生地切れが懸念されるので、期間を限ってイベント化することにしました。
ちょっと厚手の無地シャツが欲しい、と、シャツの生地をいろいろと探していたんですが、
シャツ生地の中からだとどうもピンとくるものがなくて、
そんな中、目についたのが、
ジャケット・パンツのコットン素材を特集した生地屋さんのスワッチ、
春夏物のツイル生地、で、まあ言うなれば薄手のチノパンの素材です。
色も16色とカラフルに揃ってます。で、ブルーグレーの生地を一つ選んで作ってみました。
縫い目のアタリがどのくらい出るのか見たかったので、一回水洗いしました。
全季節に対応できる素材でありながら、普通はオーダーシャツのジャンルには出てこない生地なので、
これはいいアイデアだと、と思って提案します。
チノパン生地で作るシャツなので、チノシャツ、と名付けました。
生地はスーツの生地屋さんから取り寄せて、縫製の方はいつも通りドゥワンさんにお願いします。
ですので完全に当店オリジナル商品で、他では頼めません。
価格は18,700円(税込・オプション除く)です。
本来秋口にご紹介したいところなんですが、
生地のコレクションが春夏物のものなので、生地切れしてしまう恐れがありまして、
6月の提案といたしました。
サイズはもちろん、衿型やボタンなどはご自由に選んでいただけます。
オーダーシャツのデータを流用するのを基本としますが、
推奨として作ったサンプルは、
背中にダーツやタックやプリーツ等のないEuroのボディで、
衿型ショートレギュラー、ブラウン系のマーブル釦、を使用しています。
洗うと少し縮むのでやや大きめに作られるといいでしょう。
ただチノパンの生地だからと、軍モノっぽくしすぎるとワークシャツっぽくなりすぎるので、
どこまで都会的なシティウェアさを出すか、そこがさじ加減になります。
はっきりした色ほどワークっぽく、地味な色ほどシティっぽく、という逆説的な思考がいいんじゃないかな、と思ってます。
期間は、6/23(月)までです。
(既出記事の内容を再編集して掲載しました)