アイルランド・ドニゴールはキルカーのスタジオ・ドニゴール(Studo Donegal)から、
今年もひざ掛けが届きました。
このひざ掛け(英語ではニースローknee throwといいます)、
ずぅっと前から知ってるのに昨年まで仕入れをしなかったのは、
私の先入観による怠慢だったと反省してます。
「ドネガルツイードってことは、見た目はキレイでも、
どうせごわごわで肌触りもチクついて良くないんだろう」との思い込みから、
見るだけで触ってみなかったんですね。
ところが触ってみて、驚いた。
糸はアランセーターに使うような剛毛でなくソフトなメリノ糸だし、
織りも、手織り機でゆっくりと編むので、空気を含んでふっくらと軽く織られている。
つまり、見た目とは大違いのハイクオリティでラグジュアリー。
食わず嫌い、ならぬ、触らず嫌い、なのでした。
しかも、幅110㎝という手織り機ならではの半端な寸法が、
よそにない使い勝手のいいサイズになっている、というオマケまで付いていたのでした。
更に今年の新柄は驚きの柄です。
ヘリンボーン織りを基調にしながら、両横によろけた柄を入れ込みまして、
なんとも不思議が柄ゆきを醸し出しています。
手織りじゃなけりゃできないでしょ。
写真では立体的にうねっているように見えるかもしれませんが、平面で撮ってるんです。
まるでニューグレンジの遺跡のよう、と思った方はかなりのアイルランド通です。
このよろけ柄が2色、グレー系とセピア系、
独特な配色が魅力のチェック柄が2色、マウンテン系とフルーツ系、
の全部で4柄です。
ひざに掛けて良し、肩に掛けて良し、の110 x 155cm。25,200円。