入荷速報。葛利毛織(DOMINX)から2019年秋冬の新しい生地バンチが届きました。で、例によって、独自の解釈でバラしました。

葛利毛織(DOMINX)から2019年秋冬の新しい生地バンチが届きました。

当店のスーツ等の生地揃えは、その種類は決して多いとはいえません。
多ければいいというものではなく、私はむしろ少なければ少ないほど、お客様のためだと思っています。
欲しい一着の生地が見つけられさえすればいいのであって、
その選択肢は少ないほうが選びやすい、
自店の顧客のために予め選択肢を絞り込んでおく、つまりセレクトしておいてあげる、
本来セレクトショップというのはそういう店のことを指すものだと思います。なんでもあり、のことではないはずです。

国産の服地はそのほとんどを葛利毛織でまかなっています。
それくらい私は惚れ込んでいる、というか、信頼しているミルです。
紹介記事はこちら。

で、新しいバンチが届きました。
バンチというのはブドウの房の意味で、生地見本を一冊に束ねたもの。
写真中央の茶色いハードカバーがその外装です。
これを当店は分解してしまい、わかりやすく独自の順番に並べ替えてパラパラと見られるように作り変えてしまいます。
30年来これでやっているので、古い顧客はもともとこういうもんだと思っている方もいるかもしれませんが、
こんなことやってるのは多分日本でもウチだけだと思います。
よその店でも真似してくれて一向に構わないのですが、
未だに真似てくれる店が現れません。
ま、たしかにチョット面倒な作業ですけれど、私自身がこうやっておかないと生地の把握ができないというのも理由です。

スーツ生地、ジャケット生地、さまざま取り揃えて、
新しく約80色柄、継続定番が約50柄、その一覧が写真のようになっています。
スーツ参考価格、74,000円(税別)より。最高ランクで167,000円。


入荷速報。ハリスツイード、今年版の生地見本が届きました。

ハリスツイードの新しい生地見本が届きました。

新柄もいくつかあります。
ジャケット参考価格66,000~78,000円(税別)より、です。

と、情報としてはそれだけなのですが、
ブランド紹介の方での記述を書き改めました。

結構きつい書き方をしましたが、書いたばかりなので、ここに転載します。
どうかお読みください。

ハリスツイード Harris Tweed (Scotland)

スコットランドのアウター・ヘブリディーズ諸島発祥のツイード生地。
多分世界一知名度のあるツイードでしょう。

ハリスツイードという会社があるのではなくて、
ハリスツイード協会HarrisTweedAuthorityという組合組織によって事業の管理がなされています。
(かつて英国で紳士服チェーン店を経営するある私企業がこの事業を一括で買収したことがあり、このときはハリスツイードが滅亡するのではないか、と世界中が震撼しましたが、さすがにこの会社もその愚行に気がついたのか、その後すぐに組合事業に戻され、事なきを得ました)

我々小売店は、ハリスツイードを直接生産者から買うことはなくて、国内外のマーチャント(服地卸商)から仕入れます。
当社の場合、東京のあるマーチャントが毎年秋に独自に企画し揃える生地を切り売りしてもらいます。

国内のマーチャントはまた海外のマーチャントから買ったり、と、何段階もルートを経て、ようやく生産者にたどり着くわけで、
だから、一口にハリスツイードと言っても、その色柄もクオリティも価格も、多種多様になるわけです。
ハリスツイードのラベルの付いた安価な商品が大量に出回ってしまったのも、組合のブランド管理がルーズであったためでしょう。
2018年に、日本の善意あるマーチャントなどが協力して、「ハリスツイード協会ラベルポリシー及びブランド使用規則資料」というものがようやくまとまりました。やっとルールができたのです。
時既に遅し、の感は若干否めませんが、モノを売るプロならばちゃんと守ってもらいたいものです。

 


新作紹介。この秋冬イチ押しのスーツとジャケット、ひとつづつ生地を紹介します。プルミエ・クリュとフェニックス。9-10月は洋服ホウキのおまけ付きキャンペーン。

今回リニュアルになった2つの生地バンチを紹介しましょう。


☆PREMIER CRU
まず赤いバンチは、おなじみ英国のハリソンズ・オブ・エジンバラ。
その「プルミエ・クリュ」という生地です。
Harrisons of Edinburgh”PREMIER CRU”。super100’s WOOL99%.CASHMERE1%。11oz(330gm)綾織。Made in England。全78柄。

