新着情報。マッキントッシュ・アイルランド社MackintoshRainwear Ltd.の最新作、ふいごマックです。

力作「ふいごマック」です。


ふいご(鞴)は鍛冶屋の道具。♪しばしも休まずふいごの響き♪村の鍛冶屋、のあれ、
こういうやつで英語でbillowと言います。

ポケットの蛇腹構造が似ていてフランシスがbillow jacketというので、
ビロウじゃ尾籠(びろう)だし、ということで、ふいごマックと名付けました。
マッキントッシュという会社名なのですが、
この商品自体をマッキントッシュと呼ぶと某所からお咎めを受ける恐れがあるので、
前回の乗馬マック、のように、こいつは、ふいごマックと呼んでください。


色は2色。左、タンtanにブラウンのモールスキン・トリミング、フランシスのオリジナルです。
右、オリーブoliveにネイビーのモールスキン。私のアイデア、つまり、当店別注です。
展開サイズは、S(日本のM-L)、M(日本のL-LL)。価格159,500円(税込)。
ウールのライナー(取り外し式)が付きます。薄手のブランケット並に良質でかなり本格的なライナーです。

素材はおなじみの防水コットン。高密度綿布2枚の間に防水生地をサンドウィッチした3重構造、

テープ貼りを施さず、ドライクリーニングも水洗いも可能です。ここが某社との大きな違い。
ダブリン郊外の小さな工房で熟練の職人が一枚づつ縫っています。
首から肩にかけての縫製は実にうまい、硬い綿素材なのにしっかりイセこんで縫われていて、
衿が抜けずに吸い付くように決まります。


チンストラップが付いているのですが、衿にあるとぶらついて邪魔なので、
どっかにしまうところはないのかな、と探したら、
偶然にもふいごポケットのボタンと一致したので、左のポケットに装着しました。

ラグランスリーブで肩の周りはゆったり。脇下には通気口穴。
センターボックスプリーツで、バイクや馬にまたがってもしっかり雨を防ぎます。

レインコートという社名に恥じない仕様です。

ハンドウォーマーポケットとふいごポケットのフラップにも
モールスキンのトリミングがアクセントに付いています。


ラグランスリーブの上腕周りはゆとりを持たせて中にジャケットを着てもごわつかないようになっています。

私はどれもSを着ています。中はTシャツ一枚です。
腕の長い人が時々現れるので、袖は長めにしてありますが、
すぐに詰められる仕様なので跡も残らず詰められます。
写真、右袖だけ詰めた状態、左袖はそのままなので長すぎて手が見えません。

フランシス・カンペリとはもう30年以上の付き合いになります。
まあ、その間いろいろありまして、絶交していたときもありますが、
根は悪いヤツじゃないのと、この製品のできの良さは他に変えられない、ということで、
なんだか続いてます。フランシスはMを着てます。お腹がちょっときつそうです。


 

 

出来上がり紹介。2025.09.-10.仕上がり分

2025年、秋冬になりました。
仕上がり順に紹介します。


静岡市Hさん。Ⅰ型(いちがた)でフラノのネイビーブレザーを、というご注文。葛利のブリティッシュフランネルを使いました。
Ⅰ型はもう死語かな。VANの業界では、アメリカンをⅠ型、ブリティシュをⅡ型、と呼んだものです。
ブルックス・ブラザースの「ナンバーワン・モデル」をそのまま日本語にしたものでしょう。
写真のようなディテールですが、大きな特徴としては、脇のダーツがない寸胴モデル、そして後ろ姿がフックベント、であります。
私より2つ年上のHさん、40年前に当社「ケントノザワヤ」で買ったⅠ型のブレザー、人生最後のオーダーはこれ、と決めていらしたようです。次は、最後から二番目のオーダーで今度は夏のトロピカルでいかがてしょうか。


静岡市Uさん。こちらは葛利のカシミアタッチのフラノを使い那須夢工房で仕立てたスーツです。
このフラノ、グレー杢(メランジ)の色合いがほんとにいいです。英Foxのフラノの色合いを彷彿とさせるほどのミネラル感を感じさせてくれる絶妙のメランジです。


静岡市Aさんは、一度に一気に複数枚のオーダーをされます。同じ生地で長袖と半袖、とか。
簡単なように思われがちですが、実は一番間違えやすいご注文でして、ダブルチェック、トリプルチェクが求められます。併せて、今回は裾出しのリバディプリントもあって、8枚口になりました。

静岡県中部Mさん。叔父様からの注文靴のプレゼントです。一番スタンダードな一文字(キャップトゥ)。
紗乃織の蝋引き紐をこれから通すので、紐を通さないでの納品です。


静岡市Mさん。右、伊カンクリーニのブルー刷毛目ホリゾンタルカッタウェイ。左もカンクリーニのライトグレー無地ですが、衿型がちょっと変わっていて、スキッパースタイルでワンピースのボタンダウン。だから、衿と台衿がひとつのパーツ(=ワンピース)でしかも台衿ボタンがありません(=スキッパー)。


