ドレイクスのタイ、追加入荷です。ご覧下さい。
今回はだいぶ春らしい色柄が入っています。すべて12,600円。
ところで、陳列に使っているこの古いデスク、
ケント州の古家具屋経由で購入した物ですが、
どうもどこかの郵便局で対面式のカウンターとして使われていた代物らしいのです。
奥のところに、ロンドンの郵便番号一覧の地図が貼ってあるんですよ。
ご来店になったときに見つけて下さい。
英国スコットランド西岸エアAyrにファクトリーを持つベッグBegg。
英国を代表するマフラーやスカーフのブランドですが、
いろんな事情から、昨年秋のカシミア物から久しぶりに取引が再開できました。
コットン70%リネン30%の極薄織り。幅44㎝長さ190㎝。スコットランド製、10,920円。
こういう品物は語るよりも見てもらった方が早いので、あとは写真をじっくりとご覧下さい。
6柄ありますが、柄が違っても組成やサイズはすべて同じです。
ギンガムチェックは、ブルー、オレンジ、ブラウン、の3色。
写真はレディスのボディに巻いて撮りましたけれど、
もちろんメンズでも全く支障なく使えます。念のため。
ゲール語でベルトのことをcriosクリスと言います。
で、アラン諸島でクリスというと、カラフルなこんなベルトのことを指します。
これ、アランのおかみさんたちがつま先や椅子の脚にウールの糸のはじっこを引っ掛けて、道具を使わず指だけで編んでいきます。
これを男たちは腰に二重巻きにしてベルトにします。
さて、今から百年ほど前の話。
アランセーターの事実上の始祖とも言えるボストン帰りの編み物の天才マーガレット・ディレインは、
この伝統的ベルトを帽子に作り替えてしまいました。
ベルトを環状にして中心にしその上下にニットを足して幅を付け、更にトップの蓋を作り、
装飾にカギ編みでフリンジの細工を施して、と、
三つの手業が一体になったユニークな帽子です。
この帽子はアラン諸島イニシモア島に住むディレインの子孫たちによって作り続けられ、
それらはダブリンのクラフトショップ、クレオが全量を買い取って販売されていましたが、
近年は作れる人もほとんどいなくなり、
クレオの在庫もかなり少なくなってきていました。
今回のアイルランド出張で、その貴重な在庫の中から数個だけを譲り受けてきました。
もちろん日本でこれを売れるのは当店だけですが、
多分当店でもこれで最後の販売となることでしょう。17,850円。
(既にお持ちの方はご購入をご遠慮下さい。
また、買い占め的なご購入もお断りしますのでご了承ください。)
ドレイクスから、カシミアのネクタイ、今年も入荷です。
スーツに季節感が薄れてきているので、
代わりにネクタイで季節感を見せていこう、ということで、
ウールやカシミアのタイは年々冬のタイの一角を占めてきています。
☆ストライプで2柄。左4本は極細チェックのベース、右4本はヘリンボーン織りです。
どちらも英国製カシミア100%の生地、日本縫製、で、13,650円。
☆無地っぽいシリーズ。左5本は細かい猫足柄でこれだけウール100%で12,600円。
右4本はマイクロチェック、カシミア100%、13,650円。
ネクタイの場合、カシミアだから暖かい、ということはなく、
あったかそうに見える、というだけなんですが、
その「見える」という気持ちこそが大事なんですね。