大阪の職人気質を現代に活かす「ハイペリオン」から、
いろいろと入荷です。
①パンツです。これ素材はデニム、つまり杢グレーのデニムなのです。
ウールのフラノにも見えるし、はたまたパイルのスウェットパンツにも見えます。
ということで、いろんな見た目に化けてくれるので、
上には紺ジャケでもニットでもブルゾンでも、
靴には、スニーカーでもチャッカーブーツでもオールデンでも、
なんでもござれ、の応用がきく一本なのです。\21,525。
②お得意のジャケット。大阪の上着職人による一人丸縫いです。
生地は英国ホーランド&シェリーのライトツイード。色はブラウン系です。数年前にも当店で仕掛けた生地で、これはホントに味のあるいい生地ですね。
裏地のない仕立てでポケットの付け方や切り口のカーブの具合など、手業が溢れています。
袖口は本切羽の未仕上げです。\63,840。
③おんなじものの色違いです。
こちらもホーランド&シェリーでグリーン系になります。
前肩に取った肩線、背側に入れたダーツ、イセ込み充分のパットなしの肩付け、と、技術の高さが分かります。\63,840。
④スラントのチェンジポケットが付いたタイプ。
フロントも大きくカットされています。生地は同じくホーランド&シェリーですが、紺とベージュとグリーンが複雑に混ざり合った美しいツイードです。
こちらは総裏お台場付き、でも肩パットはなしで、袖口本切羽です。\58,800。
※ジャケットは色合いが分かりにくいので、②③④をまとめて肩部分のアップで撮りました。
⑤最後は綿のコート。リバーシブルです。
紺の無地。ラグラン袖、脇ポケは斜めに、と、ドレスコートのディテールですが、
これをひっくり返すと……
このように、ブラックウォッチ柄のチェックに。セットインスリーブ、パッチ&フラップの脇ポケット、と、マック・コート風のディテールに変わります。
リバーシブルコートって、結局、二兎を追う者一兎を獲ず、になりがちなのですが、これはなかなか両方とも使えそうで、しかも綿の二枚使いがバリバリとゴム引きのような味わいを出してくれていて、いい仕上がりです。コート丈88cm、\48,300。