昨日東京に届いた最新サンプルをチェックしてきました。
準備が整いましたので、例年同様に、1月限定で早期予約会を開催します。
1/4(水)から1/29(日)までの開催で、1/31には先方に発注をかけます。
まだまだ企業秘密の部分が多いので、あんまり言えませんが、
次の冬の展開は、男女ともに100cm超のロング丈を仕掛けたいと思っています。
価格は上がってますが、直輸入ならではのダイレクトプライスでの提供ですので、
そのメリットは大きいはずです。
ご来店を原則としますが、すでにヨーツェン製品をお持ちの方に限り、メールや電話での遠隔コンタクトも受け付けの場合があります。
カタログを理解できることが条件になります。
カテゴリー: 10.レディスもあります
出来上がり紹介。スーツ、シャツなど。
10月から今日12/18までの出来上がり紹介です。
まずスーツ。女性Oさんから。
遡って7月に開催したアルデックスのレディスの採寸会でのデータをもとに、後日ご注文をもらった
スーツです。生地は葛利毛織の100周年ダブルクロス紺です。
小柄なOさんなので心配でしたが、さすが女性の採寸だけあって、細部の微調整もうまく行って、
ご満足いただけました。
レディスのスーツは、ケージサンプルの借受、採寸者の出張、が必要となります。
予めその日程調整をいたしますから、お早めにご相談ください。
次はMさん。
スラントのチェンジポケット、フルステッチ、は、Mさんのお決まりスタイル。
生地は100周年ダブルクロスの色違いでブラックです。ストライプ感がネイビーよりも強調されます。
Mさんからは同時にシャツの注文も頂戴しました。
6枚、それぞれ少しずつ違います。
Fさんは転職に際して、心機一転の気分で、気合い入れのスーツ、スリーピースです。
生地は英ハリソンズのフロンティア。最も万能な生地としてロングセラーの人気です。
平織り300gはなかなかよそにはない生地です。色柄はブルーグレーのピンヘッドです。
次のMさんは、古くからの顧客Mさんのご子息。親子2代、というのは、近頃増えてきた傾向です。
そりゃ35年もやってりゃそうなりますね。
つぶしの効く葛利のマイクロヘリンボーンの紺と
バラケから選んだ伊ロロピアーナsuper150’sのエレガントなグレーストライプ
使い分けしやすい2着のチョイスです。
ファクトリーは、上襟のカーブでおわかりですか、那須夢工房です。
Mさん、一緒にシャツのご注文もいただきました。
ちょうどリンクルフリーフェアの期間でした。
白はごくごく普通に、ブルーはボタンや刺繍を少し遊びました。これも使い分けしやすい2枚ですね。
ソックスの注文会での商品です。
下段はフェアアイルのホーズ、メンズとレディス、Yさんご夫婦のなかよしお揃い発注です。
上段のアーガイルソックスは、ウール&コットンの新作。着用者は私・野沢でありんす。
10月11月は秋冬の最盛期にしては、出来上がりが少ない、と思われるかもしれませんね。
この時期は「揃える」モノの販売に注力していているので「誂える」モノは一息ついてしまうのかもしれません。
ジャケットのオーダーの仕上がりはまたこれから12月の後半に控えてます。
そんな中で、堅実にオーダーが入るのがシャツです。
リバティプリント。左、女性のIさん。右、男性のNさん。
おふたりとも、リバティのファンでリピートのご注文です。
2枚とも同じ生地で、カリビアンコットンsilver・100/2Gの最新作、ドビーのツイルに細ストライプを編まれた複雑な織りで、白ではなくて薄いグレーなので、独特な光沢感があります。
左はYさんのレディスなんですが、この仕上がりを見たTさんが、これ欲しい、となって同じ生地でのご注文。
オプションフェアでしたので、白蝶貝、ネーム刺繍、ポケットチーフ、を付けました。
当社のIT部門相談役、Mさんが世田谷から車すっ飛ばして静岡に来ました。
実家帰りかと思ったら、そうじゃなくてシャツの注文のために来てくれたみたい。
Mさん、夜中でも早朝でも、困ったときにツイッターにすぐに解決策をくれまして、感謝してます。
襟型を変えたり、ボタンを変えたり、クレリックにしてみたり、と、楽しんでもらいました。
はい、出来上がりいろいろ、でありました。
NZ100+JN50感謝企画。「アウター15」。11月限定でアウターを最低でも15%offにて販売します。
倶樂部余話【409】を受けて、
せっかく100周年を迎えたのに、謝恩セールをなんにもしないのも、無愛想でしょ、
ということで、11月のアウターに限り、最低でも15%off、という企画を立てました。
ブランドリストと値引き率の一覧です。
Oxford Blue(England)ワックスドジャケット 34%off。
GLOVERALL (England) ダッフルは20%off,Pコートは15%off(11月限定)。To&Fro (Japan) モッズコート15%off(11月限定)<webShop非掲載>。
Mackintosh Rainwear 社 (Ireland) 乗馬マック。メンズ15%off(11月限定)、レディス20%off。
Joutsen (Finland) ダウンウェア。メンズ25-43%off、レディス25-40%off。
LondonTraditional (England) キルティングジャケット、メンズ 15%off。
この企画はwebShopと連動します。
奮ってご参加ください。
イベント。シャツを作ろう!~リンクルフリー・フェア (形態安定加工)。対象の生地は2,200円off。11/3(木)~13(日)。
