入荷速報。今治の工房織座(ブランドはITO)でなければ織れないでしょう。3色配列のストールでずれたような階段状を無縫製で仕上げるというスゴ技入り。ウール&コットンの超薄手を手織りしたふんわりモノです。

四国・今治の工房織座。
廃棄同然の昭和初期製の低速織機を全国から集め、復元改良し、
世界で唯一の「着尺一列機」を完成させ、
この織機ならではのストール類を提案し続けています。

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↑UP

この「ITO. STEP2」にも、どこにも真似のできないスゴ技が、
しかもこれ見よがしではなく、さりげなく、込められています。

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↑WOOD

3色配列のストールならどこにでもありますが、中央の色のところ、2枚の布をずらしてあわせたかのような階段状の織りになっています。

13fw_ito_stepbg2←WOOD

これが縫い合わせてあるんじゃないのです。だからごつごつしないでふんわり巻けます。
まるで2枚のストールをずらして巻いているような独特の表情が出せるわけです。

13fw_ito_stepblue2←DIVE

13fw_ito_stepup2←UP

組成はウール63%コットン37%と、ウォーム感のある素材。
サイズ80 x 223cm。23,100円。

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↑DIVE

色は3種。
※WOOD…山間の隠れた山道階段をイメージ。
※DIVE…深い海への潜行。
※UP…目標に向けての進歩。
……と、それぞれの「STEP」をストールに描きました、
というのが、企画デザインをしているSPREADさんからもらったコメントです。


入荷速報。ドレイクスのタイ、追加あり。「季節感を素材で見せる」がとてもよく理解できるシリーズです。

ドレイクス、4柄が追加で入荷しました。すべて12,600円。

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A.シルク60%ウール40%の英国素材です。
ウール100%モノほどドスンとしてないので、フラノのスーツなどにとてもよく合います。
素材感で季節を見せる、という、近頃の傾向がよく表れています。
ヘリンボーン織りのベースに小柄のジャカード。
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B.これもシルク60%ウール40%の英国素材。
同じくヘリンボーン織りにシンプルなドットを織り入れています。
ウール混素材のてろりとしたタッチに暖かみを感じます。
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C.楊柳調の変わり織りシルクがベースで、大きめのドットを織り入れています。
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D.秋冬のフレスコ織は珍しいのですが、これは黒ダテでなくて紺ダテなので、
素材の立体感が引き立ちます。
柄は平凡なんですが、素材感で違いを訴えています。
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入荷速報。英ブラックシープ社からおなじみのニットキャップが到着。ロングセラー品番ですが新色もあります

おなじみの定番ニットキャップ、英国の「ブラックシープ」社です。
過去にも、いろんなところのニットキャップを試しましたが、
やっぱりここのが一番、なんですね。

Blacksheep

最初はちょっときつめですが、使っていくうちにちょうど馴染んでくるのです。
私は色違いで3つ持ってます。で、多分今年またもうひとつ買うと思います。

★リブ無地 3,570円

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上から(12時から時計回りに)ツイスト、グレーツイスト、ダービーツイード(新色)、グリーン、ネイビー。

★ブクレ編み 3,990円
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無線色のブクレ編みで、まだら模様てすから濃淡の出方は一枚ずつ異なります。

★アラン柄 6,300円
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マシンニットですが、立体的ないい柄入れです。
左からオートミール、ブラック・シルバー(ブラウン)。


入荷速報。アイルランドのスタジオ・ドネゴールから今年もひざ掛け到着。見た目はゴツいのに触るとふんわり、は手織りならではのタッチ。よろけ杉綾織り、という離れ業的な柄も新登場です。

アイルランド・ドニゴールはキルカーのスタジオ・ドニゴール(Studo Donegal)から、
今年もひざ掛けが届きました。

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このひざ掛け(英語ではニースローknee throwといいます)、
ずぅっと前から知ってるのに昨年まで仕入れをしなかったのは、
私の先入観による怠慢だったと反省してます。