今までも秋冬モノのイチ押し生地としておそらく100着以上は売ってきた安定安心の素材ですし、何も今さら特別に取り上げなくてもよさそうなのですが、
久々にリニュアルされて、新しい色柄がかなり増えたので、この機会に改めて特集をしようと思い立ちました。
Super100+ カシミアのしなやかな素材ながら英国生地らしい双糸x双糸のしっかりした打ち込みで腰は強く、
11オンスという秋冬モノにしては軽めのウェイト、しかも、ミルド(起毛)もそれほど強くなく、また光沢感もかなり控えめに押さえられていますので、
夏の暑さが過ぎたあたりから、梅雨のあたりまで、9ヶ月はいける長い期間の着用が想定されます。

新しく揃った78の色柄は、奇をてらったものはなく、
英国のスーツ生地ならば、という色柄がしっかりと網羅され、
特に今回は青系と茶系に種類が増えましたので、
あなたの欲しい色柄が必ず見つかります、と保証できるでしょう。
一つだけ気になる点と言えば、そのフランス語の生地ブランドですが、
ワインの産地ブルゴーニュに由来し、一級のブドウ畑を意味するらしく、
英国産でありながらラグジュアリー感を漂わせるこの生地のアピールを
ワインになぞらえた仏語のネーミングもアリなのかな、と、自分を納得させました。
英国生地でスーツを作るなら、まず、このプルミエ・クリュを。
参考価格、シングルスーツ上下で、116,000円~140000円(税別)。

☆PHOENIX
黄色いバンチは英国のマーチャントW.Billのジャケット生地「フェニックス」です。
W.Bill”PHOENIX”。wool100%。9-10oz(285-300gm)綾織。Made in Scotland。全40柄。

W.Billのことは正直あんまりよく知りません。
ハリソンズと同じグループの傘下に入って初めて紹介されたところで、
もともとは1846年にウェールズで創業された小さな服地マーチャントだということです。
マーチャントというのは、つまり服地の問屋さんで、
さまざまなミル(織物工房)から生地を仕入れて、テイラーなどに生地を一着分にカットして販売します。
この小さなマーチャントが150年以上も生き残ったきたのは、
よそにない独特の感性による生地揃えを発揮してきたからで、
特にジャケット生地には定評があります。
その代表選手がこのフェニックスでしょう。

スコットランド製のジャケット生地でありながら、
9/10オンスという軽さを保ち、色出しや柄の組み方など、
「ありそでなさそな」色柄は全部で40柄、
バンチを見る人が思わず「これ着てみたい」とつぶやいてしまうような魅力があります。
色出しは秋冬カラーなのに生地の厚さは春夏物並みなので、残暑のあるうちからでも着ることができます。
カシミアなどの獣毛を含まずピュアウール100%ですから英国生地にしては手頃な価格で収まります。
参考価格、シングルブレストジャケットで、75,000円~88,000円(税別)。

せっかくスーツとジャケットのイチ押し生地が同時にリニュアルになったので、
9–10月はこの2つの生地の強化キャンペーン期間としましょう。
おまけを考えました。

写真は当店で30年来使っている洋服ホウキ。
使い続けた結果、かなりチビてきましたが、
まだまだ使えます。
この(つまり、これと同等の新品の)洋服ホウキを、ご注文の方におまけにお付けします。

スーツかジャケットを作ろう!、10月末までのホウキおまけ付きキャンペーン。
ぜひご参加ください。


発売予定の予告。丸和ニットのパッカブル・ジャケット&パンツ。もう一段階進化した盛夏モノの新製品。6月販売開始予定。予約受付中です。

昨年も今年も大好評の、
丸和ニットのパッカブル・ジャケット&パンツ。(ブランド名はビブレイン)
世界で丸和ニットだけしか作れないバランサーキュラーのスグレモノですが、
この春の発売分はほぼ完売しました。
春の紹介記事はこちらです

そしたら、6月上がりで盛夏版を作ってます、との連絡が届き、
早速に試着サンプルと色見本を提供してもらいました。

ジャケット37,000円、パンツ24,500円。
サイズはM.L.LL.XL(=3L)、の4サイズ。
色は3つ。ネイビー(サンプル色)、インディゴ、チャコール。

組成は、キュプラ45%ポリエステル45%ナイロン10%。
キュプラは、つまり旭化成のベンベルグのことで、綿実が原料ですので天然由来の化学繊維です。
よく裏地に使われているように、透湿性、速乾性、に優れています。
この素材をものすごい撚りをかけた強撚糸にし、
バランサーキュラーの機械で生地にしました。
触ってひゃっこい超冷感性を実現、洗濯機で洗って4時間で乾く速乾性も備えています。
あ、収納袋を兼ねた洗濯ネットのおまけ付きです。

