もう多くを語ることもないでしょう。
ハリスツイード、今年の生地見本が到着です。
ジャケットで作るのが一般的ですが、
トラウザーズと合わせて上下で作ったり、
ベストも一緒に上中でオーダーしたり、
いろんな組み合わせで頼む方も多いです。
参考価格。ジャケットで66,000円(税別)より。
欧州の素晴らしい服地ですが、色や柄の揃えがバラけてしまった生地が
毎年生地問屋さんから放出されます。
(参考価格は税別表記です)
伊ゼニア(8柄)¥84,000~、ロロピアナ(15柄)¥78,000~、英ドーメル(1柄)¥78,000~、など、
名の通ったところばかり、色や柄にクセはありますが、
ファブリックは最高品質です。
9月になり、ジャケットやスーツに関心を持ってもらいたいので、
今年も昨年同様のキャンペーンを行います。
昨年の特典はホウキでしたが、
今年は、次の2つの生地で作ると8,000円off、と直情的にまいります。
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今週の出来上がりです。
Kさんから略礼服のご注文です。
葛利毛織のカシミア混ウールのフォーマル用の素材で、
秋から春まで、無理すれば夏でも、と、一番使える生地。
もう何人の人に勧めたことか、もちろん自分の礼服もこの生地で作ってます。
ピークドラペル、1つボタン、ノーベントの、礼服のルールを踏まえ、
祝儀のときには華やかさが出せるように、拝み合わせができるような仕様にしました。
寒い春や暑い秋にも、使い勝手の良いジャケットを、というYさんのご要望に、
提案したのは、スーツ生地を使ってジャケットを作るというアイデア。
というのは、ジャケット生地というのは、季節感を強調するものが多く、
春はより春らしく、秋はより秋らしく、となりがちで、
寒い春や暑い秋、という要望に合致しにくくなるからなんです。
で、英ハリソンズのカシミア混super100’s(330g)のPremierCruからジャケットにも向く色柄をチョイスしました。
女性のJさんですが、いつもメンズ仕立てのリネンの白シャツをオーダーされます。
ハードマンのリネン100%で、今回は2つボタンで衿越しの高いスタンドカラー、という初めての衿型に挑戦です。
綿パンのオーダーもメンズ仕立てですが、女性のCさんからのご注文。
伊Mianiのストレッチコットンで、膝裏を付けず、裾もミシンの三ツ巻にして、
水洗いのできる仕様にしました。レディスらしく、尻ポケットなし、です。
色違いで2本。何色、と言いにくい色ですが、あえて言うと、
右が薄キャメル、左は利休鼠、とオーダーシートに書き留めました。
利休色は、英語ならライトグレーベージュでしょうか。
そう、城ヶ島の雨の利休鼠ですね。城ヶ島は中学の遠足で行った懐かしい場所。北原白秋は、私の高校の校歌も作詞してます。
蛇足でした。
ご注文ありがとうございます。
どうぞご愛用ください。
午後便でシャツが届きました。
左、東京都のMさんからのリピートオーダー。リバティプリントでクレリックのラウンドのカッタウェイの衿。あ、メンズです。
中、山梨県のMさんから。なんの変哲もないような青いシャツに見えますが、さにあらず。ブロードでこの青はなかなかないんです、トーマス・メイソンならではの英国的なブルーです。
右の二枚は、静岡市のFさん、レディスです。ハードマンのアイリッシュリネンらしい、亜麻色とメランジのネイビーの色違い2枚。ネイビーの方は釦も同色にしました。
午前のハンガー便でアルデックスから届いたのは、
静岡市のYさんのスーツ。
英ハリソンズの夏の代表素材ミスティークで、グレンチェックにグレーのオーバーペイン入り。
柄合わせがピッタリです、さすがアルデックス。
自分のジャケットが仕上がりました。
英ハリソンズの夏のスーツ生地「ミスティーク」で作りました。
生地の紹介はこちらです。
スーツの生地バンチなんですが、ジャケットでも行ける色柄もかなりありまして、
ちょうど前に作った同じようなジャケットがかなり傷んできたので、
世代交代です。
衿のカタチを見て、どこのファクトリーで作ったものかを言い当てられる方、いらっしゃるでしょうか。
はい、これは、那須夢工房でお願いしました。下腕の細さでもわかったかも。
ハリソンズ「ミスティーク」参考価格、ジャケット73,000円~、スーツ105,000円~。
早くこれを来て街に出たいんですけれど。
デビューはモチョット先になるのかなぁ。
さて、このジャケットだけを載せようかなぁ、と思っていたところ、
静岡のY様のスーツとトラウザーズが届いたので、簡単に写真撮りしました。
スーツの上着だけ撮っても、実にサマにならないのですが、
ご容赦ください。
普通のスーツに見えますが、この生地、かなり特別です。
組成が、モヘア100%という珍しいモノ、葛利毛織さんの自慢の逸品です。
色も単なるチャコールではなくて、緑がかった糸の混じった一言で言えない複雑なカラーです。
価格もそれなりでして、葛利さんの生地コレクションの中でも一番高いものになります。
私、袖を通させていただきましたが、モヘア特有の光沢感シャリ感こそありますが、ションヘル織機のせいなのでしょう、硬いという感覚が全くありませんでした。すごいです。
葛利毛織「モヘア100%」参考価格143,000円~。
同時にY様から注文いただいたのが、綿パンでした。
伊のストレッチコットン30色から選びました。
ゴルフにも使いたい、ということでしたので、
水洗いのできるように膝裏地は付けずに仕上げました。
綿98%ポリウレタン2%。伊Miani製。参考価格23,500円~。
こんな感じで、今後はチョット積極的に出来上がり紹介をやつていこうかな、と思ってます。