今日が初日の「shoeshine Sunday 」
イケメン君が急に都合がつかなくなって、
ピンチヒッター、心がイケメンのシューシャイナー・ワタナベくんです。
早速仕事が始まってます。
さて今日は何足磨けますでしょうか。
今後も月一回の実施を予定しています。
開店30周年としてアイデアを出していた靴の最初の一足ができましたので、ご案内します。
(同時更新の「俱樂部余話」【333】と内容が重複しますが、
商品情報として、こちらにも記事を書きます)
「履きやすい靴」というのは、二つの意味があります。ひとつは履くときや脱ぐときに足入れの楽な靴ということ。もうひとつは文字通り、履いていて快適な靴、です。この二つの意味の「履きやすい靴」、時として矛盾することがあります。例えばレースアップのロングブーツ、何より快適ですが、脱ぎ履きの面倒さと言ったら…。
その反対の典型例がローファーではないでしょうか。アメリカントラッドの代表選手であるモカシン縫いのローファーは、脱ぎ履きは大変に楽チンですが履き心地の快適さを求めると皆さんかなり苦労してます。そもそもローファーというのが「怠け者」という意味の言葉ですので、靴ヒモも靴べらも面倒くさい人たちにつっかけやすいという理由で主に大学生から愛用された靴だったのだと思います。とはいえ、ローファーはそのデザインからもとても魅力のある靴でして、私の中でも長年履きたくても履けない靴の王座を占めています。
片や、この二つの「履きやすい」を矛盾なく両立できる靴というとなんでしょうか。これにはもちろん人それぞれに意見があるとは思いますが、私はまずグッドイヤー式のサイドゴアブーツを挙げます。両サイドに伸縮するゴア(ゴム)を配したブーツで、実は坂本竜馬の靴も福澤諭吉の靴もこれでした。
しかしブーツというだけで現代人には抵抗感もありますから、そうなるとそれを短靴にアレンジした、サイドエラスティックシューズ、これが第一です。ご記憶の方も多いと思いますが、当店の開店20周年記念モデルとして皆様にお勧めしたデザインでして、当時も今も大変好評です。が、これはロンドンのジョージ・クレバリーをリスペクトとした、つまりいかにも英国的な靴だったとも言えます。
あれから10年たち、今度は30周年記念モデルとして何を提案しようかと考えたとき、頭に浮かんだのは、長年の懸案だったローファー的なモノでした。ローファーのイメージを持ちながらも、二つの意味の「履きやすさ」を妥協なく両立させる、という命題から、このような靴を作りました。
英国にも怠け者はいるんだよ、と語る靴の言葉が聞こえてくるような気がしませんか。
私のサイズの最初の一足が予定よりちょっと遅れて届きました。思った通りにうまく仕上がったので、賛同者を強く募ります。ぜひあなたも。
参考価格43,500円(税別)です。
もちろん、現在展開中の「靴を作ろう!」サマーキャンペーンの対象に加えます。
キャンペーンは7月末までです。
日本の職人の手作業で作られる、
「紗乃織靴紐(さのはたくつひも)」。
組みひもにたっぷりと蜜蝋を染み込ませた靴ひもは、
多分、日本一、と言っていいでしょう。
ゆるまない、ほつれない、切れない、壊れない、
なにしろ丈夫で長持ち、
普及品の5-10倍もする価格ですが、
でも、1000円で買える日本一です。
ずっと続けている定番品なのですが、サイズ切れが目立ってきたので、揃え直して、
今日入荷しました。
☆組紐蝋平(1,200+税)
クロとチャ
今回から、平ヒモも仕入れました。
丸よりも大人っぽいイメージになります。
ロウ引きヒモの平タイプはあんまり見ないですよね。
平紐は、ヒモがねじれていると見栄えが悪くなるので、
ヒモを通す時にねじれないようにちょっと慎重に穴へ通してください。
アップで撮ってみました。
左が丸紐、右が平紐です。
先端は割れない金属チップで、
クロとチャでは色も変えています。
5倍高いだけじゃなくて、5倍長持ちしてしまうので、
