入荷速報。英フォックスのフランネル、始めます。

フランネルと言えばフォックス、
英国ウェリントンのFox Brothers・クラシック・フランネルのバンチが届きました。
ライトウェイト(スーツ向き)、ミディアム(ジャケット向き)、ヘビー(コート向き)、
の3種類あります。
中でもさすがFoxだなぁ、と思わせるのは、杢グレーの色合いです。
杢の混ざり具合がなんともいい、
そして、ルーペで拡大してもグレー以外の色は混ざっていないんですが、
全体を俯瞰すると、無機質でなく、実にミネラルっぽい、
この色合は、他社との圧倒的な違いですね。
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入荷速報。ハリスツイード(英スコットランド)、新しい生地見本が届きました。

もう多くを語ることもないでしょう。
ハリスツイード、今年の生地見本が到着です。


柄物と、



無地。

ジャケットで作るのが一般的ですが、
トラウザーズと合わせて上下で作ったり、
ベストも一緒に上中でオーダーしたり、
いろんな組み合わせで頼む方も多いです。

参考価格。ジャケットで66,000円(税別)より。


入荷速報。スーツ&ジャケットを作ろう!~バラケの舶来服地、秋冬物の放出が出ました。

欧州の素晴らしい服地ですが、色や柄の揃えがバラけてしまった生地が
毎年生地問屋さんから放出されます。
(参考価格は税別表記です)

まずスーツ。

伊ゼニア(8柄)¥84,000~、ロロピアナ(15柄)¥78,000~、英ドーメル(1柄)¥78,000~、など、
名の通ったところばかり、色や柄にクセはありますが、
ファブリックは最高品質です。

ジャケット、

伊カノニコの9柄、¥47,000~。

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今週の出来上がり。フォーマル、ジャケット、綿パン、リネンシャツ。

今週の出来上がりです。


Kさんから略礼服のご注文です。
葛利毛織のカシミア混ウールのフォーマル用の素材で、
秋から春まで、無理すれば夏でも、と、一番使える生地。
もう何人の人に勧めたことか、もちろん自分の礼服もこの生地で作ってます。
ピークドラペル、1つボタン、ノーベントの、礼服のルールを踏まえ、
祝儀のときには華やかさが出せるように、拝み合わせができるような仕様にしました。


寒い春や暑い秋にも、使い勝手の良いジャケットを、というYさんのご要望に、
提案したのは、スーツ生地を使ってジャケットを作るというアイデア。
というのは、ジャケット生地というのは、季節感を強調するものが多く、
春はより春らしく、秋はより秋らしく、となりがちで、
寒い春や暑い秋、という要望に合致しにくくなるからなんです。
で、英ハリソンズのカシミア混super100’s(330g)のPremierCruからジャケットにも向く色柄をチョイスしました。


女性のJさんですが、いつもメンズ仕立てのリネンの白シャツをオーダーされます。
ハードマンのリネン100%で、今回は2つボタンで衿越しの高いスタンドカラー、という初めての衿型に挑戦です。


綿パンのオーダーもメンズ仕立てですが、女性のCさんからのご注文。
伊Mianiのストレッチコットンで、膝裏を付けず、裾もミシンの三ツ巻にして、
水洗いのできる仕様にしました。レディスらしく、尻ポケットなし、です。
色違いで2本。何色、と言いにくい色ですが、あえて言うと、
右が薄キャメル、左は利休鼠、とオーダーシートに書き留めました。
利休色は、英語ならライトグレーベージュでしょうか。
そう、城ヶ島の雨の利休鼠ですね。城ヶ島は中学の遠足で行った懐かしい場所。北原白秋は、私の高校の校歌も作詞してます。
蛇足でした。

ご注文ありがとうございます。
どうぞご愛用ください。


出来上がり紹介。ジャケットのオーダー、2着同時に到着です。

ジャケットが2着仕上がりました。

左は、シルク100 %のシアサッカー紺無地。シルクと言うとテカテカ・ツヤツヤのイメージがありますが、これは全く光沢は無し。軽々ふんわりの大人っぽいサッカー素材。葛利毛織のションヘル織機による服地です。静岡市のMさん。

右は女性からのオーダー。英ハリソンズのカシミア混のスーツ素材プレミア・クリュを使って、オールシーズン対応のジャケットを作りました。微妙に色を混ぜた深みのある明るい青色。静岡県のYさんからのご注文。

2着とも同じファクトリーで同じパターンを使っていますが、
左は大柄の男性、右が女性、と、サイズがまるっきり違うので、
全く異なったものに見えますね。

ありがとうございました。末永くご愛用ください。