スーツの生地を選ぼう!!「服地押さえよう会」(男女とも)8/30まで。

先日、葛利毛織の社長から電話があって
「TBSの『官僚たちの夏』というドラマで、うちの工場がロケに使われたんですよ。
先週、放送になったんですけどね。
二日間大勢で撮影に入ったので、全然仕事になんなくて。ウチの孫が映りましたよ。
昭和30年代が舞台なんですが、その当時の織物工場の状況が残っているのは
尾州広しと言えども、もうウチしかないということで。
嬉しいやら…情けないやら…」
と、いつも元気な葛谷社長です。

さて、本題に入ります。

オーダースーツの価格は縫製工賃と生地代の二つの合算で決まります。
仕立ての工賃(スーツで\56,700~)はいつ頼んでも同じですが、
生地の方は買い方の工夫で価格を抑えることができます。
そこでこんな相談を葛利毛織さんに掛け合ってみました。

「8月の売れない時期なんで、倉庫で眠っている秋冬物の生地を静岡で放出しましょうよ」とお願いしたのです。もちろん快諾をいただきました。

日本の生地だけじゃ、と舶来問屋さんにも声を掛けたら「じゃ英国生地で、テイラー&ロッヂ、マーチンソンズ、スキャバルなどの在庫品を特別に提供しましょう」とこちらもOKでありました。

で、今回は、約80着分の服地生地が届きました。
ドーメルも2着分(アマデウス)だけ、特別価格で出します。
ジャケット生地も少しだけあります。

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服地価格は葛利で\18,900から\36,750(super140’s)まで。
英国服地はほとんどが\29,400です。
通常時の30~50% OFFを目安に値付けしてますので、
お買い得感は感じていただけるでしょう。

期間は8月30日(月)までです。
ただ、服地は一着分ずつの入荷ですので、品切れ御免、です。

8月はます生地だけ押さえておいて、
涼しくなったら3週間の納期をご予定のうえお好きな時期にお作り下さい。
いつまで、という期限は特に設けません。

ただ仕入先から特別の好条件で提供してもらっているので、
生地代だけ先にご決済いただきますことをご了承下さい。

いいスーツは秋冬物でこそ作りたいよなぁ、と考えていた方、好機到来です。


イベントのお知らせ。「スーツを作ろう!!春場所十五番取組」

久しぶりに「クイック・メニュー」を用意しました。

「スーツは作りたいんだが、たくさんの見本帳からひとつだけ生地を選ぶなんて、何だかどうも苦手で…」という声は時々聞くのです。
そこで簡単に選べる15柄のクイック・メニューを作りました。
価格も、ランチ・メニュー、ということで、通常よりも引いてあります。

チョイスは、日英仏の3ブランドから私なりにバランスよく選びました。
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★上段…葛利毛織(ドミンクス)
  左→super120’s ウール79%とキッドモヘア21%のシャリ感含みの生地3柄、\77,700~
 右→super140’s ウール100%のふんわり素材を3柄、\86,100~

★中段…ハリソンズ(英国製)
  左→フロンティア(300gウール100%)…全季節型のビギナー素材、3柄、\84,000~
 右→ミスティーク(240gウール100%)…典型的夏物英国生地、3柄、\97,650~

★下段…ドーメル(企画は仏、製造は英)
  左→ドライツイスト(240gウール100%)…日本別注のシワなし服地、1柄、\119,200~
 右→トロピカル・アマデウス(240gウール100%)…色っぽくて艶っぽいのに英国製生地、2柄、\112,350~

……という15柄です。(表記した価格は、シングルスーツ上下の基本仕様の税込価格です。)

レストランのランチメニューと同じように、制限がありまして、
先着15着限り、とさせていただきます。


イベントのご案内。「3月は「七・五・三」活用で、作ろう!!」

だんだん寒くなる秋冬期は、だんだん服も欲しくなってくるのですが、
だんだん暑くなってくる春夏期は、その逆でして、
特に納期が3-4週間掛かるオーダー品の場合には、早めに強めにプッシュ販売しないと、
時期を逃してしまうことになりがちです。