手持ちの靴ヒモを全部「さのはた」に変えてしまう方もいます。
まずは一足分から、ぜひお試しください。
呉服町にあったジャックノザワヤ当時からの仕入れ先ですから、
恐らく40年前から取引口座のあった雑貨卸さんですが、
この20年はお付き合いがなかったのです。
「お互い生き残っててよかったね」と、久しぶりの取引再開となりました。
いろいろ入ったのでざあっと紹介します。(価格は税別)
ピンズ。
フェルトとリザード革のブートニエール、4,500円
リボンタイ風、3,900円、ローズバッド、4,500円。
ピンズ。プードル、テリア、ダックス。3,900円。
ラペルピン。帽子、クルマ、サクスフォン、七宝紋章(赤と青)、3,900円。
ジャーマンボックスカーフのベルト、茶と黒、16,000円。
(革はドイツ製の最高品質。私はコードバンよりボックスカーフの方が好きです)
ブライドルレザー、レッド、グリーン、ブラウン、ブラック。14,000円。
白く噴いているのはブルーム(天然の蜜蝋)、お好みで磨き上げてお渡しします。
メッシュベルト、ブラウン、ネイビー、ブラック、8,900円。
中央ラインにピン通しの穴を連続して開けて編み上げるという、
ちょっと変わった編み方です。
ダブルリングベルト。ブラウンとブラック。7,900円。
コードバンで名高いホーウィン社のオイルド牛革の一枚使い。
元祖無段階調整ベルトです。
コットン・レジメンタルストライプ・ダブルリングベルト。3,900円。
プレッピーですなぁ。
大学の時、このベルトで教科書巻いてた奴がいました。
シルクのポケットチーフ。どちらも白もあります。2,500円。
こちらは少し大判です。2,900円。
ブレイシス(サスペンダー)、10,000円。
どれも2way(ボタン式とクリップ式の両用)です。
これからも機会あるごとにいろいろ増やしていきます。
なんでもない普通の仕事向きのベルト、
実はこれが品揃えから欠けたままになっていたのを、気に掛けていたのです。
(誰にも気づかれていなかったとは思うのですが…)
ならばいっそオーダーして作っておけばいいじゃないか、ということで、
ベルトのオーダーシステムを利用して、取り急ぎクロだけを2種類作りました。
銀面のきれいな上質のキップレザーを使いました。
価格は14,040円(税込)です。
サイズはフリーサイズですが、ご家庭で簡単にカットできるような仕様にはなっていないので、
こちらでご希望の寸法にカットしてお渡しします。(所要時間5分程度)
店名は変わりましたが、オリジナルブランドの名称は「Savile Row Club」で変わりません。
毎年夏の恒例、「靴を作ろう!」サマーキャンペーン、
7月も継続します。
以下、6月に掲載した記事を一部訂正して再掲します。
靴も消耗品の一つですので、気に入った靴ほど履くたびに次第に消耗が進んでいます。
なので一定のペースで補充をする、ということを習慣づけたい、と思うのです。
「年に一足ずつ」というのがいいインターバルではないでしょうか。
で、ずっと提案し続けていますのは、
「毎年夏に一足ずつ靴を作る、を習慣づけましょう」
ということなのです。
「靴のキャンペーン、始まったよ」という私どもからのお知らせを
行動開始の合図にしていただければ一番うれしいことなんです。
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写真は店頭の表示看板を画像添付しましたが、
キャンペーンの内容はご覧の通り。すなわち、
①オーダーシューズは5000円引き。
7月より通常価格が40,000円となりましたが、7月末までに限り35,000円にて承ります。
(ブーツは2,000円増)
②靴のリペアは15%offで承ります。
ソール交換ですと11,050円~。他社品も受けますのでお持ちください。
③ クリーム、ブラシ、シューツリーなど、ケア用品は8%off。
(ただし①か②と同時購買の時に限ります)