オーダーシャツ、新しくなったこと、など、ここで紹介しておきます。

オーダーシャツでは、生地の追加だけでなくて、
時々できることが増えたり、改良がされたり、
なかなか活発に案内が来ます。
このところでの変更点などをご案内します。

まず最初。デタッチャブル・カラーです。(+1,100円)

取り外しのできる衿ということですね。
英国の倹約主義が生んだアイデア、衿だけの取り換えができる仕様で、
当店でも30年くらい前に英国のハケットで買ったものを店に置いたことがありましたね。
スペア衿として、別に衿だけ作ること、もちろん可能です。3,300円です。
スペア衿は白無地だけでなく、いろんな色や柄が選べます。

次、本前立て。クラシック・プラケット・フロントclassic placket front。

こういう前立てです。
覚えている人も多いでしょう、ナイジェル・ケーボンのオックスのシャツなんかがこういう仕様でしたね。シャツの裾がトラウザーズの中でごろつかないように、という工夫です。3,300円の追加オプションです。

もひとつ、背中だけニット生地にする仕様。

アルビニのニット生地を背中だけに使います。
つまり背中だけポロシャツみたいに伸びるわけ。5,500円の追加オプションです。


最後は、オーバーシャツ。
2,200円の追加で、ジャケット代わりとして作れますよ、と、
ファクトリーもかなり力が入っているのが、オーバーシャツです。
まず、仕様変更です。

これ、気になっていたところなので、改良されてよかったです。
で、衿型も追加です。

つまり、よりジャケットっぽくできます。
更に、オーバーシャツ専用対応の生地というのができました。

はい、シャツ生地ではなくて、もうスーツやジャケットの生地のコレクションですね。
そして、マル秘テクですけれど、当店扱いのスーツやジャケット生地からも、オーバーシャツを仕立てることもできるようになりました。



だから、ジャケット生地としてご紹介した、ベンタイルやシアサッカー、
ハリソンズのSeaShellなんかもオーバーシャツのオーダーができるんです。

さあ、今シーズンはどんなシャツを作りましょうか。


 


オーダーシャツの生地、追加です。

春夏対応の新しい生地が追加になりました。主なモノを紹介します。

左列から、
※リバティプリント、7柄が追加です。
2列目上から、
※ハードマンリネンの綿麻のチェック。
※インディアンマドラスチェックでこれも綿麻。
※インディゴ染めのバイオブリーチとバイオフォッシュ。
中央の列で、
※伊アルビニのリネン100%無地、8色。
※3種のストライプ柄を合体したクレイジーストライプ、2色。出来上がりの写真を添えました。
その次の列、
※トーマス・メイソン。三子糸(3ply)のオックスフォード2色。と、麻29%の清涼素材、2色。
※スイスのアイスコットン。凸凹織りで、ヒンヤリ感あり。
最後は右端列、
※カリビアンコットン・シルバー。100/2G。定番のツイル無地素材のリニュアル。
※カリビアンコットン・ゴールド。120/2G。トリコロールカラーのストライプ、3色。

いつもよりも高解像度で撮っていますので、画像拡大で価格なども読み取れることと思います。




 


期間折り返しにつき再掲します。イベント。シャツを作ろう!~リンクルフリー・フェア。形態安定加工の約40柄を2,000円offで。レディスも。2/19(金)~3/21(日)。


オーダーシャツのイベントでは初めての企画で、
リンクルフリー・フェア、です。
リンクルは皺(しわ)のこと、フリーは「なし」の意味で、
リンクルフリーは、シワなし、でして、
形態安定加工を施した、俗っぽく言うと、ノーアイロンのことです。

すべて日本製で綿100%の約40柄。
12,000円または14,000円(税別)。
ここから2,000円offになります。
仕上がりまでは約2週間です。
期間は、2/19(金)から3/21(日)までのほぼ一ヶ月間、
と、ロングランです。

このリンクルフリー生地、発売当初は、
芯地が固くて熱に弱い、通気性が悪い、など、課題も多かったのですが、
改良が加わって、クリーニングもOKになり、着心地も一般のシャツ生地と変わらないように向上しました。
形態安定のシャツ生地はポリ混紡が多い中で、綿100%というのは割と少ないんです。
ワードローブの中に2.3枚ぐらい持っていると便利です。アイロン好きの私でもそう実感します。

