入荷速報。ケン・コレクション・クラシック。19年秋冬の新作。スイングトップにトレーナー、アーガイルにネルシャツ、などなど。

ケン・コレクション・クラシック。

ケンは、石津謙介氏のこと。なんでこれをわざわざ言うのか、というと…

☆スイングトップ  39,800円(税別)

ベージュ、グリーン、ネイビー、ブラック。

ドッグイヤーのスイングトップ、生地はシェラ・マウンパのロクヨン、
と言って、わかってくれる人がどれだけいるんだろう。

ドッグイヤーはyearじゃなくて、ear=耳のこと。襟の形が犬の垂れた耳のように見えることから。
スイングトップは、ゴルファーの着るジャンパーのことですが、
これが石津先生が名付けた造語であることはつとに有名な話。
英バラクータのG9モデルが原型と言われています。
生地の組成は、綿60%ナイロン40%。かつて米シェラ・デザインのマウンテン・パーカーで使われていた防水素材で
その生地マークが大きな数字で「60/40」と書かれていたことから、ロクヨン・クロスと呼ばれていました。

もうこれだけでケン・コレらしい一品、ということでしょう、
このブランドにしては「珍しく」アイリッシュセッターの犬の刺繍がどこにもない、のであります。

ベージュとネイビーはわかるのですが、グリーンとブラックはちょっとめずらしいかも。サイズは、M,L,LL。私の着用はMです。

☆トレーナー地のカーディガン 18,000円(税別)

グレーとネイビー。

スウェットシャツをトレーナーと名付けたのも石津先生でした。
そのトレーナーの裏毛素材でカーディガンを作りました。
和歌山の吊り編み生地なので空気をいっぱい含んだ膨らみのある柔らかい仕上がりです。

リブがないので、襟なしVのニットジャケット、とも言えます。
季節を問わず使えるので重宝しそうです。
サイズは、M,L,LL。私の着用はMです。

☆アーガイル柄入りジップカーディガン 36,000円(税別)

今ケン・コレを担っているのは東京ボントンというアパレル企業なんですが、
ここはもともと墨田区でシニア向けのニット、カット、シャツなどの製品を得意にしている会社。
そんな「墨田ニット」お得意のジップカーディガンです。

10ゲージですからそれほど厚手ではないです。
胸のアーガイル模様はインターシャ編みで入れられています。
ジッパーをどこまで開けるか閉めるか、襟を立てるか寝かすか、で、表情がさまざまに変化する、
それでジップカーデの魅力でしょう。
サイズは、M,L,LL。私の着用はMです。

☆無地コーデュロイと綿ネル・チェックのシャツ 13,000円(税別)

細畝のコーデュロイ、綿100%。グレーとネイビー。
起毛の綿ネルは、グレーベースとネイビーベース。

サイズは、M,L,LL。

☆綿ネル・柄プリントのシャツ 15,000円(税別)

パッチワーク調の複雑な柄です。
ネイビー&グレー・ベースの柄とレッド&ブラウン・ベースの柄の2柄。
サイズは、M,L,LL。
サイズ表です。
決してぶかぶかのサイズ取りではないです。


当店のファンは必ず読んでください、この記事。

当店が移動ショップを行う「AndWool」の記事です。昨日の夕刊でした。
村松氏の活動はなかなか短い文章では書ききれないのですが、
さすがにうまくまとめてます。
ここと組めることは、大いに誇れます。

11月9日(土)の移動ショップ、ますます楽しみになってきました。
ぜひご予定ください。


(変更あり再掲) 入荷速報。フィンランドから届いたダウン、ヨーツェンJoutsen。レディス編です。

(商品の差し替えがありましたので、再編集しました)

フィンランドから届いたダウン、ヨーツェンJoutsen。
もうお馴染みですので、商品紹介から始めましょう。
今年はレディスから。かなりピンポイントに絞り込んだ品揃えとなりました。
(着用女性の身長は156cmです)

