月例エッセイ「倶樂部余話」を更新しました。第436話「色は色々」。

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2月もよろしくお願いいたします。


緊急連絡。次シーズンの予約、締切を延長します。


お悩み中の方が多いようなので、以下のように延長します。

ジェイミーソンズJamiesons 2/11(火/祝)まで延長
ハーレィHarley of Scotland 同じく2/11(火/祝)まで延長
ヨーツェンJoutsen 2/3(月)まで3日間だけ延長

以上です。

次月の予約会ですが、
取り急ぎコーディングスCordingsのモールスキン色展開が決まりました。
継続色は、オリーブ、ネイビー、利休鼠、
新色は、かつてやりましたブラウンに決定しました。
廃色はコーン。
以下の色は輸入商社としては継続しますが、当店での展開は見送ります。ただし注文分だけはボツ覚悟で良ければ受注可能です。キャメル、ブラック。

取り急ぎ。


タンナー・ベイツTanner Bates (England)の10年ベルト。webShop掲載にあたり書き直しました。

10年ベルトと呼ぶにふさわしいベルトです。

英国のTannerBatesという職人3人だけの小さなところです。
イングランド南西部、コーンウォール半島の付け根あたり、デヴォン県ダーティントンという片田舎の町にあります。

ここの5mm一枚革のベルト(幅32mm)です。一枚革なのでステッチも接着剤もありません。
革は、英国唯一の樫の木でのタンニンなめしの英国牛革。
樫の樹皮(oak bark)でのタンニン鞣しは、アカシアなどに比べても大変浸透しにくいので12ヶ月以上もかかりますが、その分どんな樹液より引き締まった革に仕上がります。
小物などには加工しにくい革ですが、それがベルトには最適な素材となります。
過日姫路のタンニン鞣しの現場を見学してきましたが、改めてこの革の凄さが理解できました。

ようやく見つけた「10年ベルト」、29,700円(税込)です。それなりの価格ですが、10年使うので、2,970円、ひと月248円、です。
7つも穴があるので、中心穴でのサイズも合わせて申し上げますと、
XS=28″(71cm)~中心穴31″(79cm)~34″(86cm)
S=30″(76cm)~33″(84cm)~36″(91cm)
M=33″(84cm)~36″(91cm)~39″(99cm)

穴がたくさん余っちゃう人のために補助用のベルトループが予備にひとつ付いています。
紛失しないように保管しておいてください。
それから、製品にはブルームと呼ばれる蝋が白く吹いています。磨かずにそのままの状態でお渡ししていますので、お好みでブラシで刷り込んでください。

在庫を持つのはブラックだけです。バックル(ステンレス)もシルバー色のみ。
ナチュラルとブラウンは、半年ごとの受注発注ですので、メールにてお申し込みお問い合わせをお願いします。

何しろすごい革なので、話し始めるとキリがありません。
細かい能書きを知りたい方は、先方のサイトをご覧いただくといいでしょう。
なめしのYoutubeもあります。見ているだけで匂いそうです。

このブランド名 Tanner Bates って、どういう言葉かわかりますか。
まんま、タンニンなめし、という意味なんです。
すごい気概だと思いませんか。


ブランドの紹介はこちらもご覧ください。



在庫状況はwebShopでご確認ください。


 


改定。ゴッホ・イエロー追加決定。次冬の予約会、1月は3ブランド。その2は、ジェイミーソンズJamiesons。北海に浮かぶシェトランド島から届くフェアアイルセーター。2025年の提案はモネとターナーの継続と、同柄新色新型の最新作、の2本立てです。

モネ・ホワイトやターナー・イスリット、というなら、なんでゴッホ・イエローがないのよ。
という有力者のご意見があり、そりゃ尤もだ、と、考えを改めました。
ということで、ゴッホ・イエロー、この色が追加になります。カタチは丸首プルオーバーです。


枚挙に暇なし、ですね。



よもやま話、たくさんあるんですが、それは後回しにして、まず予約会の内容をお話します。

英国シェトランド島のジェイミーソンズJameisons、当店からの2025年の提案は二本立てです。

その一は、モネとターナーのリピートです。このブランドで同じものの繰り返しは異例なのですが、
予想以上のヒットに、一年待っても欲しい、という声が続出し、
需要に対し供給が行き渡っていないことに当社の使命を感じ、あと一年に限りリピートします。
☆まずこれ、モネ・ホワイト。



モネの睡蓮。

モネ「印象・日の出」。印象派という言葉の由来にもなった作品です。
なので、私は、この配色に「モネ・ホワイト」と名付けました。

☆次はターナー・イースリット。粗挽きのオートミール、という感じです。


この2色です。
さらに詳しい解説は2024年入荷時の記事をご覧ください。(ルノワール・ヘロンは今回は募集しません)

来年の販売価格は未定ですが、予約の方に限り、今年の価格36,000円(税別)での提供をお約束します。
と言いつつ、二匹目のドジョウは追いすぎると墓穴を掘るということが経験上わかっていますので、
基本的には予約に重点を置き、店売りの数は最低限に抑えます。ぜひお申し込みください。
女性からのご要望も多い(特にモネは)ので、サイズは34″から46″までの7サイズで受け付けます。
34″(レディスS),36″(レディスM).38″(メンズS), 40″(M),42″(L),44″(LL),46″(3L)が目安です。