東京都Iさん、レディスです。常連さんなので近頃はメールでのご注文です。新柄のリバティプリントをスタンドカラーで。

 
藤枝市Kさん。廃番のため値下げになった英W.Billのフェニックスを使って明るめ紺で2インチ格子のジャケットをご注文。併せて濃紺無地のトラウザーズは、伊カノニコのライトウェイトのキャバーリーツイル(コバート)を使いました。乗馬パンツのようなコットンタッチのウール100%です。


東京都Mさん。偶然にも同じ日にKさんと同じ生地がカブりました。フェニックスです。
KさんとMさんですと、お住まいもお仕事も異なるので、出会う機会は99%ないと踏んで、この生地をオススメしました。


焼津市Iさん。私のお気に入りのハリスツイードの色柄がなんと廃番扱いでバラケ入りしたのでここで紹介した記事にいち早く反応してくれたのがIさんでした。クロとグレーの細かい格子柄でして、よーく見ると緑系の色が混ざっているいい色合いです。無地でもヘリンボーンでも大柄チェックでもない、でも、とっても合わせやすいハリスツイードです。


静岡市Tさん。医療関係の表彰を受けることになり、また、娘さんの婚礼が決まったことをきっかけに、スーツをご新調いただくことになりました。
英ハリソンズのプレミア・クリュPremireCruをお勧めしました。super120+cashmereのしなやかな生地です。秋冬素材に属しますが、実際には3.5シーズン対応可能です。色はやや明るめの紺の無地。厳粛な祝祭時には適してますね。



同時にモーニングに対応するグレーのベストもご注文いただきました。
え、モーニング本体は、というと、お父様の形見のモーニングを大直ししてお使いいただくことになりました。私も娘の婚礼には父が着ていたモーニングを着ました。おんなじですね。


次は、静岡市Iさん、レディスのスーツです。

レディスは男の私には採寸がとても難しく、また、それ用のゲージサンプルも作っていないことから、レディスのスーツの注文には、アルデックスから専門のフィッターとゲージサンプル数着を手配するのですが、今回は、Iさんと私で静岡から豊橋のファクトリーまで赴き、採寸と工場見学を実施しました。
既製服ではサイズ合わせが難しいIさんですので、スーツを作りたい、というお話を頂戴して、一年越しでようやく実現した一着です。生地は葛利のナチュラルストレッチ毛100%・チャコール、これは当店でもかなりの着数を売っているロングセラーです。



富士市のIさん。廃番でバラケに入っていたハリスツイード、グリーンを主体にしたカントリータッチのヘリンボーンです。パッチ&フラップの脇ポケットがツイードには合いますね。

 

 

 

 

豊橋市Aさん。キャンペーンを仕掛けた英フェニックスのブルー系生地(私とお揃い)のジャケットに
伊カノニコのライトなキャバリーツイル(covert)のネイビー杢を併せてのご注文。
スラントのチェンジポケットやアウト2タックあたりは、Aさんのアイコン的なディテールです。


磐田市Nさん。レディスのダッフルコートです。グローヴァオールの英国コレクションの中から選びました。キャメル色のとても軽い生地です。欧州サイズが適しているNさんですので、ご要望にお応えできてよかったです。

さて、まだまだ続きますが、一旦このあたりで。

次冬の予約会。英グローヴァオール。ヘリンボーンダッフルとPコート「チャーチル」。予約割引特典付き。

英グローヴァオールGLOVERALLのヘリンボーン・ダッフル。
2023年版から生地が変更になり、格段に良くなりました。

伊の某社から英国のMallalieus社に変わりました。

色は、ネイビーとチャコールグレーの2色のみ。

ネイビーは、4年前までの赤味のある明るめの紺ではなくて、
ほんとにダークな普通の濃紺になりました。写真だとちゃんとした色が出にくいのですが、
いい意味で普通の濃紺です。

チャコールは、よく見ないとヘリンボーン模様ががわかりにくいほどに黒に近い深いチャコールグレーです。

かつての名品キングストンKingstonのディテールはそのまま施して、
シルエットは現代のフィッティングに修正しています。だからアームホールも胴回りもスッキリとしています。

ウール100%の太畝ヘリンボーン織、一枚仕立て総パイピング、
袖裏地付き、袖口タブ付き、3枚ハギの立体的フード、
と、すべてに最高のレベルを施した、グローヴァオールのトップポジションの商品、
日本だけで復活した、日本別注品です。