まずエストニアの新ファクトリーで作ったレギュラーコレクションから。

☆LUME – RED – S

Sサイズですが、他の品番よりもゆったり目です。フード一体型。
着丈も93cmと膝くらいの丈です。

実際に見える色合いはトマトっぽくはなくて、このフィンランドの写真のほうが近いようです。

☆KIDE – SILVER – S ,   – BLUE – S     
SILVERとBLUE

BLUE

同じくSサイズをチョイスしていますが、コチラのほうが細身です。
着丈も88cmと短めです。

フードは外せそうで外せません。


SILVER(白っぽいですが白ではないです)

☆SUMU – SILVER – XXS 

シェイプをかけていないルースフィトのモデルで、
サイズ取り自体が大きめなので、XXSサイズを着てもこういう感じです。
着丈75cmでしかも前丈は少し差をつけて短くしています。
パンツでもスカートでも、がモデル写真からもお分かりでしょう。
こちらのフードは外せます。
色SILVERはKIDEと同じ色で、白っぽいですが白ではない色です。

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続いて、地球温暖化に対応した、ライトコレクション。日本の冬ならコレでも十分なんですよね。

☆VAULA – SILVER GREY – S

ベルト付きですが、ベルトなしでもOkです。
ベルトループはないので自由な位置で締められます。意外とコレ大事なところ。
ファスナーがなくて、少しだけダブルブレスト気味にアシメにしたボタンで留めます。
フードが縦キルトになるデザインも面白いです。
着丈85cm。

☆LINDA – BLACK – M  77,250円

ロングセラー品番となりました、LINDAです。着丈96cm。
ダイヤモンド柄のキルティングが上は細かく、下は大きく、と、変化させています。
フードのてっぺんまでファスナーがつながっていて、シンプルなフードです。
小さめのサイズ取りなので、Mサイズを取りましたが、
うちのカミさんには少し大きいかも、という写りですね。

レディスは、以上の6種です。

ヨーツェンも最近は知名度が上がってきました。
百貨店や大手セレクトでも扱いが増えてきたからでしょうね。
価格の付け方はまちまちのようですが、
こちらで掴んでいる情報では、当店価格は概ね他所の25%offになっている見込みです。


ブランド紹介、工場探訪記はこちらへ

品切れなど在庫状況はwebshopでご確認ください。


入荷速報。フィンランドから届いたダウン、ヨーツェンJoutsen。メンズ編です。

ヨーツェンの2019年コレクション、メンズ編です。

新作は、ライトコレクションから。

☆PAASO 

DarkBlueとBlack。サイズはSとMの2サイズです。


ダークブルーはSサイズを試着しました。
フードも衿もない、シンプルなブルゾンタイプ。
それでいて、着丈はやや長めの安心丈。


ブラックは、ジャケットを着てMサイズを試着しました。
ビジネスにも使いやすい、というのが一番のウリです。

☆TAISTO – BLACK – S


昨年からの継続です。かつての定番Arcticを継承したフル装備、北極圏仕様の一枚です。
ファー(アライグマ)だけもフード全体も外せます。それで表情はだいぶ変わりますよ。

☆ESKIMO – DarkBlue – S

かつての名品を復刻させた限定生産のモデル。コットン混の素材がレトロ感を醸します。

ヨーツェンも最近は知名度が上がってきました。
百貨店や大手セレクトでも扱いが増えてきたからでしょうね。
価格の付け方はまちまちのようですが、
こちらで掴んでいる情報では、当店価格は概ね他所の25%offになっている見込みです。


ブランド紹介、工場探訪記はこちらへ

品切れなど在庫状況はwebshopをご覧ください。


入荷速報。モーン・テキスタイル(北アイルランド)Mourne Textilesから今年も旧式織機の手織りマフラーが届きました。新作ヘリンボーンと継続マイクロチェックの2種。