この機会に是非。

初めての方はサイズ見本を試着しやすい服装でご来店ください。
リピートの方には、過去のデータを準備しますので、ご来店前にご一報いただけますと助かります。

 


入荷速報。オーダーシャツの生地、追加がありました。春夏物の新柄と定番生地のリニュアルです。

オーダーシャツの新しい生地が届きました。
今回は60柄、と、とても多いです。


左列:トーマス・メイソンの新柄。この大きさ、この色のギンガム、ありそでないです。伊製だけど英国的、のらしさが出てます。
中列:伊カンクリーニの新柄。真ん中あたりのはダブルフェイスです。腕まくりする人は是非。
右列:伊アルビニのドビーストライプ。こういうのを「昼夜柄」というのだそうです。ファクトリーから来たアンチョコで知りました。


左列:シアサッカー2色とマドラス調チェック2柄。
中列:抗菌消臭素材。
右列:多機能性ニット素材。

解説文を撮りました。


麻モノ、いろいろ追加です。
左列:好評のハードマンのリネンの一連。
定番無地リネン100%は今年は7色。リネン混のストライプもあり。
右列上:麻100%素材にシワになりにくい加工をしたもの。
右列下:伊レダの生地で、ウール53%リネン47%という珍しい組成です。


今回の入荷の半数を占める、ロイヤルカリビアンコットン・シルバーライン。
カリブ海産の世界的に有名な超長綿と同じ種から栽培された高級綿糸にガス焼き(ガスバーナーの上を一瞬間通すと微細な毛羽が焼かれてシルクのような光沢感が生まれる)を施した100/2(100番手双糸)を元に、
ファクトリーが特注した生地です。
左列:ブロードのボールドストライプ、ボールドギンガム、ロンドンストライプ。右列:定番無地のリニュアル。ヘリンボーン、バスケット、オックスフォード。いい光沢感です。

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先行してここでこっそり言っときますと、
概ね15,000円(税別)以上の上級素材が3000円off,もしくは、全品番オプション3つ無料の、選べる特典フェアが、3月15日から開始になるとの情報が入っています。
今のうちからご計画しておいていただけるといいでしょう。
ついでに言うと、リンクルフリーウェアは現在実施中で、これは3月21日まで終了です。お忘れなく。

 


出来上がり紹介。スーツ、ジャケット、トラウザーズ、シャツ、靴、そしてタイ。

物売りに忙しくて、出来上がり紹介が溜まってしまいました。
一気にご紹介です。
大きいものから順に。まずスーツ。

今春大学の入学式に臨む18歳のAさんに作ったスーツです。葛利毛織のウール100%ナチュラルストレッチのミッドナイトネイビー無地です。
未成年の方にスーツを作るのは正直あまり得意とは言えないのですが、ラガーマンの彼はかなりの大柄で既製品では合うものがなく、以前にお父上にスーツを仕立てた当店にお役が回ってきまして、お引き受けしました。
服というのは、大きい体の人ほどゆとり量を少なく取らないとダボダボに見えてしまいます。さりとて大きい人ほど窮屈に作ると動けなくなります。
特に若い人だとその塩梅がとても難しいのですが、なんとか喜んでいただける仕上がりでホッとしました。
コロナの影響で入学式があるのかどうか自体が微妙らしいのですが、
このスーツが晴れ舞台でお役に立てることを祈ってます。

