入荷速報。シェットランドセーターの神髄、エベレスト。

このセーターの長年のキャッチフレーズが、
「1953年のエベレスト初登頂にヒラリー卿が着ていたセーター」というもの。
この当時は、セーターはまさにsweater=汗取り着、つまり下着だったのです。
その下着らしさ、つまり、ストレートなシルエット、細い腕回り、継ぎ目のない(シームレス)ボディ編み、高い衿位置、シングルリブのへラッとした衿、という特徴が、
今の時代までそのまんま残っている、というのが、
このエベレストの奇跡的なところです。
きっとシェットランド島という辺鄙な場所にファクトリーがあったことで、イノベーションの淘汰を逃れられたのでしょう。
08fwevecolours
エベレストの色展開を一目瞭然にしてくれるのが、このマフラーです。
色見本みたいですが、れっきとした商品でして、毎年の人気モノです。長さ170cm幅20cm、\12,600。

でも、エベレストの色はこの10色だけではないのです。
あと2色、あります。
08fwevebw
まず、ブラック。今までなかったのが不思議なぐらいなんですが、今年からの新色です。エベレストでは、焦げ茶がブラック・シープという名称なので、混同しないように、新色のクロはダイド・ブラックと呼んでいます。
そして、ホワイト。実は当店では以前から裏メニューにホワイトの糸があることを知っていて、何枚かの発注もしているのですが、
web上では公開をしていなかったのです。ご覧のVネックにのみ在庫があります。

今年の当店の品揃えでは、
①Vネックの長袖プルオーバー\23,100
②丸首の長袖プルオーバー\23,100
③Vネックのベスト・プルオーバー\19,950
の3種を展開しますが、中でも最も力を入れているのが①のVネックです。
このVの開き具合はホントに絶妙にうまいです。これも多分下着時代から変わらずに続いているゆえの偶然なのでしょうけれど…
08fweveblk


入荷速報。ジョン・スメドレー(メンズ)

今年のメンズの発注は、通常のコレクションラインではなく、
今シーズンの限定企画「ビンテージ・コレクション」(スポーツライン)からのチョイスです。
08fwsmedleylogo そんなアーカイブの中から、1930年代に実際に使われていたラベル(通称「バード・マーク」)を復刻し、このラインに付けています。

素材はご存じニュージーランド産のメリノウール。近頃はメンズも薄手の30ゲージが増えていますが、この商品に関しては長年のロングセラーである24ゲージ。しっかりとした厚さで身体にまとわりつくこともありません。私自身、30Gも24Gもスメドレーは両方持っていますが、個人的には24Gの方が「着ている」という安心感があって好きです。

08fwsmedleyvpo1
08fwsmedleyvpo2
まずVネックのプルオーバー。衿のリブをよ~く見て下さい。シングルリブでしかも丁寧にヘラシを掛けてからジョイントしています。これが現在のスメドレーにはない、アーカイブ復刻版らしさです。全体のシルエットも膨らみを押さえてスッキリとさせていて、「とてもクラシカルなのに、実はこんなスメドレー今まで見たことない」という逸品でしょう、と私は高く評価をしたのであります。\31,500 。

08fwsmedleyvjk1
08fwsmedleyvjk2
次にカーディガン。前立てのリブの幅が太くしっかりしています。Vゾーンは高く、やはり丁寧なヘラシ目の処理がされています。ポケット付き、というのも手抜きなしの好感度高ですし、裾や袖のリブが長めなのも嬉しいです。カーディガンというのはチョイスを間違えると「老け」アイテムになってしまうところですが、この直線的なスッキリさなら大丈夫です。\37,800。

色の展開を説明します。奇抜な色はありませんがちょっと分かりにくいのは上の2色でしょうか。2品番共通ですが、両方の品番に全ての色の在庫があるとは限りませんので、ご了解下さい。上から、
08fwsmedleycol1_2PLAIN CHOCOLATE…クロに近い焦げ茶。混じりっ気なし、カカオ100%という感じです。
PINE NEEDLE…針葉樹、松の葉。これもクロに近いミドリです。
SILVER…ライトグレーです。
CHARCOAL…チャコールグレー。
MIDNIGHT…通常の紺よりも濃い紺です。
BLACK…黒。

最後に前開きのベスト。ビンテージ・コレクションのカテゴリーではないのですが、考え方はおんなじ、と見て、ここに加えました。MIDNIGHT,BLACK,CHARCOAL。\36,750。
08fwsmedleycol2_2


入荷速報。バイブリーコート(男女とも)

2回目の入荷がありました。

08fwbcpw2_3

★メンズ…ツイードのフィッシング・パンツ。かなりザクッとしたネップ入りのツイードです。温暖化の昨今、ここまでツイードしているパンツは意外にないんですね。好例のポケット数えですが、これは8つ付きです。\22,050。