北アイルランドのモーン・テキスタイルMourne Textilesから到着しました。
ハタースリー・ルームHattersley Loomという英国製の古い手織機が故障しちゃって、仕上がりが遅れるけどごめんね。
と言っていたので心配していましたが、オンシーズンに間に合ってホッとしてます。

昨年の評判から、待ち焦がれている方も多いようなので、
まずは早速商品からご紹介しましょう。

☆新作は、ヘリンボーン柄。


Blood, Burgandy, Blue, Grey, DarkBrown、の5色です。


元々は、1960年代に創業者ジャード・ヘイエディGerd Hay-Edieが、
アイルランドのファッションデザイナー、シーラ・マラリーSheila Mullallyのために作った生地のアーカイブで、
昨年やったマフラーと同じ組成の、メリノウール84%・カシミア8%・シルク8%。長さも同じですが、幅が昨年のものよりもやや広いです。
アイルランド・ドネガル地方で作られたこの糸を、例のハタースリー・ルームHattersley Loomという旧式の手織機にかけて織られます。
19,800円(税込)です。
在庫状況はwebshopをご覧ください。

☆昨年からの、マイクロチェック柄。
今年は引き合いの強かった4色に絞りました。

Green Mix, Burnt Orange, Ash(灰), Pebble(小石)

こちらも足踏み式の手織り機で織られたスカーフ。
組成はメリノウール84%・カシミア8%・シルク8%。
サイズは幅30cm長さ200cm(フリンジ含む)と極めて一般的なサイズ。
価格は19,800円(税込)です。
在庫状況はwebshopをご覧ください。

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もう一度、そのストーリーを再掲しておきます。

と、その前に、有能なるツアーガイドの山下直子クンと
アイリッシュファッションに精通した私のアドバイザーMiwaさんが、
私の代わりに(と言ってもいいでしょう)、
ファクトリーを訪問してきてくれましたので、そちらもぜひご一読ください。
モーン・テキスタイルズの工房を訪ねる

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さて、ブランド紹介です。長くなりますよ。

モーン・テキスタイル Mourne Textiles


鍵になる人物は、1909年にノルウェーのオスロに生まれた
ジャード・ヘイエディGerd Hay-Edieというテキスタイル・デザイナーの女性です。
ジャードは12才でスペインに渡り、その後イングランド、ウエールズ、中国、インド、など
世界各地を渡りながらテキスタイルの技術を学び、
そして第二次大戦後の1949年にアイルランド東北部の
ドーン県Co.DownモーンMourneに小さなスタジオを構えます。
足踏み式の手織り機は生まれ故郷のノルウェーからも運び込み、
地元の女性たちに手織りの技術を教えました。

ジャードのファブリックは当初主としてインテリアの分野に供給されました。
英国のミッドセンチュリー期を牽引した家具インテリアデザイナー、ロビン・ディRobin Dayや
テレンス・コンランTerence Conranとの協業は長く続き、
またリバティLibertyへも供給がありました。
その後はファッションの分野へも、アイルランドのデザイナー、シビル・コノリーSybil Connollyやシーラ・マラリーSheila Mullally、
そして英国の大御所ハーディ・エイミスHardy Amiesとの協業と、
60年代70年代に大活躍した女性テキスタイル・デザイナーであったのです。

80年代に入り、大量生産大量消費の波に巻かれ、彼女のビジネスの規模は縮小しましたが、
仕事は娘のカレン・ヘイエディKaren Hay-Edieに引き継がれ、
英国マーガレット・ハウエルMargaret Howellのホームコレクションとの協業は現在に至るまで継続しています。

モーン・テキスタイルMourne Textilesという
アイルランドの地名を冠したファブリックのブランドでありながら、
今まで私がここを知り得なかったのは、
まず創業者の女性ジャード・ヘイエディGerd Hay-Edieがノルウェー出身であったことから、
北欧の、しかもインテリアファブリックのブランドとして認知され続けていたということが挙げられます。
また、その供給先は一般の小売店ではなく、名だたるインテリアやファッションのブランドであったため、
いわばそれらブランドの黒子的存在として評価されてきたことも一因でしょう。