そこで3月強化作戦の初の試みとして、
以下のような「七・五・三 リダクション(割引)」を企画しました。

3月限り・男女とも、です。

……スーツを作ろう!!←7,000円リダクション
日本が誇る尾張は一宮のスローな服地・葛利毛織の春夏スーツ生地がとても充実して揃いました。
7万円代から10万円代まで、ウール100%もキッドモヘア混も、いろいろ約150柄を選べます。
この葛利の生地を始めとして、ドーメル、ハリソンズなどを使用してスーツをオーダーいただくと、7,000円のリダクションをいたします。

……ジャケットを作ろう!!←5,000円リダクション
春夏期は涼しげなジャケット生地にご要望が集まります。ドーメルのジェットやホライズンを始め、7万円代のジャケット生地が豊富に揃っています。
これらのジャケットのオーダーは、5,000円のリダクションです。

……シャツを作ろう!!←3,000円リダクション
国産では最高品質を自負するロイヤルカリビアンコットン(\15,800~)約150柄、
トーマス・メイソンなど欧州からのインポート生地(\17,900~)約60柄、
それらの生地のシャツのオーダーは、3,000円のリダクションをいたします。

リピーターの方も、ビギナーの方も、
オーダーのハードルが少し低くなっているこの好機をぜひご活用下さい。


スーツ・ジャケットの春夏生地が揃ってきました。

当店で扱えるスーツの生地の仕入先はいろいろで、
生産地も日本、英国、イタリア、など、ブランドも様々で、
とてもここですべてをご紹介できません。

ただ、生地は選択肢がたくさんあればいいというものではなく、
自分が欲しい一着のための生地がひとつ見つかればそれでいいわけです。

そういう意味では、今シーズン私どもで強くプッシュするのは、以下の3つに集約されます。
①英国なのに艶っぽいドーメル
②英国らしい伝統のハリソンズ
③ションヘル織機の国産素材、葛利毛織

以下、順番にご紹介します。


スーツ・ジャケットの春夏生地①「ドーメル」 

パリの企画で英国製、というのがドーメル

言わずと知れた1842年創業の服地マーチャントの老舗ですが、
かつての「おっさん向け舶来生地」というイメージを完全に払拭し、
今は一番エレガントな英国服地ブランドとしての地位を確立しています。

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この春夏の当店での展開素材はスーツで2種。ジャケットで2種です。

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★トロピカル・アマデウス
ドーメルの代表選手アマデウスの春夏バージョン。
冬と同様、この色使いは他の英国服地ではなかなか見られないかっこいい色柄です。
もちろん英国生地ですので、縦横とも双糸使いです。
Super100’s wool100%,240g。スーツ\123,900~。

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★ドライツイスト
ドーメルが日本のためにだけ作っている夏物生地。
着用感や通気性はもちろんですが、
まったくシワにならない、というこの特性はすごいです。
ふつう強撚糸を使うとざらっとするものなのに、
この滑らかさは驚きのタッチ。
wool100%,240g。スーツ\127,050~。

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★ホライゾン
ジャケット用の生地です。
今までだと、この手の生地は、英国モノだと色が田舎っぽすぎるか夏っぽく見えない、
イタリアものだと生地値がべらぼうに高い、と、
なかなかコレ、というお薦め素材がなかったのです。
なのでこの素材の登場はホントにありがたい朗報です。
wool100%,260g。ジャケット\79,800~。

★ジェット
無地のフレスコ素材です。ドーメルの中では珍しくコレはイタリア製。
色出しが余所より上手で、紺や焦げ茶は絶妙な色の濃さです。
wool100%,240g。ジャケット77,700~。

※ドーメルは、ご注文が入ってから生地がフランスより空輸されますので、
工場入りまでに一週間ほど掛かります。納期に余裕を持ってご注文下さい。