アイルランド・モナハン在住のリズ・クリスティLiz Christy女史が、
手機機で織り上げるスカーフです。
2月にサンプル的に少しだけご紹介しましたが、その今シーズン版が到着しました。
2種類あります。
☆モネ・スカーフ

リズと言えばモネ、彼女が十数年にわたり織り続けている代表作で、
モネの数々の名画からインスパイアされた美しい配色のスカーフです。

提げ札には「睡蓮」を始めとしたモネの絵画の名前とシェイド(カラーリング)が記されています。
フリンジの部分にカラフルに見えているのが縦糸で、これがコットンの2ブライ糸で、
一体何色使ってるの、というくらいの色数が入っています。
横糸はウール、モヘア、アンゴラを混ぜたループ状のブクレ(まだら)の特殊糸で、
これが独特の凹凸感を出しています。





サイズは春に紹介したモノよりも大きくしました。男性も巻けます。
40 x 200cm(フリンジ含む)。
13,965円。
☆アイリッシュ・ヘリテージ・スカーフ

モネのスカーフを売り言葉にしてきたリズですが、
モネはフランスですし、糸もイタリア、という点を本人も気にしていたようです。
で、新しいコレクションは、アイルランドらしさ盛りだくさんで、
ピュア・アイリッシュネスな作品となりました。
発想の元はやはり絵画で、19世紀末に活躍したアイルランド・ロスコモン出身の画家、
ロデリック・オコナーRoderic O’Connerの
1884年の作品「The Farm at Lezevan」からのインスパイアです。
縦糸に入っているカントリータッチだけどとてもカラフルな糸は、
これもアイルランドはキルケニー県グレイグナマナ在住の
「色の魔術師」フィリップ・クッシェン(とても楽しいオヤジで、私の古くからの飲み仲間です)
によるクッシェンデールのウール糸。

横糸は、フィッシャーマンのマフラーとキャップのところでも紹介した、
ドネガル県キルカーのDonegal yarn社のメリノウールのツイードネップ糸。

ということで、発想、材料、織り手、全てがアイルランド、という弩(ど)アイリッシュなマフラーが出来上がったのです。

サイズは、22 x 180cm(フリンジ含む)。12,915円。
☆シープ・ブローチ

モネ・スカーフの横糸に使っているブクレ糸を利用して作った羊のブローチです。
1,050円。