入荷速報。ヨーツェン、レディス。2022版はYouTube付きです。

フィンランドから今年もダウンウェアが到着しました。
Joutsenと書いてヨーツェンと読みます。フィンランドの言葉で白鳥swanのことです。
ちなみにダウン(羽毛)はフィンランド語でウントゥバuntuvaと言います。

この項目はレディスを紹介します。

まずメインコレクションから、新モデルVIENOです。
推定一般小売価格176,000円ですが当店価格はそこから25%引いて132,000円(税込)です。


ヨーツェンらしいやや斜めのキルティングステッチ、フードは取り外し可、裾には絞れるドローコード入り、
袖口は7cm折り返しが基本設定。ダウンは結構いっぱいに入っています。

まずXSを着ました。


Sはベストと重ね着しました。

展開サイズはXSとS。
XS→胸囲108cm上り,着丈87cm,肩幅40.2cm,袖丈65+7cm。日本のS~Mに相当します。
S→胸囲114cm上り,着丈90cm,肩幅41.6cm,袖丈66+7cm。日本のM~Lに相当します。


色名はオーバジーンAubergine。つまり茄子(ナス)のことなんですが、だから紫色、と思っちゃいけません。
一見チャコールグレーのように見えましてよーく観察すると確かにやや赤みを帯びています。
だから、茄子と言っても、しっかり色付いてほぼ黒色に見えるとても色の濃い茄子(ナス)だと思ってください。
今年もヨーツェンからは様々な提案があり、いろんなサンプルを見たのですが、
このモデルVienoは新提案の中ではぴか一の出来で一目惚れでありました。
また、この色Aubergine、最初は少し暗い部屋で見ていたので色が全くわからなかったのですが、太陽光のもとに持ち出したら、なんとも不思議ないい色ではないですか。
赤みのあるソリッドなチャコール、という感じで、これはよそでは絶対出て来ないいい色だよね、と、
某通販会社のバイヤーとも共感、これもほぼ一目惚れで決定しました。
すでにヨーツェンをお持ちのリピーターの方にも、初めてヨーツェンに触れる方にも、おすすめできる一品です。

次に、ライトコレクションから、薄手のベストのLADY。
推定一般小売価格66,000円ですが当店価格はそこから25%引いて49,500円(税込)です。


色は、新色でメンズと共用のTrueGrey、と、レディスでは従来から人気の高い色SilverGrey,の2色。

True GreyがSを、SilverGreyはXSを着ています。

そしてサイズですが、ライトコレクションはやや小さめの出来で、XSとSをチョイスしました。
そのスペックは、
S→胸囲94cm上り,着丈63cm,肩幅36.7cm,日本のSに相当します。
S→胸囲100cm上り,着丈66cm,肩幅38.1cm,日本のMに相当します。

単品としての着用はもちろんですが、インナーベストとして、他のアウタージャケットとの重ね着も薦めます。
上のVIENOの動画でもその様子をご覧いただけますね。


最後にライトコレクションのRUUT。ヨーツェン本社では昨年から継続扱いの品番ですが、
当店では昨年から持ち越している一枚ですので、
価格は推定一般小売価格110,000円の40%offの66,000円(税込)での提供です。

色はBurnt Orange。直訳すると、焦がしミカン。

すべてSですが、3枚目はウエストのドローコードも絞りました。表情が変わります。
サイズはSのみ。スペックです。
S→胸囲104cm上り,着丈73cm,肩幅41.8cm,袖丈65m。日本のMに相当します。

今年のヨーツェンは、紙媒体のカタログを印刷せずに、ショートムービーをYouTubeにして配信しました。
ご覧の通りに、貼り付けてみましたが、いかがでしょうか。
めったにやらないことなので、もし不都合がありましたら、すいませんが、こちらまでご連絡ください。

