーツ。新型SQ ラストです。
前にもいいましたが、サイドゴアブーツは、キング・オブ・シューズ、というのが私の持論です。

 
同時に作った、こちらは新MDラストのチロリアン。今まで不可だった乗せ甲が可能になってくるぶしラインも下がったので、格段に履きやすくなりました。
ホワイトソールで、レッドウィングとかダナーとか、安藤製靴とか、そんな感じで、オールデン一辺倒だった従前のMDのイメージとは変わりましたね。



Hさん、竪琴型の甲のステッチが特徴的なアデレードスタイルのセミブローグ。SQ化した新ESラスト、色はネイビーです。

Iさん、女性からのオーダー。23E。タッセルスリッポン、色はグリーンです。
SQ化で、くるぶしを当たらないように下げて、かかとに床革を仕込んだことから、
かかとの細い女性にも対応しやすくなりました。
細かいところですが、タッセルも以前よりも細長くて格段にかっこよくなりました。

Tさん、6つ穴Vチップは、どオールデンという感じの王道スタイルです。


Iさん、宮城興業のサイトにサンプルとして載っていた画像から、これズバリで、というご注文。
型押しのムラ染めの革、ビブラムのブラックソール、ストームウェルトのダブル巻き、はすべて有料オプションです。


Nさん、廃番になったCS品番を彷彿させるシンプルな3つ穴のプレーントゥ。27.5-3Eなので長く見えます。
バーガンディの色合いが、赤みが弱まりました。

最後はシャツ。エコノミーのイベントの前に受けた分です。


テックウールのシャツの白です。Yさん、前回気に入って2枚目です。
この素材の色違いの紺でシャツジャケットを作った方がいましたね。
色が違うとずいぶんイメージが変わります。


Aさん、6つの色柄で、それぞれ長袖と半袖、のご注文でした。

Mさん、白3枚はカリビアンコットンシルバー100/2G。
手前は、リンクルフリーフェアに絡めてストライプ生地をチョイス。

さあ、ここまでで、なんとか追いつきました。
お次は、シャツのエコノミーがドカンと届きます。

 

 

 

出来上がり紹介。2026.01.-05.分

年が明けて2026年です。5月の仕上がり分までご紹介します。


川根のKさん、タブカラーをご所望。タブの留めはループ&ボタン式とドットスナップ式、
どちらかの選択となりますが、悩んだ末にドットタブを選ばれました。正解だと思います。ループ式のほうがクラシックで本格的なように見えますが、鏡に写しながらの手先の感覚が難しくて一度留めるのに悩んでしまうと結構苦労したりします。生地はおなじみのカリビアンシルバーのドレス向きのオックスフォード、白無地です。


同じくKさん、ローファーのご注文もいただきました。4Eには見えないスッキリとして仕上がりです。
タブカラーとローファー、って、なにかイメージしている姿があったんでしょうかね。


東京都Fさんのジャケット。廃番決定でセール価格になったW.BillのPhoenixから茶ベースにサックスブルーの大柄チェックです。袖口本切羽で最下部ボタンホールだけサックスブルーでかがっています。Fさんのアイコンオプションになるのでしょうか。


焼津のIさん。当社100周年のときに提案した葛利毛織のダブルクロス・シルク混・ヘリンボーンのネイビーの生地がまだ葛利の在庫に残っていたので採用しました。やっぱりこの生地、重たいけどいい艶ですね。製造はアルデックス。

清水のKさんもアルデックスでジャケット。以前に作ったハリソンズのフロンティアの紺ジャケがかなり傷んできたので、買い替えましょう、ということで、同じくフロンティアで今度は以前よりも明るめの紺無地を選んでいただきました。まさに、困ったときのフロンテイア、ですね。



鎌倉のTさんが今度はご次男を伴ってご来店。2年前にはご長男を連れて見えて、略礼服を作りました。その時には葛利のカシミア混のクロを那須で作りまして、今回の弟バージョンも同様に、というご注文でしたが、体格的に那須では難しく、今度はメルボに出しました。