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↑よろけ柄 グレー系

「ドネガルツイードってことは、見た目はキレイでも、
どうせごわごわで肌触りもチクついて良くないんだろう」との思い込みから、
見るだけで触ってみなかったんですね。

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↑よろけ柄 セピア系

ところが触ってみて、驚いた。
糸はアランセーターに使うような剛毛でなくソフトなメリノ糸だし、
織りも、手織り機でゆっくりと編むので、空気を含んでふっくらと軽く織られている。
つまり、見た目とは大違いのハイクオリティでラグジュアリー。

食わず嫌い、ならぬ、触らず嫌い、なのでした。
しかも、幅110㎝という手織り機ならではの半端な寸法が、
よそにない使い勝手のいいサイズになっている、というオマケまで付いていたのでした。

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↑チェック柄 マウンテン系

更に今年の新柄は驚きの柄です。
ヘリンボーン織りを基調にしながら、両横によろけた柄を入れ込みまして、
なんとも不思議が柄ゆきを醸し出しています。
手織りじゃなけりゃできないでしょ。

写真では立体的にうねっているように見えるかもしれませんが、平面で撮ってるんです。
まるでニューグレンジの遺跡のよう、と思った方はかなりのアイルランド通です。

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↑チェック柄 フルーツ系

このよろけ柄が2色、グレー系とセピア系、
独特な配色が魅力のチェック柄が2色、マウンテン系とフルーツ系、
の全部で4柄です。

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ひざに掛けて良し、肩に掛けて良し、の110 x 155cm。25,200円。


入荷速報。モネのスカーフのリズ・クリスティが手掛けた別シリーズの手織りもの、アイリッシュ・ヘリテージ・コレクションが届きました。

リズ・クリスティの得意モノといえば、モネの絵画をイメージした独特のスカーフですが、
フランス人の絵を元に、イタリアの糸で織ったスカーフ、
果たしてこれをアイルランドのクラフトアートと呼んでもいいのだろうか、
との声が、リズの耳に入ったらしいのです。

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13fw_liz_woolscarf_blu2 ブルー

で、リズが織ったのが、100%アイルランド、ピュアアイリッシュのコレ。
元になった絵は、印象派の一人アイルランド人ロデリック・オコーナ(Roderic O’Conor 1860-1940)が
ゴーギャンたちが集うブルターニュの町を描いたThe Farm at Lezaven(1894)。

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縦糸には、アイルランド・キルケニー在の色の魔術師フィリップ・クッシェン主宰のクッシェンデールが誇る自家染色のウール糸を25色以上引き揃え、
横糸には、これまたアイルランドはドネガルのドネガルヤーン社(旧キルカーラ)が引くドネガルツイード糸をループ状にふんわりと通して、
スローにスローに織り上げました。

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13fw_liz_woolscarf_pl2←パープル

縦糸はすべて同じで、横糸で色違いを作っています。
ブルー、パープル、グリーン。

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13fw_liz_woolscarf_grn2←グリーン

落ち着いた色合いですから、男性でも使えます。私も持っています。
横18 x 縦180㎝。毛100%。16,800円。


入荷速報。アイルランド、リズ・クリスティのスカーフ、新柄到着。モネの絵画をイメージした手織りの一点モノたちです。

15年程前に出会った「モナハンのモネねーちゃん」ことリズ・クリスティと、
今こうやって仕入れ販売をしている、なんて、思いもしなかったことです。

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当時の私は彼女のスカーフを、ただモネの好きな「一発屋」としか見ていなかったのです。

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しかし、なんだか10年以上も続いている。
展示会に行っても、年々ブースはいい場所に移り、中身も充実している。
なぜだろう、と不思議な気持ちがあったのですが、この2年付き合ってみて分かりました。

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変えてるんです、彼女は意識して。
例えば、モネの睡蓮をイメージしている色柄でも、以前と同じモノは作らない、
その都度変えてきてるんです。だからいつも新鮮なイメージの睡蓮が続くのです。

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今回も、だから、フレッシュな色柄で数枚が届きました。
横糸はウールとアンゴラとモヘヤをミックスしたブクレ糸、縦糸は綿糸です。
サイズ38 x 180㎝。17,850円。

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羊のブローチも再入荷しました。1,050円。

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