縫製は前回と異なり、パイピング仕様で仕上げ、
内ポケットも付けました。

ココはそんなに数を作らないので、発売開始前の予約段階で完売サイズがでてしまう可能性もあります。
脅かすつもりはないのですが、早めにオーダーを入れたていただいたほうがいいかもしれません。


スコットランドから、タータンのキルトやネクタイ、サンプル到着です。

これも1月の海外展示会で初取引となった、タータン専業の会社、
ストラスモアStrathmore、手持ちのタータンは400パターン近くあるという、
タータンの専業です。

ここから最初のサンプルが到着しました。

さて、ここから本オーダーまでどういう形でつなげようか、
実はまだ決めてないのです。
できれば、以前のように、キルトスカートのご希望を集約して、
個々のご注文に答えられるようにしたいのですが、
今年はまだトライアル、の段階です。

で、ちょっとでも興味のある方のリアクションを期待しています。
ぜひご来店お問い合わせ、お願いいたします。

参考価格帯です。
キルトスカート、レギュラーで、21,000円、ミニで16,000円、
ネクタイは4,500円とお土産価格です。


新着情報。スーツの生地とジャケットの生地に新モノ登場。期待の大型新人です。

先にジャケットの生地から。

おなじみ、伊カノニコのウールメッシュジャケット、
今までにももう何十着と作ってきたことか、というほどの夏の人気者ですが、
今年はじめて柄物が加わりました。

小さい端切れだとわかりにくいので、全幅のサンプルを手配しました。

無地は7色に絞られました。

手頃な価格も人気の秘訣。ジャケットで53,000円(税別)~。
品切れ必至なのでお早めのご注文を推奨します。

スーツの生地は英ハリソンズから、レクイエムというコレクション。
なんで鎮魂歌なんて名前がついているのか、不可思議です。

220-240gの平織り。ウール100%、と大変に「普通」です。もちろんいい意味で。
30色柄と種類は少ないですが、
すべてベーシックな色柄なので、不足はないです。
ハリソンズにしては抑えめの価格、スーツで95,000円(税別)~。

英国モノで手頃な価格でごくごく普通の夏物生地、
って、ありそうでなかったので、
これは役に立つバンチになってくれるはずです。


入荷速報。リネンやコットンのジャケット生地、英国から生地バンチが届きました。

英国服地の産地ウェスト・ヨークシャーはブラッドフォードの
ベイトマン・オグデンBateman Ogdenから届いたバンチで、
ウィンブルドン・コレクションと名付けられた一冊です。

リネンやコットンのジャケット生地の一群で、英国らしい色柄でまとめられています。

アイリッシュリネン100%モノでは、
12色の無地はもちろんのこと、
72,000円より

チェックやストライプの柄物も。アイリッシュリネンの柄物は大変珍しいです。
91,000円より

また、柄物には、大人っぽいウール49%コットン41%リネン10%の
初夏向けツイードも用意があります。
91,000円より

薄手の夏物でリネン物なのに皺になりにくい、
ウール50%コットン25%リネン25%の薄手無地11色、
72,000円より

コットン100% のバーズアイやツイルの無地もあります。
72,000円より

ウェスト・ヨークシャーには多くの服地織りファクトリーがありますが、
このベイトマン・オグデンは、機屋ではなくて、生地問屋つまりマーチャントでして、
自分では生地を織らない代わりに、周辺の多くの機屋に自分のレシピで注文を出して、
個性的な生地揃えを実現しています。
リネンやコットンなど、他社がやらない分野も得意としているので、
これから頼りになるところとなってくれるだろうと期待しています。


入荷速報。丸和ニットのニット生地ジャケット&パンツ、今年もやります。ブラックが新色に加わり3色展開に。

昨年も大好評。
「ホントはこんなのが欲しかったんだよね」
「これでいいんだよ」
「色違いで持ってたい」
と、予想以上の反響でした。

今年は新たに、ブラックが追加になり、ネイビー、グレー、と合わせ、3色展開に。サイズも、M,L,LLに更にXL(=LLL)が出来まして、ふくよか体型さんにも大丈夫です。