また、最新の在庫状況はwebShopでご確認ください。

最後にいつものお約束です。
今さら、ですが、ヨーツェンのブランドや工場探訪、当店との長い関わりについては、
こちらに書いていますので、まだの方はご一読を。


出来上がり紹介。スーツ、ベスト、そしてエコノミーのシャツがたくさん。

10月に入る前に、ここで出来上がりの紹介です。

まず、NZ100+JN50の記念生地、葛利のダブルクロスでのスーツの仕上がりです。

Kさんは、スリーピース、それもベスト(正確にはウェストコートと呼びます)は、衿付きのダブル、という仕様。


Mさんはオーソドックスなツーピース。細身ですがいかり肩が強い男性です。


フォーマル用のウェストコート。Yさん。
ピンクのシルク生地はフォーマル専門の神田の生地屋で私が直接買い付けてきました。


そしてエコノミーのシャツがたくさん。
急いで届けなければいけないものもありましたので、袋のまま、簡単にまとめて撮りました。
解説も省略いたします。

こうやって見るとやはり白とブルーが圧倒的に多いですね。
そんな中で、皆様、色々と自分だけの一枚になるよう、細かいところに工夫を入れ込んでいただいて、
楽しんで作っていただけたと思います。
ありがとうございました。

さぁて、10月、だぞ。


シャツのイベントと同時に、ソックスの受注会もやります。10/1(土)から16(日)まで。

シャツのイベントのときには、ソックス・ホーズの受注会も同時にやりましょう、というお約束です。

この秋冬は、今回のオプションフェアに合わせて開催します。
カタログは以下のとおりです。

ちょっとわかりにくかったかな。すいません。
いつもの定番のウールのホーズなどは、メールや電話でも対応いたします。




イベント。シャツを作ろう!!~オプションフェア。10/1(土)から10/16(日)まで。有料オプション3つが無料に。

ファクトリーからPOP原稿が届きました。

秋冬期はオーダーシャツのご注文が春夏期よりも減りますし、
また、店としても、シャツのオーダーよりもセーターやコートを売ることに忙しくなりますので、
あまり積極的にプッシュすることもしないのですが、
シャツのファクトリーとしてはそんなことも言ってられません。
こうしてイベントも企画してPOPまで作って送ってきます。
ですのでお知らせしないわけにはいきません。

ビエラ調の無地や細畝コーデュロイ、ダンガリーやインディゴもの、などが秋冬期のおすすめです。
ただ、タッタソール柄だけは、もう少しあとに、英国OxfordBlueから既製品の新柄が届きますので、それを待っててください。

なんだかやる気があるんだかないんだか、のおかしなお知らせになっちゃいました。

 


入荷超速報。フィンランドからヨーツェン、到着です。

いつものように、軽くて大きい荷物が届きました。ダウンですからね。

ほんとにココはちゃんとしてるところで、9月の最終週納品だよ、って、発注の時点でもう言われていて、
言ったとおり見事にそのとおり届きました。
アイルランドのシッパーでは絶対に有り得ない、これはフィンランド人の国民性なんでしょうか。

商品の紹介までにはもうちょっと時間をください。
ヨーツェンの紹介はけっこう大変なんです。
10月に入ってしまうと思いますが、少しお待ち下さい。

 


解説をリニュアル。英シェトランド島のジェイミーソンズJamieson’s、100周年記念として注文した、「リピートのない」フェアアイル。プルオーバー3種とカーディガン1種。価格も見直しました。

100周年記念のつもりで発注したジェイミーソンズJamieson’sのフェアアイルは、
長年構想を温めていた、リピートなし、の特別なパターンです。

☆丸首プルオーバーが3種。26,400円(税込)。


※グリーン

私、42″を着ました。適度なゆとりがあり、私の好みではこのサイズを選ぶでしょう。


※スチールグレー


私、38″を着ました。パツパツで小さすぎです。

※ミックスネイビー

私、40″を着ました。隙間なくピッタリ、ジャストフィットです。


☆1種だけカーディガンにしました。29,700円(税込)。
※ブルー


私、44”を着てます。ダボッとしてます。
斜めに立っているのは、肩のトップのところにある7番目の柄の赤の部分を見せたかったからです。

ここでサイズについて申し上げます。こうなってます。
提げ札の表記サイズ・38″(インチ)=当店のサイズ感覚はメンズS (衿ラベル表示サイズはM)
提げ札40″=当店メンズM (衿ラベルL)
提げ札42″=当店メンズL (衿ラベルXL)
提げ札44インチ=当店メンズLL (衿ラベルXXL)