08fwbcpw1_3

上に着ているのは、メリノウールのカーディガンです。アーガイル模様を真ん中でまっぷたつに割る、という発想が好きです。このアイデアを実現させるために、よーく見るとアーガイル模様の上衿部分には軌道修正のための減らし編みが施されていて、これ、結構大変なテクが使われてるセーターです。2色あり。中国製、\15,750。

08fwbclw2

★レディス…ピタッとした作りのジャケットです。写真で見ると、「うわっ重たそう、堅そう、キツそう」の三重苦に見えますが、ぜーんぜん違うのです。

08fwbclb3 実はこの生地、ツイードの糸ではあるのですが、織物(weave)じゃなくて編み生地(knit)なんです。つまり早い話がウールのジャージ、伸縮性が抜群なのです。なのでここまでタイトなフィッティングが可能なんですね。メンズに使うとちょっとボディコン過ぎるのですが、レディスには最適の素材でした。3柄あります。クロ無地とブルーツイードが\27,300。グレーヘリンボーンが\29,400です。
08fwbclb2_5
08fwbclw1_4


入荷速報。ラコステのボタンダウン・シャツです(メンズ)

こんにちは、ラコステです。と、私たちにアプローチがあったのが、7月のこと。
じゃのんびり考えて来年の夏物からでも始めましょうか、と、こちらから東京の日本支社に返礼にお伺いしたところ、
ん、コレは…と私の目に留まったサンプルがありました。

Lacoste08fw1 カタチはシャツなんです。ボタンダウンのプルオーバー、背中にはヨークが切ってあるし、嬉しいことにちゃんとボックスプリーツまで入れてある。裾は、入れても出してもOk、のうまい丈と仕上げになっています。
で、素材はポロシャツでお得意のカノコ素材。簡単に洗えてアイロンもいらない。
つまり、ボタンダウンシャツとポロシャツのいいとこ取り、だったわけです。
こりゃ、単独で裾出しで着ても、裾入れしてジャケットのインに着ても、残暑が強くても使える一枚だね、と、強い興味を持ったのでした。

でも、そのサンプルには気になるところが二つあって、私、正直に言ってしまいました。
「このデュエ・ボットーニの台衿、と、ポリウレタン混のストレッチ素材、というところが私は納得できないなぁ…」
と、ぼやきますと、先方担当者、なぜかニコニコと曰く、
「実は、全く同じ意見がB社から出たので、デュエではない普通のBDの衿で、綿100%のカノコで作っている別品番があるんですよ。」と。
となれば、もう私も断る理由はありません。ということで、秋物からのスタートと相成ったわけであります。

Lacoste08fw2 前置きが長くなりましたが、ラコステの中でも「クラブ・ライン」という、すっきりシルエットの少しモードっぽいカテゴリーの商品です。なので、ワンポイントもいつもの緑でなく、小さいシルバーのワニになっています。白、濃紺、黒、の3色。サイズ3(M相当)と4(L相当)。\15,750。
(紺と黒はかなり近いです。大きく単独撮ってる写真、と、三枚まとめた写真の左上、これが紺です。)

製造は山形県のラコステ専属のメリヤス工場。
ワニ印の製造拠点は世界に何ヶ所かありますが、フランス本国のファクトリー亡き後は、日本が世界で一番いいクオリティのワニ印を作る、という定評で、世界のワニのお手本となっているというのがすでに業界の定説なのであります。


在庫を追加。アランセーター

アランセーターの在庫を追加しました。
補充したのは、丸首プルオーバーの白(バイニン)、サイズ40と42で、
全部で14枚を追加しました。

別の場所に保管してあるストックから、候補作を選んできたのですが、
「なんでこんな古くていい作品がこんなところで長いこと眠ってたの?」という、「お宝モノ」の絶品も発見しまして、
陳列は充実の品揃えに甦りました。

なお、今シーズンのアランセーターに関しては、新しい商品の入荷はありません。
なので、カーディガンなどは現在庫から増えませんので、ご了承下さい。
Aranstock


入荷速報。バーバリアンの新柄です。

「普段着の王様」バーバリアンの新作が、カナダより到着です。

08fwbarbarianm1
メンズはあちこちに刺繍の入った3インチの太ボーダーもの。
上がネイビーxアイボリー、下がネイビーxボトルグリーン。\13,650。

08fwbarbarianw1
08fwbarbarianw2
レディスはすべて七分袖です。
左写真は前立てのボタンもないTシャツタイプ、右写真はヘンリーネック。
どちらも\10,290です。
(クロっぽく見えるモノは、どれもネイビーです。)