入荷速報。アイルランドの色の魔術師、クッシエンデールのひざ掛け。25色のストライプ織りです。

クッシェンデール・ウールンミルズ、
15年来の付き合いがある古い友人のところなんですが、
製品自体を取り上げるのは本当に久しぶりで、
私、とても嬉しいのです。

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アイルランドの中部キルケニー県、森と水の豊かな小さな町、グレイグナマナ。
中世には水運で栄えた歴史を持つこの町の修道院あとの古い建物に、
6世代も続くクッシェン家のファクトリーがあります。
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小さな毛織物の工場ですが、ここでは、原毛の洗浄から、紡績、染色、織機までも自社でまかなえる設備があります。

こんな小さな規模で、入口で原毛が運び込まれて、出口でブランケットが出てくるファクトリーなんて、
アイルランドでも、いやもしかしたらヨーロッパを見渡しても、そうそうないと思います。
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6代目のフィリップ・クッシェンは「昔からこうやってきたからね、俺にとってはふつうのことだよ」と簡単にいいますが、これはかなりすごいことなんです。

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私も一度ここの工房へ見学に行ったことがありますが、狭い建物の中にありとあらゆる機械、それもかなり古めかしい、が揃っているのに驚いたのでした。

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フィリップは、いつもダブリンの定宿が私と一緒で、私の飲み仲間の一人でして、
一緒に飲んでると、ホントにただの気のいいアイリッシュのオヤジのようなのですが、
実は彼の色に対する感性がすごいのです。

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彼の染める独特な色の毛糸は、例えばリズ・クリスティも好んで使いますし、
同郷隣町の陶芸家ニコラス・モスも、フィリップの色使いにはいつも一目置いています。

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そんな彼のブランド「クッシェンデール」が最新の展示会で出してきたのがこのひざ掛けです。
英語では、knee throw、ニースローですね、ヒースロー空港ではありません。

ひざ掛けというと無地やチェックばかりなところに、ストライプというのは大変新鮮で、
しかもこのストライプがとてもいい、25色もの糸が美しい配色となって施されています。

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ラムズウールの感触はとてもソフトで、横135㎝に縦90㎝というサイズは、
ひざ掛けだけでなく、ストールとしても重宝できるサイズなので、
「フィリップ、これいいよ」と一目惚れで買い付けました。

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グリーン、グレー、ブルー、パープル、の4色。
14,700円。