英国のニット、ジョン・スメドレーです。
薄手の無地セーターばかりなので、どれも毎年同じなんだろ、って思うかもしれませんが、
結構その年毎に微妙に変化しているのです。
まずはメンズから。
★メリノ24ゲージ、VネックカーディガンCAVENDISH \31,500
もったりしたシルエットだと「老けアイテム」になってしまうカーディガンですが、
ポケットもなくスッキリとしたシャープなスタイリング、高めのVネック、で、
デニムなどのカジュアルシーンにも使えるアイテムに昇華しています。
細かいところなんですが、Vネックのところもちゃんと「減らし」で仕上げていて、
以前見られた手抜きのようなカットソー的な簡易仕上げからかなり改善されています。
こういう点はセーター好きとしては、大いに評価しています。
左から、Charcoal、Black、そして新色のSoot(すす)。
Sootは、いい色ですよ。すす払いの「すす」の意。
焦げ茶のような杢糸で、ルーペで見るとかなりいろんな色が混ざっています。
ツイードっぽい感じ、と言っても良いかもしれません。
★メリノ30ゲージ、前開きベストNo.2715 \28,350
定番のようで定番でない、ベンベン…、なのがこの前開きベストです。
以前あった品番は着丈がやけに長くて、ちょっと野暮ったかったのですが、
今回のNo.2715は実にうまくスッキリとしています。
色は3色をチョイス。スーツの中に着てもいい、を前提にしています。
左から、Soot、Charcoal、Indigo。
★メリノ30ゲージ、タートルネック BELVOIR \27,300
以前の30ゲージタートルは、袖の付け方が単なるセットインの縫い付けで、
全く美しくなくて、私には「手抜き」としか思えなかったので、
積極的に買い付けたいという気持ちが湧かなかったのです。
それが、このBELVOIR になって改善され、
従来の24Gものに見られたのと同じように、減らし目を駆使した立体的な肩付けになり、
格段に美しくなりました。
これなら30Gを拒絶する理由はありません。
左(上)から、Blackcurrant、Indigo、Soot、Charcoal、Black。