出来上がり紹介。靴キャンペーン時の受注がどんどん仕上がってきました。

仕上がった靴をまとめてご紹介します。


ごくごく普通のプレーントゥに見えますが、
材料や仕様でグレードアップがなされています。
革は仏アノネイのカーフ。革底は溝伏せ。カカトは、ピッチドヒールに形状変更し、積み上げは吟積み、化粧は半革仕様に。
Yさんらしいアンダーステートメントなオプション使いですが、
こうすると、一段とエレガントな見栄えになるのが、靴の正直なところですね。


当店のお得意モデル、サイドエラステックのブローグモデルに、
オプションでトゥにメダリオンを施して、セミブローグ調に仕上げました。
Mさん、27.5cm-D、という迫力あるサイズです。


カカトまでステッチありです、を撮りたくて後方から撮ったら、
トゥが短く見えてしまいましたが、
宮城デンのシリーズではロングセラーモデル、Vチップの靴はSさんのオーダーです。
ワックスドレザーに、スリットウェルトのダブル巻き、タフスタッズのソール、の仕様で、ややドスンとしたカジュアルっぽさを醸しています。


個人的には、私、ブーツの中でのNO.1は、サイドゴアだと思います。
履きやすくてしかも動きやすい。
同じ意見のIさんから二足目のサイドゴアブーツのご注文です。
外見は全く普通の靴ですが、内側の革にダークパープルをチョイスしました。


Nさんにもサイドエラのブローグモデルを勧めました。
この革は、新しくオプション革に加わった、英国のスーパーバックのスウェードです。
毛足が短くしかも腰のあるスウェードなので、使用後の経年変化がしにくいはずです。一年後が楽しみですね。


シンプルなストレートチップを黒のスウェードで作りました。
オレンジの腰裏が黒と合いますね。Iさん、まさかGiantsファンでしょうか。
半革のカカト化粧は滑りやすいので注意してくださいね。

今回は6足まとめてご紹介しました。
ご用命ありがとうございました。末永くご愛用ください。

 

 

 

 


出来上がり紹介。靴のキャンペーンで、靴の仕上がりが続いています。

6月にやったレザースニーカー「MY(えむわい)」のトランクショー、
多くの方に見ていただきましたが、実際の発注は私の一足だけでした。
サンプル代わりに作ってみました。

サドルシューズ好きの私らしく、紺をベースにして、
サドルのパーツにグリーンを載せたコンビにしました。
2回ほど履きましたが、このビブラムソールのクッション性は素晴らしいですね。体が跳ね上がる感じで、まさにスポーツシューズを履いている感覚です。


発売当時から変わらぬ人気のUチップ、
オーダーシューズ初挑戦のKさんからの注文は、
バーガンディブラウンのカラーで仕上げました。
靴紐はご要望で紗乃織(さのはた)に付け替えています。


Kさんご夫妻から、宮城デンのご注文でした。
左。ご主人からは、Vチップをアノネイのワインカラーで。
右。奥様からは、フルブローグを同じくアノネイのブラウンで。こちらは絶対に滑らないタフソールにしました。
2足のサイズは4cmも違うので、同じタイプのラストでも、見え方がかなり違ってきますね。

 


出来上がり紹介。イベント絡みでシャツがいろいろ仕上がりました。

男の七分袖って、どうなのよ、って声がありますし、
私自身も一枚作ったところ家族に、なんだか女みたい、と言われたりしまして、
どうも人にすすめるのを躊躇していたんですが、
果敢にもKさんが挑戦しまして、それが左の白シャツです。
で、家族の評判は?、と聞いたところ、それが全然気が付いてくれなくて、普通に腕まくりしているみたいに見えるのかな、というお答え。
でも半袖よりもずっと着心地がいい、という感想から、気を良くしてもう一枚追加オーダー、それが右のブルーのチェック。
リンクルフリー、つまりノーアイロンのイージケア素材です。


Sさんは初めてのオーダーで、オックスフォードのいい生地が欲しいとのご要望。
定番のカリビアンコットンのドレス向きオックス、ライトグレーをおすすめしました。左です。
もう一枚は、麻のシャツを、ということで、ハードマンのリネン100%、インディゴ色をチョイスです。
初めてマスクのオプションを頂戴しました。生地はもちろんボタンもシャツとお揃いです。


レディスでIさんからのご注文。
リバティプリントは、ロンドンの近衛兵の楽隊です。
右のピンクのシャツは、実はこのブログの別の女性の出来上がり紹介記事を見て、これいい、と思ってくれてご注文いただきました。
カリビアンコットンのシャドゥドビー・ブロックチェックです。


