フィルメランジェでは、レディスもあります。
品番がヨシュアJoshua2で、\35,700。
素材は、メリノウール100%。コットンじゃない、というのも冬物らしいです。
でもって、このウール裏毛スウェット素材、
ちゃんと洗えるのです。さすがフィルメランジェ。
ボディ全体は一枚物なのですが、フード内側だけはボア付きになってます。
被ってふわふわを頬で楽しむもよし、
被らずに丸みのあるフードの形状を楽しむもよし。 フードは重たくはないですよ。
ジョン・スメドレー、レディスの新作紹介です。
☆アーガイルカーディガン Kerbela \37,800
シンプルに小さいダイヤを左右に4列ずつ配置しています。
70年代ぽいレトロ感がありますね。
Charcoalベース
☆丸首カーディガン Antionette \31,500
ウェストスッキリな新シェイプ「Pettite Neat Fit」
しっかり「くびれ」てます。しかもいい位置で。
釦が11個。
カーディガンというと、どうしても重ね着のイメージがありますが、
これは、ボタン全部締めて単品で着てもらいたい、というのが作り手の意図ですね。
☆タートルネックプルオーバー Twine \27,300
↑のカーディガン同様のスッキリシェイプの「Pettite Neat Fit」。
「くびれ」しっかり、です。
Soot(すす)とIndigo(藍)の2色。
どちらもメランジェ(杢)の色合いです。
シェットランドセーターの最高峰、エベレストです。
今年も入荷しました。飽きずに毎年同じことを繰り返しお話しすることも大事でしょう。
手抜きせずに語ります。
英国の北方、北海に浮かぶシェットランド諸島のメインの島、
シェットランド本島で編まれているのがアンダーソン社の「エベレスト」です。
特産のシェットランドシープの子羊の産毛を使い、
古い手編み機(ハンドフレーム)で無縫製の筒編み(シームレス)で編まれています。
「エベレスト」の名称は、1953年エベレスト初登頂に成功した
エドモンド・ヒラリー英国隊が着用していたことに由来します。
もっともその当時の着方は、むしろ下着に近かったようですが。
①丸首プルオーバー \23,100
Red、Fawn、Blueの3色。
物事何が幸いするか、分からないものでして、
エベレストの場合、その下着っぽさが奏功したのですね。
無縫製の丸編み、胴や腕の密着するような細さ、
締め付け感のないシングルリブの衿回り、などなど、
60年間変えなかった(いや、たぶん変えられなかった?)化石のようなセーターが
現代の要求にぴったり合ってしまった、というファッションの世界では希有な例です。
②Vネックプルオーバー \23,100
Lt Grey、Shaela、Blue、Navy、Charcoalの5色。
シェットランドウールというと、ひと頃は廉価品の代名詞のように扱われていましたが、
本物のシェットランドウールというのは不思議な暖かさがあるのです。
カシミアともメリノウールともジーロンラムズウールとも違う、
じわっと包まれるような発熱体のような柔らかい暖かさです。
(あ、これも今時の下着に似てるのかも…?)
③Vネックベスト \19,950
Red、Green、Lt Grey、Shaela、Blue、Navy、Carcoalの7色。
一枚買った方が色違いやカタチ違いを求められたり、
自分が着て良かったので父親にも勧めてみたり、と
リピーターや高年齢の方の比率が高いのも特徴でしょう。
何年も同じものが売れ続ける理由がここにあります。
英国のニット、ジョン・スメドレーです。
薄手の無地セーターばかりなので、どれも毎年同じなんだろ、って思うかもしれませんが、
結構その年毎に微妙に変化しているのです。
まずはメンズから。
★メリノ24ゲージ、VネックカーディガンCAVENDISH \31,500
もったりしたシルエットだと「老けアイテム」になってしまうカーディガンですが、
ポケットもなくスッキリとしたシャープなスタイリング、高めのVネック、で、
デニムなどのカジュアルシーンにも使えるアイテムに昇華しています。
細かいところなんですが、Vネックのところもちゃんと「減らし」で仕上げていて、
以前見られた手抜きのようなカットソー的な簡易仕上げからかなり改善されています。
こういう点はセーター好きとしては、大いに評価しています。
左から、Charcoal、Black、そして新色のSoot(すす)。
Sootは、いい色ですよ。すす払いの「すす」の意。
焦げ茶のような杢糸で、ルーペで見るとかなりいろんな色が混ざっています。
ツイードっぽい感じ、と言っても良いかもしれません。
★メリノ30ゲージ、前開きベストNo.2715 \28,350
定番のようで定番でない、ベンベン…、なのがこの前開きベストです。
以前あった品番は着丈がやけに長くて、ちょっと野暮ったかったのですが、
今回のNo.2715は実にうまくスッキリとしています。
色は3色をチョイス。スーツの中に着てもいい、を前提にしています。
左から、Soot、Charcoal、Indigo。
★メリノ30ゲージ、タートルネック BELVOIR \27,300
以前の30ゲージタートルは、袖の付け方が単なるセットインの縫い付けで、
全く美しくなくて、私には「手抜き」としか思えなかったので、
積極的に買い付けたいという気持ちが湧かなかったのです。
それが、このBELVOIR になって改善され、
従来の24Gものに見られたのと同じように、減らし目を駆使した立体的な肩付けになり、
格段に美しくなりました。
これなら30Gを拒絶する理由はありません。
左(上)から、Blackcurrant、Indigo、Soot、Charcoal、Black。
フィルメランジェのパーカー、Vikki2、です。
\29,400。
Melange(ライトグレー)とNavyMelange(紺)
いくつかあるフィルメランジェのパーカーの中で、
このVikki2はチャンピオンばりのリバースウィーブを使った
一番ヘビーな「バリカタ」素材。
フィルメランジェでは「フランスパンのよう」と称しています。
「外はパリッと、中はフンワリ」です。
前シーズンまでのVikki(1)は衿があったのですが、デザインをマイナーチェンジ、
衿をなくして、首廻りがスッキリとしました。スナップ釦もマイナーチェンジ。
フードの後ろ姿が、三角形なのは、
前作を継承しています。
同じ吊り編み機を使っても、糸が変わるとこれだけ表情が変わる、という、
お手本のような、フィルメランジェのパーカー3種、
これで、フワフワの食パン(Parker/Jeffrey)、モチモチの米粉パン(Jasper)、バリカタのフランスパン(Vikki2)、と、
見事に3種が揃い踏みです。
どうぞお好みでお選び下さい。