焼津のIさん(前述のIさんとは別人です)。コーデュロイのトラウザーズを作りたい、ということで、
じゃあ福田のコーデュロイハウスで好きな生地を買っておいで、そしたらウチで作ってあげるから、と提案したら、それは面白い、ということで、早速磐田市福田まで直接に赴いて生地を持ち込まれました。
太畝のミッドナイトネイビー、かなりヘビーですが、ずっしりといい感じに仕上がりました。
生地がだいぶ余ったので、帽子もお揃いで作りました。クラッシャブルなハットタイプです。

レディスシャツの仕上がり。左、東京のIさん、お得意のスタンドカラー。以前作ったカリビアンシルバーマイクロヘリンボーン、そのときはブルーでしたが、大変気に入っていただいたので、今度は白で、全くの色違いでおんなじスタイル、というオーダーでした。
右は葵区Iさん、当店では大人気のトーマス・メーソンのブルーのブロード。この生地で一体何枚作ったんだろう、ありそでない、の代表選手ですね。これだけ濃いブルーはなかなかないんです。


年2回のソックス・ホーズの受注会で集まったご注文です。パステルカラーのアーガイル(男女とも)は新色。麻混のソックスは新柄が出るたびにオーダーが入ります。
クラシックリンキングのコットンリブホーズは定期的なリピーターに支えられて毎シーズン必ず注文があります。


清水Mさん。定評のカリビアンコットンシルバー100/2Gから3種。上から、ソフトなドビーオックスの白、マスクロヘリンボーンのブルー(この濃いめの色が他にはなかなかないんです)、ロンストのブルー。衿は3枚ともホリゾンタルワイド。


森町Cさん。レディスのトラウザースは英ハリソンズのフロンティアで2本。
どちらも今年の新色で、左はブラウンの杢糸の無地。右は無地調のピンヘッドでグリーンがかったなんとも言えない良い色合いです。レディスなので、ヒップのポケットは付けていません。


静岡市Kさん。レディスのスタンドカラーシャツ。リネン100%で、ということでいろいろ悩みましたが、伊アルビニのこの生地を選択。濃紺のタテ糸に白のヨコ糸の平織りでなんともグッドな色合いを出してまして、欧州素材ならではのカラーです。

磐田のOさん。やや厚めの定番的サックスブルー、だけどオックスじゃなくて、というご要望から、定評あるカリビアンコットンシルバーからバスケット織りの生地をお勧めしました。
なんとも普通のボタンダウンに見えますが、実は衿腰が一般的なBDよりも4mm低い衿をチョイスしています。首が太くて短い方に限ってお勧めしている衿型です。


出来上がり紹介もだいぶ追い上げてきました。次回でリアタイに追いつくでしょう。

新仕様の靴2足が出来上がりました。

イベント開催に間に合うように注文していた新仕様の靴2足が宮城興業から届きました。
7/16(木)のキャンペーンスタートまで、できるだけ履き込んで新仕様の改革を実感していきます。


☆SQ010サイドゴアブーツ


 新仕様の新ラスト「スクエアトゥSQ」の記念すべき一足目として迷わず選んだのがこのサイドゴアブーツです。
福澤諭吉が、片山虎之助のペンネームで著した「西洋衣食住」で「シウーズ」として紹介したのがこのデザイン、
着脱のしやすさとかかとが浮かない履き心地、まさに、キング・オブ・シューズです。
詳しくは拙稿・倶樂部余話【403】福沢諭吉のシウーズをぜひお読みください。

☆MD23チロリアン


 MD(宮城デン)も、仕様が改良されて、よりワークテーストに進んでいきます。その代表デザインとしてチロリアンを選びました。
 これも思い入れのあるデザインでして、私にとって3足目のチロリアンになります。
 一足目は、46年前、バリバリのポパイ少年だった私、大学を出て最初の冬のボーナスで買ったイタリア・ドロミテのチロリアンで、確かエディバウワーのマウンパと一緒に神田のスポーツ店で購入したものでした。これで東北北海道の出張に出かけました。
 二足目は25年ほど前。かの登山家・三浦雄一郎が親子3代にわたって愛用した安藤製靴のもので、錦糸町のお店には足繁く通って安藤さんと楽しく話をしたものでした。一昨年惜しまれつつ廃業されました。
 3足目の今回、ワークテーストを打ち出したくて、ダナーっぽくホワイトソールを装着しましたが、この感じどっかで見たよな、と、調べてみたら、安藤製靴によく似たものが出てきました。これもなにかの縁でしょうか。