細身で長身のOさんは既製のシャツではなかなかサイズが合いません。
だからこういう普通のシャツが必要になります。
左、ライトグレーのピンヘッド。一番人気のNEWセミワイドの衿型。
右はネイビー糸使いのオックスフォード。ロングセラーのBDカラー。
この二枚、よーく見ると、第一ボタンの位置が1cm違っているのがお分かりになりますか。
衿型によって開き方が異なるので、ボタン位置もそれに応じて変えているのです。オーダーシャツならでは細かい作業です。

みなさま、ご用命いただき、ありがとうございました。


今週の出来上がり。フォーマル、ジャケット、綿パン、リネンシャツ。

今週の出来上がりです。


Kさんから略礼服のご注文です。
葛利毛織のカシミア混ウールのフォーマル用の素材で、
秋から春まで、無理すれば夏でも、と、一番使える生地。
もう何人の人に勧めたことか、もちろん自分の礼服もこの生地で作ってます。
ピークドラペル、1つボタン、ノーベントの、礼服のルールを踏まえ、
祝儀のときには華やかさが出せるように、拝み合わせができるような仕様にしました。


寒い春や暑い秋にも、使い勝手の良いジャケットを、というYさんのご要望に、
提案したのは、スーツ生地を使ってジャケットを作るというアイデア。
というのは、ジャケット生地というのは、季節感を強調するものが多く、
春はより春らしく、秋はより秋らしく、となりがちで、
寒い春や暑い秋、という要望に合致しにくくなるからなんです。
で、英ハリソンズのカシミア混super100’s(330g)のPremierCruからジャケットにも向く色柄をチョイスしました。


女性のJさんですが、いつもメンズ仕立てのリネンの白シャツをオーダーされます。
ハードマンのリネン100%で、今回は2つボタンで衿越しの高いスタンドカラー、という初めての衿型に挑戦です。


綿パンのオーダーもメンズ仕立てですが、女性のCさんからのご注文。
伊Mianiのストレッチコットンで、膝裏を付けず、裾もミシンの三ツ巻にして、
水洗いのできる仕様にしました。レディスらしく、尻ポケットなし、です。
色違いで2本。何色、と言いにくい色ですが、あえて言うと、
右が薄キャメル、左は利休鼠、とオーダーシートに書き留めました。
利休色は、英語ならライトグレーベージュでしょうか。
そう、城ヶ島の雨の利休鼠ですね。城ヶ島は中学の遠足で行った懐かしい場所。北原白秋は、私の高校の校歌も作詞してます。
蛇足でした。

ご注文ありがとうございます。
どうぞご愛用ください。


出来上がり紹介。レディスのオーダーシャツ&ニコラス・モスの陶器。

レディスのオーダーシャツ、仕上がりが一枚。

タテ糸にsuper120’sガス焼き双糸のカリビアンコットンを、
ヨコ糸に細番手リネンを通した、夏向きのブルー・ギンガムです。
ショートラウンドのクレリック、女性らしく花模様の白いボタンを施しました。
レディス物にしては珍しく胸ポケット付きですが、この胸ポケットがすこぶる便利なんだそうで、静岡市のK女史のご注文はいつもポケット付です。


さて、アイルランドからニコラス・モスの陶器が届きまして、
3月に皆様から頂いたご注文を仕分けて、遠くの方にはお送りいたしました。
茨城県のKさんは、昨年度わざわざご家族で静岡までお越しいただいて悩みながらのご注文でしたが、今年は時節柄メールでの発注となりました。
無事届きました、のご連絡とともに、嬉しくて並べちゃいました、と、写真を送ってくれました。

ありがとうございました。

どうぞ末永くご愛用くださいませ。


出来上がり紹介。オーダーシャツの仕上がり。オプションフェア期間中らしい内容です。

シャツの仕上がりです。

静岡市のYさんは裄丈が90cmを超えるので普段だと2000円の有料オプションがかかってしまいます。
こういった方に年2回のオプションフェアは好機になります。
左。浴衣生地のような楊柳のストライプ。さわやかな着心地間違いなし。
白蝶貝釦ポケットチーフ付きです。
中。super120なのにリーズナブル価格の出物を見つけました。
ブルーベースのストライプ。白蝶貝釦と共布のカフスを付けました。
右。リンクルフリー(ノーアイロン)のブルー無地。
袖口にイニシャルをシルバー糸で刺繍しました。


静岡市のTさんは、カリビアンコットン120/2G白のツイル。
白蝶貝釦、左腕のネーム刺繍、ポケットチーフ。


伊Montiのリネンはリネン100%なのにサラサラです。
左のブルーは即決でしたが、右のオレンジはご本人の抵抗感があったものの私が少し強気にお勧めしました。きっと似合うはず、との確信がありました。
当初不要と言われていたポケットチーフも私の独断でお付けしました(無料です)。これは持ってれば使えるはずですから。森町のYさんのご注文です。

 

ありがとうございます。どうぞご愛用ください。