袖裏付きなのでスーツやジャケットの上から着てもすんなりと腕が通ります。
ビジネス対応を前提に仕入れていますので、サイズは38″を選択しました。私が着ているものです。
これで日本のM~L、と言ったところでしょうか。
大人向きのふんわりと軽いダッフルに仕上がっています。これから肩の上がりにくくなった立派な?オトナでも難なく着られます。
そして、これ大事なポイントです、脱いだときの置き場に困りません。スタバの椅子にも背もたれにもすんなり置けます。手持ちでも重たくないです。


2026年の価格は191,400円(税込)、グ社でも最上級の価格になりますが、
同業他社の同様商品と比較したら未だにとっても良心的プライスでしょう。
ご予約は15%OFFの特典付きです。

サイズ構成は34から42。
34=ぴったり目(ジャケットを着ない)のS~M。またはレディスのM~L。
36=ゆったり目のS~Mぐらい。
38=ゆったり目のM~Lぐらい。
40=ゆったり目のL~LLぐらい。
42はちょっと想像がつきません。

締切は3/8(日)とします。
また、このヘリンボーンモデルは日本別注なので、最低制作枚数に至らないときは生産休止となる場合があります。

今年はPコートも募集します。
Pコート、正しくは、リーファージャケットreefer jacketと言います、
チャーチルという品名が付いていまして、その名の通り、英国式のスタイルです。
2026年の価格は121,000円(税込)。こちらのご予約は10%OFFの特典付きです。


風向きによって左右どちらにも合わせられます、ということを実証してみました。

チャーチルのネームラベル入り。上のボタンはチンウォーマー留、下のボタンはダブルブレストの内留めボタン。

チンウォーマーは右前裏の下に付属してます。

素材はウールメルトン、ちょっと重ためです。色はネイビーだけを採用です。
写真によっては明るく見えたりしていますが、実際はごくごく普通の濃いネイビーです。
サイズはSとMを予定しています。私がMを着てみました。Sでも着れなくはなかったのですが、ちょっと着づらかったんです。

後ろ姿。センターベント、です。この写真の左腕だけそのままの袖丈で撮ってます。
だいぶ長いので袖詰めが必要になるかも。店頭渡しの場合には無料でお詰めします。
サイズ展開はXSからXXLまでありますが、SとM以外には試着したことがないのでなんともわかりません。サイズ選びについては個別にじっくりお付き合いしますので、着用者の体型をなるべく詳細に伝えていただいて慎重に決めましょう。また、スーツやジャケットをPコートの下に着る場合にはまたサイズ選びが異なる場合があります。これも慎重に決めましょう。
こちらも締切は3/8(日)です。

最後に。このほかレディスや他のダッフルコート(Montyなど)の注文を受けられます。ここでは書ききれないので、個別にご相談ください。電話やメールでは大変なので、できましたらご来店を予定いただけたらありがたいです。


興味ある人、挙手してください。マッキントッシュ・レインウェア社(アイルランド)からの新作。ふいごマック、です。

ダブリンの展示会。私(Jack)とフランシス・カンペリFrancis Campelli氏との会話。
J「近頃の日本は夏が終わるといきなり冬、冬が終わるといきなり夏、つまり秋と春が極端に短くなっていて、マック(マッキントッシュの略)のコートを売る機会がとても少なくなってるんだよ」
F「それじゃこんなのはどうだい。ウールのライナーは取り外し式。デザインも新しいんだ。トリミングが効いててね。このポケット、面白いだろ。bellowみたいだろ。ほらblacksmithが使うやつだよ」

J「(bellow? 尾籠(ひろう)なんて臭そうだな、と思いつつ、辞書検索する) ああ「ふいご」のことか。
♪しばしも休まずふいごの響き……♪唱歌「村の鍛冶屋(かじや)」のふいごね。あ、blacksmithは鍛冶屋のことだ。袖詰めも簡単そうだし、うん、気に入った。色のオススメはある?」
F「まずこのサンプルズバリ、TANで、衿やポケットの縁のトリミングの色はブラウン。あと、オリーブはどうかな。Jack,気に入ってただろ」
J「よく覚えてたね。この色だね。トリミングはどうする?」
F「ブラウンかな」
J「ネイビーはできる? 僕はグリーンとネイビーの組み合わせがお気に入りだ」
F「もちろんさ。グッドアイデアだ。Jackも着てみな。ほら」
(サンプルのサイズはMです)

てな感じで、やってみようということになりました。予定価格149,930円。一着ずつのハンドメイドです。
カラーは2色。TANにbrown trimming)(サンプルズバリ)とOLIVEにnavy trimming(サンプルはないので想像したください)。
サイズですが、二人が着ているサンプルはMです。サンプルがひとつしかないので同じものを着回してます。
私・野沢の場合、セーターの上ならSですが、ツイードのジャケットを着るならMになります。ごらんのとおりFにはMじゃ小さいですね。Lが必要です。
あ、体格比較の意味も含めて、JとFの2ショットです。だいぶ違うでしょ。