もう少し詳しく話します。

最大のウリは、吸い付くようなかかと、です。
かかとのラインが内側に湾曲しているのが分かるでしょうか。
従来型(スエードのブーツ)と並べるととても立体的にできているのがわかりますね。
そして材料にボード材ではなくて床革という革素材を使用していて、
これが温度と湿度で変化しますので、履き込むごとに
よりその人なりにフィットして吸い付くような履き心地になる、ということなんですね。

履き口部分も大改良してます。手前が従来型ですが、これだとくるぶしが当たりやすい、
あるいは隙間が空きやすい、という、意見が多かったんです。
ですので、開口部を縦長にして、さらにくるぶし部分(特に内側)を下げて、
くるぶし下あたりに隙間なく吸い付くように改良しています。

スクエアトゥのラストについても少し。

左が新しいラスト、スクエアトゥSQです。右が従来型のチゼルトゥCSで、
今回のSQの登場に伴い、CSは休止となります。
従来のCSがややイタリアンなロングノーズのシャープなイメージがあったのに対し、SQはノーザンプトンスタイルのように、より丸みを帯びた優しいフォルムになっているのがお分かりでしょうか。
捨て寸もラウンドドゥESとほぼ同じになりました。そしてSQとESはラストの乗せ換えが相互に可能です。
これでCSの存在意義がなくなりましたので、休止となったわけです。

さて、あと一週間、まもなく、新仕様の概要がまとまり、受注開始となります。
キャンペーンの内容も決まりつつあります。
お楽しみにお待ちください。

出来上がり紹介。2025.10.-12.分

冬物になりました。今回は仕上がり順ではなく順不同でお届けします。


静岡市Nさん。法曹界のNさんはスーツは紺無地、と決めてらして、今回は秋冬のバラケ生地の中から伊ゼニアの細番手の生地をお選びいただきました。一見紺無地に見えますが、実は紺をメインにした多色ミックスの細かい格子柄、だから深みのある落ち着いた色合いが出るんですね。


静岡市Kさん。レディス。ギンガムにクレリックのラウンドカラーはKさんのアイコンスタイルになってきました。オプションフェア中でしたので、白蝶貝釦、金色のfourleaf刺繍を追加しました。


静岡市Yさん。カリビアンコットンgold 120/2Gの白無地、同じものを4枚、
と、伊カンクリーニ柄物2枚。

東京都Iさん(女性)。西麻布のアルデックス東京店にて採寸しました。ハリスツイードでセピアメランジのヘリンボーン、ディスコンの色柄で運良くバラケに価格落ちしていたのでピックアップしました。肩パットも抜いて芯地も極薄に、胸ポケも袖ボタンもなくしてシャツジャケ風に軽く仕立てました。


年2回のソックス受注会、25年秋冬での注文分です。ドレスホーズあり、ウールカジュアルあり、
右側はレディスの極厚フェアアイルホーズです。



磐田市Nさん。この衿は那須夢工房です。廃番のためマークダウンになった英W.BillのPhoenix販売キャンペーンに乗っていただきました。グレーベースに2インチのブロックチェックですが、柄合わせが見事ですね、那須夢の技術です。
 

静岡市Tさん。黒スウェードの3ッ穴チャッカブーツ。
F幅なのでかなり幅広ですが、そう見えないうまいシルエットです。


静岡市Iさん(レディス)。先に仕立てたアルデックスのスーツが大成功だったので、
引き続いて今度はダブルのジャケットです。
キャンペーン中のフェニックスPhoenixから明るめブルーの無地を選びました。


 
磐田市Iさん。葛利毛織の冬物ロングセラー、カシミアタッチフランネルの中から、
最も深い色のメランジのチャコールグレーを選びました。


静岡市清水区Mさん。キャメル色のジャケット、それもそれほど厚手じゃなくて、ということから、
伊カノニコのサキソニー並のウェイトの生地を選びました。


森町Y夫妻。コットンビエラ(薄手の綿ネル風)無地。夫はグレーを妻はブラウンをチョイス。ブラウンには焼き付けた猫目ボタンを付けました。


静岡市Mさん。フェニックスの生地で、羽織るように軽い仕立てで、というご要望をアルデックスにぶつけたら、こういうジャケットができました。肩パットも裏地もない、だけどシルエットは美しく、
よくできました、パチパチ、という一着です。


