詳細再報。ハイペリオンのジャケット(メンズ)

ハイペリオンから届いたジャケットは、コットン素材なんですが、
ブラウンとネイビーの玉虫なので、何色とは曰く言い難い色でして、
これがとても良い視覚効果を醸し出しています。
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内ポケットの中側にひっそりと縫い付けてある素材ラベルを見ると、
あれ、なんと「アルビーニ」のラベル。言わずと知れたイタリアのシャツ生地メーカーで、
トーマス・メイソンの親会社でもあります。
つまり、この素材、厚手のシャツ生地なんですね。
確かにこの生地でシャツを作ったらかなりヘビーで着心地も良くないシャツになってしまったでしょうから、
これをジャケットに転用して使う、というアイデアは、さすがハイペリオンさん、上手です。

仕立てはここお得意の、職人丸縫い仕立て、細身でパットもないのに、肩回りにしっくりとはまる出来映えは相変わらずうまいです。\47,250。


入荷速報。ジョナサン・リチャードのシャツジャケット(メンズ)

アイルランドのジョナサン・リチャードから、ドネガル・ツイードのカバーオールが届きました。

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ココの社長のパディ・チューミーさんとはもう15年以上の知己なのですが、
なぜか今まで取引には至らず、今回が初めての商売です。
この1月に彼と会って発注書を交わしたときに、思わず二人して「長いこと友達なのに、
ようやく商売になって、嬉しいね」と握手を交わしたものでした。

いろんな色が混ざった無地ライクなツイードで、
少しミンク色がかったグレーといった色調です。
シャツ衿&シャツカフスで裏地は全く付いていません。

素材からして「田舎の味わい」なんですが、コンパクトに洗練されている感があり、
「クール・カントリー・ジェントルマン・イン・シティ」とでも言えば良いでしょうか。


入荷速報。スペインからレザー、「サガ・イバニェス」復活です

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五年のブランクの後に復活しました「サガ・イバニェス」です。

2000年2001年と2年間、とても良いレザーウェアを供給してくれて当店としては大変お気に入りだったのですが、その後日本に売り込みに来なくなってしまい、どうしたのかな、と心配していたのでした。後で聞いたことなのですが、別に商売が悪かったわけではなくて、その反対で、自国スペインを始めとした欧州マーケットの活況でアジアにまで手を拡げられなかった、という事情だったようです。そのことがウソではないことは、五年振りに彼らのコレクションを見たときに分かりました。いやぁ、うまいです、さすがです。レザーが必ずしも得意とは言えない当店が選ぶレザーですので、お客様にもすんなりと受け入れられるものだと思います。

革は、ラムスキンで、洗いを掛けていますが、ココらしく品のある仕上がりになっています。すべてに、ラグビーボールのような同素材の収納袋が付属品として付いています。(「香り玉」が入っているので、革なのにバレンシアオレンジのいい香りがします。)

★左…メンズ。シャツ衿のジャケット丈、3色。\136,500。

★中…メンズ。衿なしのショート丈。2色。\126,000。

★右…レディスです。4色。\107,100。


入荷速報。ハイペリオンの新型ジャケット(メンズ)

ハイペリオンから届いたのは、「モダン・ブリティッシュ」といった風の新型ジャケットです。今までのシャツ袖仕立ての仕様よりもややカチッとしています。作っているのは、いつもの大阪の職人さんによる丸縫いモノです。

Hypebw 肩の作りは、少しコンケープしていて薄いパットも入っています。3つボタンの1つ掛け、衿幅は細めで、腰ポケットはスランテッド(斜め)で、小さなチェンジポケットが両玉縁の仕様で付いています。(写真では分かりにくいかもしれません) 袖口は未仕上げ状態ですので、袖丈を調整した後に本切羽の仕様に加工します。

軽めのフラノタッチの生地で、エッヂに施したミシンステッチがうまく効いています。色は、ライトグレー(写真)とクロの2色。\52,500。


ジャケット生地のお薦めモノです

英国・ハリソンズから待望の「ムーンビーム」のバンチが届きました。

Moonbeam super100’sラムズウールが75%にアンゴラ25%、という贅沢な組成で、全部で36柄。当然ですが、スコットランド製です。大人のジャケットして、強く薦めていきたいと思っています。

今までこの手の素材というのはイタリアものの独断場でして、価格もかなりのハイプライスなモノばかりだったので、「いいのは分かるけど、でも、目の保養、高嶺の花、だよね。」と、興味はありながらも諦めざるを得ない、という方も多くお見受けしてきました。

今度のコレなら手が届くでしょ、ということで、ジャケットで\99,750~となっています。