では、昨年のブログを以下に貼り付けて、変更事項だけを訂正しましょう。
2018年3月3日掲載記事
入荷速報。丸和ニットの新作は、春夏秋OKのニット生地ジャケット&パンツ。お得意のバランサーキュラー機と縫い代なしの突き合わせ縫い。シルエットも想像以上によく出来てます。

今までも何度か紹介してきた、和歌山は丸和ニットのジャケットです。
(ブランド名は、ビブレイン。紹介記事はこちらで)

新作は春夏秋対応のセットアップです。


上も下もLサイズを着ています。私だいぶお腹が出てきましたね。ウェスト86cmぐらいかな。

ポリエステル61%、キュプラ(ベンベルグ)30%、ナイロン9%。ネット洗い可。
色はネイビーとグレー、そしてブラック、の3色。(2019年版より)
ジャケット24,000円(税別)、パンツ16,000円(税別)。M, L,LL,XL(=LLL)の4サイズ(2019年版より)

(わかりやすく赤い線で示しました。縫い代なしで縫合しています。コレが裏側ですよ。)

生地は日本で4台しかない大変複雑な機械「バランサーキュラー」で編み織り上げた、丸和ニットだけが作れる特殊生地。伸縮するのに伸びっぱなしにはならない、という奇跡のような素材です。
それを縫い代のない突き合わせ縫合という特殊ミシンで組み立てています。

このことはもう皆さんよくご存知ですよね。
今回の新作は、シワになりにくく、水洗いもできて、トラベルの携行にも便利、
という利便性を重視したため、
天然素材に固執することなく、また上着の作りも身返しも背裏地もなしの簡略仕立て、で仕上げています。

想像以上に出来が良いのが、ワンタック入りのパンツ。

尻も太腿もあり、お腹も出ていて、足も短い、と、コンプレックスだらけの私が履いても、ご覧のとおり、悪くないでしょ。(Lサイズを履いてます)

ね。さすがに縫い代なし突き合わせ縫合はパンツでは出来ませんが、
裏地を付けず丁寧に、しかも水洗い対応可能で、仕立ててます。

今日展示サンプルが届いたので急いで写真をとって自分の言葉で解説を書きました。
実は丸和ニットのサイトにも動画入りで詳しい商品説明がありますので、
こちらの方も是非参考にご覧下さい。こちらです。

(先方サイトにはレデイス版も一緒に紹介されています。試着サンプルを用意しているのはメンズだけですが、レディスも取り寄せができます)

上着はカーディガンのような、パンツはジャージのような、そんな楽チンな着心地ですが、
そこそこにはサマになるという、さすがのメイドインジャパンであります。


入荷速報。スーツとジャケットの生地見本(英国製とイタリア製)、お値打ちの「年落ちバラけ」モノです。

30年来のお付き合いをしている輸入服地卸のM社、
ここの三代目社長とは、偶然にも同じ小学校の同窓なんですが、
そんなこととはまったく関係なく、
半年ごとに、お値打ち生地を提案してきてくれます。
その春夏バージョンが届きました。

昨年モノ、一昨年モノで、色揃えがバラけてしまったものを、
評価替えしてマークダウンしたモノたちです。

その中から、特におススメの生地を写真撮りしました。

スーツ生地、左列6柄がドーメル(英国製)、中列と右列12柄がロロ・ピアーナ(伊製)、

参考価格71,000円(税別)(ML社のファクトリーでシングル上下の場合)です。

ジャケット生地、こちらはすべて英国のウッドハウスの生地、
と言えば、ご存知エアウールですね、その一群です。

参考価格51,000円(税別)(ML社のファクトリーでシングル上着の場合)です。

割と早めに品切れすることが多いので、生地だけ先に買っておいて、
あとからゆっくりオーダーする、という、二段構えもありです。


入荷速報。丸和ニット(ビブレイン)、バランサーキュラーのジャケットの生地違い、ツイーディなブルーです。

丸和ニット、バランサーキュラーのお得意モノ、2018年の新品番ジャケットです。


前掲のS140’s極細ウールよりもやや厚手で、ツイードっぽく見える生地です。
伸縮性は極細ウールほどではなく、また内ポケットや見返しのない簡単仕立てですが、
軽い着心地は損なわれていません。

色はこのネイビーだけ。メランジ調です。M,L,LLの3サイズ(私が着ているのがMです)。
価格44,000円(税別)です。