追加入荷ありで再掲です。乗馬マック、マッキントッシュ・レインウェア社 Mackintosh Rainwear Ltd.(Ireland)よりFrancisCampelliのブランドで。男女で大きな価格差があります、それは……
サイズ補充の追加入荷が届きました。
定番商品の位置づけなので、価格以外の変更はありません。
ですので、過去の原稿を再利用して、紹介いたします。
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防水素材をコットンでサンドイッチした生地で仕立てたレインコートを
英語でMacマックといいます。ちょっとパリッとした感触がなんとも英国らしいコートです。
マックの呼称は、原点であるゴム引き生地を発明したチャールズ・マッキントッシュ博士にちなんでいます。
アイルランドのマッキントッシュ・レインウェア社 Mackintosh Rainwear Ltd.(Ireland)が
古くから作っていた乗馬用コートのデイテールを盛り込んで、
特に作ってもらった別注品が当店の「乗馬マック」です。
水洗いもドライクリーニングもできる、というのは、他社のマックと違う大きなウリ。
ボタンには社名が刻まれています。
胸留めの錠、脚通しのストラップ、裾のボックスプリーツ、など、
乗馬のデイテールを盛り込んでいます。
ただ、コートのシルエット自体は、かつてのAラインではなく、
細身のストレートラインにしています。
OLIVE(オリーブグリーン) このところ人気急上昇のカラーです。
ブリティシュカーキというか、英国の軍人さんっぽい男っぽい感じです。
TAN(モカブラウン)
ジャケットは着用せずシャツの上からXSを着ています。
ビジネス用のコートとしても、スーツ・ジャケットの上からも着用できます。
サイズは、XS(=日本のS~Mに相当)とS(=日本のM~Lに相当)の2つ。
スーツでの着用を考えて、少しゆとりのあるサイズ取りになっています。
在庫状況は動きます。在庫の有無はwebshopでご確認ください。
☆レディスは3色。レディスは追加はなく昨年在庫そのままなので、
価格はセールで値下げしたままもとに戻さずに78,760円(税込)です。
XSとSの2サイズです。
メンズとは合わせが逆なのは当然として、
最大の差は、背中両サイドに細腹(さいばら)が入り、ウェストシェイプが効かせてあること。
上着着用前提のメンズと違って、それほどのゆとりは取ってないし、
細腹も効かせているので、ウェストあたりにはフィット感があります。
RED(レッド) 着用はXS。Sもあり。またREDのみLの在庫(価格応談)もあります。
在庫状況はwebshopでご確認ください
ラグランスリーブの縫製も丁寧です。
こういう伸縮性に乏しい生地をイセ込みして立体的にシワなく仕上げるのは、
結構大変な技術ですが、昔からこのファクトリーはうまいです。
カンペリ氏とは20年来の付き合い。その間いろいろとトラブルもありまして、
しばらく絶交していた時期もありましたが、
やはりこの商品の出来栄えの良さは他にはなく、その魅力に負けて昨年仲直りしました。
乗馬スタイルはかつての当店の売れ筋。それを特に復活してもらい、乗馬マックに仕上げたのが、何よりの復縁の証拠でしょう。
今私が一番勧められる綿コート、それがこの「乗馬マック」です。
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余談。スコットランドのドクター・チャールズ・マッキントッシュというと、
ゴム引きを発明した上記の人とよく混同されるのが、
建築家でデザイナーでもあるチャールズ・レニー・マッキントッシュです。
初めてのグラスゴー訪問の際、私は彼のアレコレに「ハマって」しまって、
挙げ句に使わせてもらったのがコレ。
これマッキントッシュさんが考案したフォントを元にしてます。
入荷速報。英ジェイミーソンズJamieson’sのフェアアイルマフラー。最長リピートは100cmと判明、セーターとおんなじ柄です。
このマフラーを頼んだ動機。どこまでリピートが続くのか、それが見たかったんです。
幅約18cm、長さ約160cm(ニットなので幾分個体差があります)。
毛100%(シェトランドウール)、スコットランド製。18,480円(税込)。
この柄のセーターを「リピートがない」と売り出したものの、
それはセーターの着丈の範囲内でのこと、永遠にリピートがないまま続くはずもないだろう、
一体どこまで続くのか、それを知りたくて発注したのがこのマフラーです。
測ってみました。異なるパターンが9つ続き、リピートはちょうど100cmです。
もちろん過去最長、野澤屋100周年を祝うかのような偶然です。
配色は4パターン。セーターと同様にベースカラーで呼び分けます。巻き方も遊んでみました。
まずブルー。カーディガンと同じです。
最も一般的な巻き方。二つ折りからループに両端を突っ込んでます。
次、ミックスネイビー。セーターと同じです。
頭に巻くとなんか風呂上がりみたい。
新色、ブラック。
目出し帽的な巻きは極寒ならアリかも。
これも新色。ベージュ。一番ファンシーです。
ひと結びしてダラリ、です。
製造工程としては、倍の幅(35-40cmぐらい)で編み地を作ってそれを両側で閉じて筒状にしています。
こうしないと編地が丸まってきちゃうからなんですね。
つまりもともと二枚重ねのようになっているので、伸縮性と保温性は抜群です。
ことさらにセーター、カーディガンとのお揃いを勧めるわけではないですが、
セーター、カーディガンの記事はこちらです。