静岡市Mさん。久々のご来店、一番オススメの白無地の生地で、ということで、カリビアンコットンsilver 100/2Gの白ブロードを。一体この生地で何枚作ったんだろう、というお決まりの生地です。
Newセミワイドで先端が丸いラウンドチップ。いつ作ったかわからなくなる、ということで、じゃ作った年を入れましょ、で、2025を袖口にイエローで刺繍しました。
 

焼津市Kさん。リンクルフェアを利用して、リンクルフリーの生地を3つ選んでもらいました。
ピンオックス、オックスフォード、パスケット、なんですけど、この写真だとわかんないですよね。
ま、ご本人が区別できればそれでいいんですけどね。


川根本町Kさん。ドレス映えするオックスフォード、ということでやっぱりカリビアンコットンsilver100/2Gのオックスをお勧めしました。衿型は、いっぺんやってみたかった、というタブカラーをお付けしました。


島田市Sさん。白いVネックのカシミアセーターをオーダーいただきました。
UTOの北上ファクトリー製です。


富士市Oさん。フォーマル、ウィングカラーのシャツを2枚。
左はタキシード(ディナースーツ)用でスタッズ釦を付けられる仕様に。サテンの白無地で。
右はモーニング用なので普通のブロード生地で。


静岡市Yさん。カリビアンコットンsilver100/2Gロンドンストライプで釦付糸&糸穴をチャコールに。
水玉模様のジャカード白はシンプルに。リンクルフリーのブルーオックスは釦付糸&糸穴をブルーに。


白シャツが続きます。藤枝市Iさん。リンクルフリー白無地2枚。
左は綿100%ピンオックス、右はソロテックス(組成表記はポリエステル)を混ぜたストレッチ生地。


鎌倉市Tさん。葛利毛織の通年モノの定番素材、ナチュラルストレッチウール100%のチャコール無地。
これも今までに何着仕立てたかわかりません。

はい、ここまでが2025年の出来上がりです。




 

出来上がり紹介。2025.09.-10.仕上がり分

2025年、秋冬になりました。
仕上がり順に紹介します。


静岡市Hさん。Ⅰ型(いちがた)でフラノのネイビーブレザーを、というご注文。葛利のブリティッシュフランネルを使いました。
Ⅰ型はもう死語かな。VANの業界では、アメリカンをⅠ型、ブリティシュをⅡ型、と呼んだものです。
ブルックス・ブラザースの「ナンバーワン・モデル」をそのまま日本語にしたものでしょう。
写真のようなディテールですが、大きな特徴としては、脇のダーツがない寸胴モデル、そして後ろ姿がフックベント、であります。
私より2つ年上のHさん、40年前に当社「ケントノザワヤ」で買ったⅠ型のブレザー、人生最後のオーダーはこれ、と決めていらしたようです。次は、最後から二番目のオーダーで今度は夏のトロピカルでいかがてしょうか。


静岡市Uさん。こちらは葛利のカシミアタッチのフラノを使い那須夢工房で仕立てたスーツです。
このフラノ、グレー杢(メランジ)の色合いがほんとにいいです。英Foxのフラノの色合いを彷彿とさせるほどのミネラル感を感じさせてくれる絶妙のメランジです。


静岡市Aさんは、一度に一気に複数枚のオーダーをされます。同じ生地で長袖と半袖、とか。
簡単なように思われがちですが、実は一番間違えやすいご注文でして、ダブルチェック、トリプルチェクが求められます。併せて、今回は裾出しのリバディプリントもあって、8枚口になりました。

静岡県中部Mさん。叔父様からの注文靴のプレゼントです。一番スタンダードな一文字(キャップトゥ)。
紗乃織の蝋引き紐をこれから通すので、紐を通さないでの納品です。


静岡市Mさん。右、伊カンクリーニのブルー刷毛目ホリゾンタルカッタウェイ。左もカンクリーニのライトグレー無地ですが、衿型がちょっと変わっていて、スキッパースタイルでワンピースのボタンダウン。だから、衿と台衿がひとつのパーツ(=ワンピース)でしかも台衿ボタンがありません(=スキッパー)。