ジャケットです。大きさも季節も正反対の2着。面白いものです。

小柄なKさんからは、ハリスツイードのジャケットのご注文です。インディゴブルーのヘリンベーンです。
デニムに合わせたいとのことで短めの着丈で仕上げました。


静岡を離れてもつながっているお客様も多いんです。
Tさんは静岡からご家族で東京に移られてしかもその後京都に単身赴任。
お正月の帰省も大事を取って新幹線でなく、レンタカー、
その途中に静岡に寄ってもらってのご来店です。
夏物のジャケットがヘビーローテーションでくたびれてきたので、いよいよ買い換えです。
おんなじ生地がいい、というご要望で、夏の売れ筋、カノニコのウールメッシュ素材です。
生地は同じですが、スタイルはよりかっこよく、フロントカットを大きめに、袖先を細く、と、大柄のTさん、数年前よりも体は大きくなっていましたが、
多分見た目は前のものよりもスッキリと見えているはずです。
真夏に冬物を、とか、真冬に夏物を、といった季節が反対のご注文は、お客様の都合で意外にあることなんですが、
そんなご注文にも難なくお応えできる、これはオーダーのいいところでしょうね。

トラウザーズです。
Yさん父娘のオーダーです。どちらも葛利毛織のブリティシュフラノやカシミア混のサキソニーを手配しました。

父の方から。左から、チャコール、ダークグレー、そしてトープ。
トープtaupeはモグラの意ですが、モグラ色っていうのもピンとこないので、
こういう色をトープと呼ぶことが多いです。

娘さんの方はミディアムグレーとダークグレー。どちらもやや青みのあるグレーです。
メンズの型紙から作ってますが、股上や裾幅などかなり女性向きにいじっています。

シャツに行きましょう。

愛知県のAさんから、再びリモートでのオーダーです。
左、カリビアンコットンシルバーラインの100/2G、サックスの細いロンスト。
生地入れ替えで3,000円offになった生地群から選びました。
右、トーマス・メイソンのブロード青シャツ。前にも言いましたけど、この青の色、日本の生地ではなかなか「ありそでない」色です。

白の無地オックス2枚はNさんのご注文。左右の2枚の違いを探しましょう。
左の生地、定番のピンオークスの真っ白。右はビンテージオックスの白でやや生成りがかっていて生地に重みや膨らみがあります。
左の衿型、ホリゾンタルカッタウェイ。右は、伊F社っぽい高い台衿にカーブの付いた色っぽい衿のナポリカッタウェイ。
左袖のイニシャル刺繍も微妙に変えていて、左はネイビー、右は少し明るい「ブルー」の指示です。
こういう間違い探しみたいな2枚オーダーは、うっかりしているとどっちにどっちだか、混同してホントに間違えやすいので、慎重に慎重に、オーダーシートを書きます。

靴です。

清水のYさんからのご注文。ご子息の婚礼のためモーニング姿の足元に新調しました。チゼルのラストでプレーントゥ。シンプル・イズ・ザ・ベスト、です。


伊豆のFさんからは、スウェードの紺のチゼル・フルブローグ、
♪one for the money, two for the show♪の”blue suede shoes”ですが、
特にFさんがエルヴィスのファンだというわけではないようです。

最後は今日届いたネクタイ。

これ2本口じゃなくて、一本です。Iさんからの小注文。
両端とも大剣のツインタイ、と言います。
普通に締めて使えますが、ループがないので、気になるようなら裏側同士を安全ピンで留めてください。

以上、出来上がり紹介でした。
ご用命ありがとうございました。

 


オーダーシャツの生地。約50柄が価格改定(値下げ)に。新規の追加も数柄あり。

ドゥワンソーイングとオーダーシャツの取り組みを始めて16年になりますが、
生地の値下げは初めてのことです。

在庫の処分や品番の入れ替えなど様々な事情で、約50柄の価格が改定されて、
今までの価格から一律3,300円off、となりました。レディスも同価格です。
内容は悪くなくて、長年定番として人気のある16,500円のカリビアンコットン100/2Gの数色(左上の方)や、
アルビニ、モンティ、レジューノ、カンクリーニ、などイタリア製の20,000円前後の生地など、
50柄もありますから、きっと気になる色柄が見つかるはずです。
この企画には期間の限定はないですが、処分に入った生地ですので、日が経つにつれどんどん品切れになります。どうかお早めに。

新しい生地の追加も少し入りました。

左、100/2ブロードのチェック。上は某英国ブランドのハウスチェックみたい、下はご存知ブラックウォッチ、MIさんのオハコ。
中、スイス製のストライプ柄。
右、伊カンクリーニのトロンとした生地。