つまり、Jamieson’sは日本人を相当小さい人種と考えているようなのですが、
この余計なおせっかいがとても紛らわしいので、まず衿のラベルサイズ表記は無視して、
今後もサイズを言うときはインチサイズで言うことを原則にします。
「Mを買ったつもりなのに品物にはLと表記されている」という事態が今後も起きますが、
こういうことなのでご理解ください。

さて、リピートなし、の説明です。
アランセーターと同じく、フェアアイルでも一つの模様をステッチ、
そのステッチをいくつか合わせた柄の組み合わせをパターン、と呼びます。
アランのパターンは縦向きでひとつだけですが、フェアアイルの場合、パターンは横向きです。
小さいと数センチのこともありますし、大きいと30センチ以上にもなったり、と様々で、
そのパターンを何度も繰り返していきます。その繰り返しをリピートといいます。
これは壁紙と同じでして、リピート10cm,とかリピート30cmとかと称します。
例えば、ということで、わかりやすいもので比較しますとこうなります。

白い紙の幅がひとつのパターンです。ちなみに、セーターは下から編み始めて上に進みます。
左はリピート10cmです。これを5回ほど繰り返してひとつのセーターの大きさにしています。
対して右はリピート30cmととても長いです。2回目の繰り返しが終わらないうちに十分な着丈になります。
2回目の半分過ぎたあたりで終わってます。

ところが今回のセーターは、8-10cmの異なる7つのパターンがひとつづつ現れては消え、
リピートをしないで違うパターンが延々と続くのです。
横向きにしてみるとわかりやすいでしょ。左側が裾で、右側が肩です。44″で撮りました。

44”サイズなので7つ目のパターンの中心にある大きなステッチが現れてきてます。
多分48”ぐらい大きなサイズなら7つ目のパターンも完全に見えてくるんでしょうね。
この7つのパターンはどれも大きなステッチを小さなステッチで挟むという構成で配色も似ているので、
ガチャガチャに見えずに落ち着いた統一感を醸しています。パターンは全部違うのに不思議と派手ではないんです。
むしろリピート30cmぐらいの大きなパターンのもののほうがよほど派手なガチャガチャに見えるほどです。
似て非なる異なるパターンが次々と現れて同じパターンは二度と現れない、
これが、リピートなし、という意味です。

このリピートなしのサンプルを私が初めて見たのは15年以上も前のことです。
しかしそのサンプルは、リピートのないことを強調したかったあまりか、
とても色使いの派手なクレージーなものに見えました。
多くのバイヤーの目にも売れそうもないものに映ったはずです。
色を変えるとどうなるか、までの興味には至らなかったのでしょう。
しかし、いつか一度はやってみたい、と私の記憶の中に常にこのセーターがありまして、
今回、コロナで社長のPeterと会うことができず、
でもJack(私のことです)の頼みなら何でも力になるよ、と言ってくれたのを幸いに、
この色違いを画像で送ってもらい、
今回のようなカラーリングが存在することを知った次第。
いつか実現させたいと構想を温めていましたが、
100周年記念がいいきっかけになりました。
多分日本でこれをやっているのは当店だけのはずです。

なお、ジェイミーソンズJamiesonsのブランド紹介についてはこちらをご覧ください。

サイズ切れが起きる可能性が高いので、最新の在庫状況はwebShopにてご確認ください。
カーデイガンはこちらです。