東京都Iさん、レディスです。常連さんなので近頃はメールでのご注文です。新柄のリバティプリントをスタンドカラーで。

 
藤枝市Kさん。廃番のため値下げになった英W.Billのフェニックスを使って明るめ紺で2インチ格子のジャケットをご注文。併せて濃紺無地のトラウザーズは、伊カノニコのライトウェイトのキャバーリーツイル(コバート)を使いました。乗馬パンツのようなコットンタッチのウール100%です。


東京都Mさん。偶然にも同じ日にKさんと同じ生地がカブりました。フェニックスです。
KさんとMさんですと、お住まいもお仕事も異なるので、出会う機会は99%ないと踏んで、この生地をオススメしました。


焼津市Iさん。私のお気に入りのハリスツイードの色柄がなんと廃番扱いでバラケ入りしたのでここで紹介した記事にいち早く反応してくれたのがIさんでした。クロとグレーの細かい格子柄でして、よーく見ると緑系の色が混ざっているいい色合いです。無地でもヘリンボーンでも大柄チェックでもない、でも、とっても合わせやすいハリスツイードです。


静岡市Tさん。医療関係の表彰を受けることになり、また、娘さんの婚礼が決まったことをきっかけに、スーツをご新調いただくことになりました。
英ハリソンズのプレミア・クリュPremireCruをお勧めしました。super120+cashmereのしなやかな生地です。秋冬素材に属しますが、実際には3.5シーズン対応可能です。色はやや明るめの紺の無地。厳粛な祝祭時には適してますね。



同時にモーニングに対応するグレーのベストもご注文いただきました。
え、モーニング本体は、というと、お父様の形見のモーニングを大直ししてお使いいただくことになりました。私も娘の婚礼には父が着ていたモーニングを着ました。おんなじですね。


次は、静岡市Iさん、レディスのスーツです。

レディスは男の私には採寸がとても難しく、また、それ用のゲージサンプルも作っていないことから、レディスのスーツの注文には、アルデックスから専門のフィッターとゲージサンプル数着を手配するのですが、今回は、Iさんと私で静岡から豊橋のファクトリーまで赴き、採寸と工場見学を実施しました。
既製服ではサイズ合わせが難しいIさんですので、スーツを作りたい、というお話を頂戴して、一年越しでようやく実現した一着です。生地は葛利のナチュラルストレッチ毛100%・チャコール、これは当店でもかなりの着数を売っているロングセラーです。



富士市のIさん。廃番でバラケに入っていたハリスツイード、グリーンを主体にしたカントリータッチのヘリンボーンです。パッチ&フラップの脇ポケットがツイードには合いますね。

 

 

 

 

豊橋市Aさん。キャンペーンを仕掛けた英フェニックスのブルー系生地(私とお揃い)のジャケットに
伊カノニコのライトなキャバリーツイル(covert)のネイビー杢を併せてのご注文。
スラントのチェンジポケットやアウト2タックあたりは、Aさんのアイコン的なディテールです。


磐田市Nさん。レディスのダッフルコートです。グローヴァオールの英国コレクションの中から選びました。キャメル色のとても軽い生地です。欧州サイズが適しているNさんですので、ご要望にお応えできてよかったです。

さて、まだまだ続きますが、一旦このあたりで。

出来上がり紹介。2025.09.仕上がり分

昨年9月からずっとサボっていた、出来上がり紹介です。
秋冬の販売、予約取り、そして発注、と、やっと一段落したので、ここらでまとめて、やっていきます。

まずは、夏物の終わり、というか、7月開催の「シャツを作ろう!!~エコノミー・サービス」の仕上がりが9月に届きまして、それを紹介します。細かい解説は省きますのでご了承ください。

 

 

 

撮り忘れたものが数枚あり、全部を載せられませんでした。私のがない、という方、すいません。

年々、多様化していて、毎年白とブルーの無地をほぼ定期的にご注文される方もいれば、
この際だから冒険しよう、と、生地を広げて検討する人もいたり、
ご覧のように、ドレスありカジュアルあり、メンズありレディスあり、無地あり柄あり、
衿型もいろいろですし、面白いです。

今年も7月にやります。年に一度のエコノミー企画です。ぜひご予定ください。