秋冬のスーツ生地をご案内①。尾州・一宮の最古参ウィーバー、葛利毛織。旧式のションヘル織機でスローに織ります。

この秋冬のスーツ生地です。

まずは、尾州最古参、100年の歴史を誇る葛利毛織です。
ふつう多くのテイラーは国産生地でもミユキとかダイドーなど大手をはじめとしていろんなところを扱いますが、
当店みたいに国産はマイナーな葛利毛織一社だけなんて言うところは大変珍しい店でしょう。

それだけ絶大な信頼を寄せているわけですが、
その理由、いろいろ挙げられますが、
最大の理由は、やはりションヘルということになるでしょう。

ゆっくりと空気を含んだ自然な張力で織り上げることで、
同じ糸を使っても最新の高速織機では出ない、ナチュラルな生地の動きが生まれ、
それが着やすいスーツの出来上がりにつながります。

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☆まずは定番のシリーズ、ほとんどが無地の品番です。

生地の薄い順、つまり季節性の弱いものから強いものへという順に並べています。
サージ、サキソニー、フラノ、と、だんだん冬っぽくなります。

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インデックスシールのCAとかYTとかの記号が生地のグレードを現わしていまして、
そこから価格表でプライスを確認してください。
手頃なところで6万円台、中心価格帯8万円台、といったところです。

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☆スポット物、売り切れ御免のグループで、ほとんどが柄物ですが、
変わったメランジ色無地のサキソニーなどもあります。

並べた順、価格の見方は、定番シリーズと同じです。

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ランク分けしてあるファクトリーの違いについては、
https://www.savilerowclub.com/annai/annaf.htm
のスーツの項目をご参照ください。