ドレイクスのタイ、2014秋の新作、後半です。
⑧ペイズリーの一つの柄を縦横に幾何学的に配置しています。
⑩これもマイクロチェック上で無地みたいな感じです。
紺ベースですね。
⑪よーく見るとベースには細ヘリンボーンの織柄が入っています。
と、まあこんなところ。
湯気の立っているような出来立てのほやほやばかりです。
問い合わせの際は「丸数字の番号と左から(=上から)何番目の色」
という指示でお尋ねください。
ほとんどのモノは一本だけの入荷ですので、品切れの際はご容赦ください。
ドレイクス2014年秋の新作がしっかりと入荷しました。
お馴染み、ロンドン郵便局のデスクを使った棚には、こんな感じで陳列されています。
並べている左側から順に紹介します。
すべて、生地は英国製で組立て縫製は日本製。シルク100%。
タイ幅(大剣)は8.5㎝。12,960円(税込)です。
③ダイヤ柄
ロゥシルクを入れ込んで、ややハード目な仕上がり感です。
④2色ドット
これもロゥシルク使いで、堅めの仕上がり。ばきっとした結び目を好まれる方に。
⑤ドット柄
ベースの織組織が縦目に出ていてちょっとポップな印象です。
⑥小紋柄
クラシックな小紋柄ですが、オレンジ系の色使いがトレンドです。
⑦小紋柄。
安心できるコンサーバティブな柄行きです。
長くなるので、続きは別項に移ります。
実は静岡市で盛り上がっているのが、徳川家康四百年。
来年2015年が家康公の没後400年にあたるのを機に、
これを一つのお祭りにしましょうということで、
ちゃんというと、徳川家康公顕彰四百年祭、といいます。
これを応援する気持ちをどう表現するか、と考えまして、
英国と静岡を結びつけることが当店にできることだろうと思い、
英国別注のネクタイを企画しました。
で、スティーブン・ウォルターズに、
フタバアオイの葉っぱや
四百年祭事業推進委員会から提供されている葵の色の見本などを渡して、
できるだけそれに忠実な色を出してもらいました。(駿府城公園で栽培されているフタバアオイ)
柄はウォルターズ300年の歴史を誇るアーカイブの中から、
かなり複雑な織りを施した花柄を選びました。
そして無地タイ主流の流れですので、
マイクロチェックのほとんど無地に見える柄も加え、
全部で3種を作りました。
今年のスーツの別注素材、フィナンシャルストライプの生地が仕上がりました。
倶樂部余話(No.311 フィナンシャル・ストライプ) で紹介していますが、
もう一度説明します。
「ロンドンの金融街シティを闊歩するビジネスマンたち。
彼らがこぞって小脇に抱えているサーモンピンクの新聞、
それがフィナンシャル・タイムズ(FT)である。
中には、あたかもFTとコーディネートをするかのごとく、
サーモンピンクを差し色にしたストライプのスーツを着ている者までいるという。
そんなスーツの柄を人はいつしかフィナンシャル・ストライプと呼ぶようになった」
というのが、フィナンシャル・ストライプの由来。
でも英国生地をいろいろ探しても、コレッという生地が見つかりません。
ならば作ってしまえ、と、葛利毛織に別注しました。
super120’sのチャコールグレーをベースに、
わざわざこの生地のために染色したサーモンピンクの糸を二本撚りにして差し込みました。
地味過ぎず派手過ぎずの絶妙なところをストライクで当てたと自負しております。
葛利お得意のションヘル織機によるスローな織りですので、
ふんわりとナチュラルに動きがあり、全身へのフィット感は折り紙つきです。
270g/mという軽さですから、秋口から晩春まで長い期間で着用できます。
世界でもありそうでないというこの生地、
一反(約50メートル)だけの別注ですので、だいたい16着分となります。
価格です。
一般的に最も注文が多いだろうと思われるシングルブレストの上下(ツーピース)、
当店で言うところのクオリティライン(縫製はアルデックス)の仕立てで、
99,360円(税込)です。
ダブルブレストやスリーピースも、もちろん可能ですし、
縫製工場によっても価格は異なりますので、お問い合わせください。
レディスもできます。
今までも何度か生地の別注は仕掛けてきましたが、ずっと無地ばかりでした。
今回は初めてストライプものに挑戦です。
だからこそ、色や太さ、幅、など、何度も見本出しを試して
慎重に検討を重ねてたどりたいたのがこの柄です。
ストライプのスーツを一着持つのなら、この柄はお勧めです。
生地押さえだけでもご予約を承りますので、早めのアクションをお願いいたします。