ということでこのコートは、ふいごマック、と名付けます。
(会社名はMackintish Rainwearという名ですが、商品をmackintoshと呼ぶと商標権に関してクレームの出る恐れがあるので、乗馬マック、とか、ふいごマック、とかと名付けてます)
こんないい加減な売り込みで予約してみよういう人がいるのかどうか。
甚だ疑問ですが、期限は3/8(日)とします。
問い合わせだけでもいいので、どなたか応答願います。









 

 

次冬の予約会。英オックスフォードブルーOxfordBlue、ワックスドとキルティング、久しぶりにやります。

英国バーミンガムにファクトリーを持つオックスフォードブルーOxfordBlueです。

☆ワックスドジャケットCoutryman

ワックスドコットンは、英国Hally Stevenson社製。取り外し式のフード付き。
予定販売価格49,500円。色は5色。
サイズ S=40″, M=42″, L=44″, XL=46″, 2XL=48″。

☆キルティングジャケットAronJac


 

予定販売価格33,000円。色は2色。オリーブとネイビー。光沢はなくつや消しです。
サイズ S=38″, M=40″, L=42″, XL=44″, 2XL=46″。野沢着用はLを着てます。でかいです。

☆キルティングベストAronGilet

予定販売価格25300円。色は同じく2色。オリーブとネイビー。光沢はなくつや消しです。
サイズ S=38″, M=40″, L=42″, XL=44″, 2XL=46″。野沢着用はLを着てます。やっぱりでかいです。

しっかりとした英国製なのに、価格は手頃です。
締切3/8(日)です。


 

(追加あり)ヨーツェンJoutsen、2026AW予約会を始めます。締切は1月末。レディス版。

追加あり

レディスは3本立てです。、いやもう一つ加わって4つになります。
☆最強モデル⋯SIIRI(継続) 現地価格 €940≒ JPY173,000
☆普及モデル⋯REINA(継続リニュアル) 現地価格€790≒ JPY146,000
☆ライトモデル⋯HERTTA(new) 現地価格€520≒ JPY96,000
☆ライトモデル⋯RUUT(継続リニュアル) 現地価格€440≒ JPY82,000 これを追加します。  

メンズのところにも書いたように、あんまり詳しく語ることができないので、簡単に紹介します。

☆最強モデル⋯SIIRI(継続) 現地価格 €940≒ JPY173,000

メンズのTUISKUと兄妹です。
継続モデルなので、昨年記事をご覧ください。

☆普及モデル⋯REINA(継続リニュアル) 現地価格€790≒ JPY146,000

この数年のロングセラーです。色が変わりますが、大きな生地見本を用意していますので安心して選べます。商品解説は昨年記事をご覧ください。

☆ライトモデル⋯HERTTA(new) 現地価格€520≒ JPY96,000

シャンペン色を優先してサンプルを取り寄せたので、モデルが着ているのはMです。本来ならXSの体格ですからふた周り大きいです。袖も本来折り返すようになっていますが、それに気が付かずに撮影してしまいました。
ダイヤモンドキルトでAラインのシルエット、ファスナーがなくて、いくつかのスナップボタンで留める、というシンプルな構造です。
ヨーツェン・レディスの代名詞ともいえるシャンペンシルバーがイチオシカラーです。
ラグランスリーブなので、Aラインのシルエットが綺麗に出てます。
ライトコレクションのひとつですが、これでも相当あったかいです。

☆ライトモデル⋯RUUT(継続リニュアル) 現地価格€440≒ JPY82,000 これを追加します。


6年連続のモデル、毎年色を変えて続いてます。当店でも過去に2回紹介しています。
2021年の記事
https://www.savilerowclub.com/clipboard/archives/9875
オレンジが売れ残ったので、2022年にも紹介
https://www.savilerowclub.com/clipboard/archives/12135

複数のお客様から要望がでたので、ならばラインナップに加えて見よう、ということで追加しました。
おすすめはやはりジャンパンシルバーでしょう。
フィットするスタイルなので、サイズ選びには注意が必要です。

レディスはこんなところです。もちろん他にもいろんなモデルがあり、リピーターの方でしたら、他にも見たいと思いますので、そのへんはお問い合わせください。

締切は1月31日(日)ですが、数回のやり取りが必要になりますので、例年締め切り間際はパニックになります。ちょっとだけ関心あるな、という方も、まずお問い合わせを是非。

それから、フィンランド本国のJoutsenのサイトにも写真や動画があり、参考になりますので、
見ていただくといいでしょう。