あ、ここでひとつ、言わせてください。この色柄に印象派のモネやターナーの絵画を結びつけての説明は、これは私・野沢の全くの勝手なひらめきでありまして、Jamiesonsから示唆を受けたわけではありません。
同業他社の方々に印象派とかモネとかの表現がパクられてもこれは2年目なのでまあ仕方ないと諦めますが、Jamiesonsがそう言っている、というような事実ではないことは盛らないでください。お願いします。

さあ、もう一つ、新提案はジップジャケットです。
実はサンプル画像が間に合ってません。デザインのイメージはこれです。

アラン模様の画像を拝借しました。フードを付けるとパーカーになりますが、
フードは付けずに衿だけです。ジッパーの上下で衿の大きさや形に変化が楽しめるようにしています。ボタン式のカーディガンですと前立リブがホリゾンタルな柄の良さを邪魔してしまうのですが、
ジップにすればリブがないのでスッキリします。アウターらしさを出すのにサイドポケットを付けるつもりです。
で、注目の新色がこの2色。

実はパターンはモネやターナーと同じ柄で、その色違いの2025年新色です。
もちろん未だにマーケットには出てないNewest colourです。
ベースカラーは左がスレート(屋根瓦のグレー)と右がポートワイン。
セーターになったときの感じはこういう感じです。

カタチはこれではなくジップジャケットですのでご注意。奇しくもカーディガンの前立リブが柄を阻害するという実例がご覧いただけます。
価格です。出し値そのものは普通のプルオーバーの約4割増なので普通なら優に5万円代になりますが、
ここは直輸入で事前予約、とのメリットを活かし、予約のご注文に限り、49,940円にて承ります。
サイズは36″から46″まで。ただし36″と46″の端サイズは生産中止の可能性があります。

ご予約締切は1/31(金)です。
いつも言うように、当店が実施する予約会は、
予約金手付金等不要で、入荷直後までのキャンセルは可能です。
ご来店での受付を原則としますが、リピータの方に限り、メールでの受付が可能です。
お問い合わせはこちらのフォームより。

なお、ジェイミーソンズJamiesonsについてのブランド紹介はこちらをご一読ください。

さて、よもやま話。12月初めに来日した社長のピーター・ジェイミーソン、まずは嘆きから始まりました。乗り継ぎ時間が短すぎて、人間しか間に合わず、できたばかりの最新のサンプルを乗せた荷物が2日遅れてようやく今朝届いたばかり。「昨日の客とは商談もできず、Jack(私のこと)が新作を初めて見せる客になったよ」(私は嬉しかったけどね)
昨年この精緻な新柄と斬新なカラーリングを考えた企画担当者は、この島で生まれ育った30代の若い女性スタッフ。英国の専門学校を出て就活中にコロナになったため生まれ故郷のこの島に戻ってきたそう。デザイナーでもありプログラミングもできて、とても貢献している様子。会ってみたいな。
あとは、かみさんが大腿骨をまた負傷して、今度は本土で大手術なんだよ、なんて、ほんとによもやま話に花が咲く。
ところでピーター、このセーターの柄、一体何色ぐらい使ってるの、ものすごく複雑だけど。
彼は即答でした。これはクイズにしましょう。
A. 13色。B.25色。C.37色。
答えは秋の入荷紹介のときに発表します。もちろん、ご来店の方にはすぐに教えます。

ゴッホ・イエローを追加しましたので、再度掲載としました。

 

 

 

 

 

 


お知らせ。「ファン感謝ディ」を開催します。次の週末 1/18(土)&19(日)。5Fのラウンジを貸し切って店を作ります。冬物の価格もいじります。

当店の「ファン感謝ディ」、知ってる人は知っているイベントです。
1年ぶりに貸し切りでやります。
次の週末、土日の二日間です。(1/18&19)
もちろんアポ無しで結構です、ご来店ください。

価格、見直し(値下げ)します。
今シーズンも売上はまあまあ順調ですが、
いつもより在庫が多いので、もうちょっと減らしておきたいのてす。

現段階ではまだはっきりいえませんが、
アランセーターの一部(Galway Woolの数枚)、ガンジーセーターの一部、
モールスキントラウザーズの一部、
なんかが目玉商品になる見込みです。

せっかくの貸し切りの2日間、この2日間に限っては、
本来値引きしないアランセーターやシェットランドセーター、なども、特別に10%OFFにします。
(オーダー(誂える)の部門は除きます)
普段は別場所で管理しているアランセーターは全てこちらに持ち込んであります。


webShopとも連携します。価格はすべて一緒にしてあります。リモートでもご注文できます。
(価格変更のため、前日のWebShopは閉店します。準備ができ次第、閲覧のみ可能にしますが、
ご注文は18日11:30より可能となるようにいたします)

すでに次シーズンの展示会がスタートしているブランドもあり、
来シーズンのコレクションの様子も念頭に置きつつ、
弱気なもの、強気なもの、入り混じっての価格付となります。


在庫内容はwebShopもご参照ください。

なお、当日は(揃える)部門の販売を優先しますので、(誂える)部門のご用命は日を改めていただくこともあります。



どうぞ奮ってご参加ください。

開店は両日ともに11:30です。
19日(日)は18時で閉店します。
画像は一昨年1月の模様です。