極薄のドネガルツイード100%wool。着丈90cm,フリーサイズ。47,300円(税込)。
2配色。A.ブルー系、B.ナチュラル系、と、呼びます。
アイリッシュの長身モデルさんが着ると膝の見える丈ですが、156cmの日本人が着るとちょうど膝の位置の丈になります。
拡げると、大きな一枚布(縦175cm横145cm)の真ん中に衿パーツとトグルボタン(ダッフルボタン)を縫い付けたという、
とてもシンプルな作りだということがわかります。
(この構造を知っておくと畳むときに役立ちます。16分の1にきれいに畳めます。)
生地の大きさ、重さ、縦横のバランス、などなど、を、計算ずくでこのサイズに仕上げるのは、
ケープ一筋60年の長い経験がなせる技なんです。
これがA.ブルー系。ドネガルものっぽい色使いです。
ツイードと言うと誤解を受けそうなほどの薄手の生地です。重たくもないしチクチクもしないです。
前に垂れた部分は肩の上に回すこともできます。うまく摩擦が効くので、落ちてくることはないです。
B.ナチュラル系。いわゆるモノトーンものですが、ベースの白色は真っ白ではなくてとても優しいナチュラル、
アイルランドで言うところのボイニーンbaininです。
2024年はこの2配色の展開、価格も少し下げました。
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ここからは、2023年の原稿を再掲します。
コロナでの中断もあって、3年ぶりに訪れたダブリンの展示会。
もちろん成果はあったのですが、一番落胆したのが、古くからの常連メーカーがことごとく出展を取りやめていたことでした。(あとで聞くと、出展料の高騰が一因のようで、決して業績不振が理由ではないようです)
そんな中で、90歳に近づいたジミーの笑顔を見たら、もう嬉しくて嬉しくて、涙が出てきちゃったんです。
30年前には毎年のように東京のホテルでアイルランドの展示会があり、私も恩師パドレイグ・オシォコンとともに出展者のサポート側に回っていました。そのころのことを知ってるのも、もうジミーぐらいになってしまいました。
ジミー、会えてよかったよ、お礼になんかオーダーするね、ということで、
当初の計画にはなかったのですが、とってもアイルランドらしいケープがあったので、
迷うことなくこれを注文したという次第。
あ、ジミーと写真撮ってなかった。また会ったときに忘れずに撮ろうね。
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