ダブリンで会うときに持ち帰るから用意しといてね、と頼んでおいたんです。
トランクに入れて持ち帰りました。
モネの絵画をイメージとしてスカーフに落とし込む、
一見誰でもできそうで実は誰もできない芸当を編み出し、
かれこれコレを10年以上続けているのがリズなんです。
配色によっては男性も巻けます。幅38cm長さ180cm。今回から新価格17,850円。
あ、ギフトとしても好評の、リズの羊ブローチ、コレも持ち帰りました。
一個1,050円です。
ドレイクスから、カシミアのネクタイ、今年も入荷です。
スーツに季節感が薄れてきているので、
代わりにネクタイで季節感を見せていこう、ということで、
ウールやカシミアのタイは年々冬のタイの一角を占めてきています。

☆ストライプで2柄。左4本は極細チェックのベース、右4本はヘリンボーン織りです。
どちらも英国製カシミア100%の生地、日本縫製、で、13,650円。

☆無地っぽいシリーズ。左5本は細かい猫足柄でこれだけウール100%で12,600円。
右4本はマイクロチェック、カシミア100%、13,650円。
ネクタイの場合、カシミアだから暖かい、ということはなく、
あったかそうに見える、というだけなんですが、
その「見える」という気持ちこそが大事なんですね。
毎年の常連、英国デンツのレザーグローブです。
まず、メンズ。
☆鹿革の手縫い・裏地はカシミア100%で取り外し可能。英国製。
カタカナで言いますと、ディアスキン、ハンドソーン、カシミア・ライニング・ディタッチャブル、メイド・イン・イングランド、であります。
毎年展開のおなじみモノで、デンツの手縫いモノの中でも英国内で最も人気のあるモデルです。
デンツだけの「指の股のひし形パーツ」も健在です。
ブラックとバーク(焦げ茶)の2色。7.5と8.0。\39,900。
ペッカリーはワシントン条約による保護規制のある動物ですので、
近年の当店の態度としてはやみくもに仕入れることなく、
どうしてもペッカリーでなければできない色、
すなわちこの黄色っぽい「コルク」という色に限って販売することにしています。
8のみ、\43,050。
次、レディスに行きます。
☆鹿革(ディアスキン)、手縫い、裏貼りなし。英国製。
レディスでは珍しい「手縫い」モデル。
手縫いステッチがアクセントとなるように明るい色糸を使っています。
タバコ色のみ。サイズは7。\26,250。
☆ヘアシープ(羊革)、機械縫い、裏地はカラフルなウール100%。英国製。
毎年のおなじみ品番で、ギフト需要も多いモノです。
ネイビー(裏はターコイスブルー)、モカ(裏はオレンジ)、ブラック(裏はピンク)、の3色。
サイズは6.5と7.0の2サイズを用意しました。\19,950。
いちいち「英国製」と書いているのは、近頃のデンツは東欧製の製品もかなり増えているので、そのためです。
アイルランド・モナハン在住のリズ・クリスティLiz Christy女史が、
手機機で織り上げるスカーフです。
2月にサンプル的に少しだけご紹介しましたが、その今シーズン版が到着しました。
2種類あります。
☆モネ・スカーフ

リズと言えばモネ、彼女が十数年にわたり織り続けている代表作で、
モネの数々の名画からインスパイアされた美しい配色のスカーフです。
提げ札には「睡蓮」を始めとしたモネの絵画の名前とシェイド(カラーリング)が記されています。
フリンジの部分にカラフルに見えているのが縦糸で、これがコットンの2ブライ糸で、
一体何色使ってるの、というくらいの色数が入っています。
横糸はウール、モヘア、アンゴラを混ぜたループ状のブクレ(まだら)の特殊糸で、
これが独特の凹凸感を出しています。
サイズは春に紹介したモノよりも大きくしました。男性も巻けます。
40 x 200cm(フリンジ含む)。
13,965円。
☆アイリッシュ・ヘリテージ・スカーフ

モネのスカーフを売り言葉にしてきたリズですが、
モネはフランスですし、糸もイタリア、という点を本人も気にしていたようです。
で、新しいコレクションは、アイルランドらしさ盛りだくさんで、
ピュア・アイリッシュネスな作品となりました。
発想の元はやはり絵画で、19世紀末に活躍したアイルランド・ロスコモン出身の画家、
ロデリック・オコナーRoderic O’Connerの
1884年の作品「The Farm at Lezevan」からのインスパイアです。
縦糸に入っているカントリータッチだけどとてもカラフルな糸は、
これもアイルランドはキルケニー県グレイグナマナ在住の
「色の魔術師」フィリップ・クッシェン(とても楽しいオヤジで、私の古くからの飲み仲間です)
によるクッシェンデールのウール糸。

横糸は、フィッシャーマンのマフラーとキャップのところでも紹介した、
ドネガル県キルカーのDonegal yarn社のメリノウールのツイードネップ糸。
ということで、発想、材料、織り手、全てがアイルランド、という弩(ど)アイリッシュなマフラーが出来上がったのです。

サイズは、22 x 180cm(フリンジ含む)。12,915円。
☆シープ・ブローチ

モネ・スカーフの横糸に使っているブクレ糸を利用して作った羊のブローチです。
1,050円。
近頃インテリアショップなどで目に付くようになったデンマークのシルケボーグSilkeborg。
よく見掛けるのは、ウール物かアルパカ混のひざ掛けですが、
これは違います。
ウリは「ベビーアルパカ100%」という点。ペルー産のアルパカの中でも、
生まれたての産毛だけを刈り集めたものです。
へたなカシミア100%モノよりもずっと軽くてしなやか、
それでいて価格はカシミアよりもはるかに手頃です。
拡げたサイズは135 x 200cmと、シングルベッドぐらいの大きさがあるのに、
たためばびっくりするほどコンパクトに収まるという、驚異的なスロー(ブランケット)です。
チェックの配色も、紺と赤を基調とした北欧らしい柄で、
伝統的なタータンチェックとは趣が異なります。
ストールにしてもひざ掛けにしても、インテリアにしても、使い道はいろいろなので、
もしかしたら家中で取り合いになるかもしれません。
リトアニア製、27,930円。
英国の「ブラックシープ」ブランドです。
ウェルシュ・マウンテンシープという剛毛の羊毛を染めずに使う、
というのを原則としています。
「ブラック・シープ」というのは、焦げ茶色の羊で、真っ黒のことではありません。
毎年やっているのがここのニットキャップで、
カタチもいいし、丈夫で長持ち、で、私は色違いで3つ持っています。
ここのニットキャップは最初は少しきつめですが、このテンションが暖かさにも効果的なんです。
もちろん使ううちに、だんだん馴染んできます。
☆リブキャップ \3,570

上から時計回りに(左写真上から)
ツイスト、ダークグレイ(=中茶)、グレイツイスト(グレー)、グリーン、ネイビー、の5色。
☆ブクレキャップ \3,990

ランダムにまだらなので、濃いところ薄いところ、一点ずつ異なります。