さて、創業者ジャードの孫、つまり、後継者カレンの息子である、マリオ・シェラMario Sierraは、
生まれたときから祖母や母が動かす織機の音や羊のラノリンの匂いの中で育ち、
英国のアートスクールで学んだ後、世界を旅して、
そしてアイルランドに戻り2012年に家業を継ぐことになります。
祖母が手掛けてきた素晴らしいファブリックの数々のアーカイブを眺めながら、
これらがもう世界のどこにも見られなくなりつつあることを憂い、
これらを現代に残していくことを模索します。
ちょうど北アイルランドのアート・カウンシルが
伝統的な手織り技術を保存継承するためのファンドを用意していたため
その資金援助を受け、マリオは祖母ジャードの創造したファブリックの再興を目指します。
そして2018年1月、モーン・テキスタイルMourne Textilesは実に十数年ぶりに
アイルランド・ダブリンのショーイングに出展することとなったのです。


そこで私と出会います。
品物の素晴らしさはもちろんのこと、
私はマリオの姿勢にいたく感動、
是非にと、取引をお願いした次第なのです。

もちろん見る人が見れば足踏み式の手織り機でゆっくりと織られた高い技術であることはわかるのですが、
一見するとそれほどの変哲もなさそうな無地ライクなスカーフです。
ただ圧倒的に違うのはこのスカーフ一枚に至るまでのストーリーです。
この一枚のスカーフ(マフラー)を纏(まと)うこと、
それはそのストーリー自体を身に纏うことに他ならないのです。


websiteはこちら


入荷速報。ハーレィ Harley of Scotlandからセーター到着。その2は、珍しくフェアアイル柄。Vベストとクルーの長袖。こちらも多サイズ展開で。

英ハーレィHarley of Scotland、
その2は、ここでは初めてのフェアアイル、です。
糸はハーレィお得意のスーパーソフトのヤーンを使っているので、
シェットランド糸を使うジェイミーソンズよりもやや軽量、薄手、柔らか、に仕上がっています。
Vベストと丸首長袖、2型で各2色ずつ。他サイズ展開です。
呼び名に付けた色は、リブのベースカラーを指します。本体の色合いではなく、便宜上付けたものですのでご了承ください。

☆Vベスト
5サイズ。36″(レディス)、38″(S),40″(M),42″(L),44″(XL)、です。

CHROMEとPINESHADOW

CHROME
クロームメッキのクロムです。ベタのライトグレー、と言ったらいいでしょか。
私は厚手のシャツを着て40″を着ています。

PINESHADOW
松の葉の色ですね。私42″を着てます。

☆丸首長袖。
5サイズ。36″(レディス)、38″(S),40″(M),42″(L),44″(XL)、です。


PUTTYとNAVY。腕周りは結構細いです。

PUTTY
パテ、しっくい、の薄~いグレーです。
40″着用です。

NAVY
42″を着ています。

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今年1月スコットランドの展示会に行ったときに、
出来たての小さな編み柄見本から注文した色柄もあり、
実際どう仕上がるか不安な柄もあったのですが、
予想以上に良い配色で仕上がってくれて、ホッとしています。

ハーレィには、いつも助けてもらっている、という印象があります。
「エベレストがなくなったので、VoeTrueをやらせてくれる?」という5年前も
「ジェイミーソンが入らなそうなので、フェアアイルも頼んでいい?」という今年も、
快く受けてくれまして、本当に感謝、スコットランドで一番懐の深いニットメイカーです。

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サイズ切れなどが起きやすいので、在庫状況がわかるように、
webshopにも掲載します。
今どの色にどのサイズがあるのか、は、こちらでご確認ください。