アラン・ペインのチルデンベストとセーターです。綿100%、マダガスカル製。
まず、ベスト、英語ではslipoverと言います。17,600円。
松の実(pine nut)とフレンチブルーの2色。
松の実って分かりますよね。ベージュよりも濃くて薄茶よりも薄く、ナッツ類の色合いです。
松の実、これです。
私、42″を着ています。
(野沢のプロフィールは、年齢65歳、身長164cm、体重74kg,胸囲96cm,ウェスト88cm,
なで肩で腕は短くシャツ裄丈で78cmです)
フレンチブルーは、ネイビーというには明るすぎる青色。ちなみにラインの真ん中の色がネイビーです。
こちらは私44”を着ています。
サイズの違いがわかりにくいですか。
ここのニットは、胸囲に比べて胴回りが小さめなこと、またベストは脇のくりが小さくだぶつかないので、
とてもスッキリと見えてしまうんですね。
だから、普通はMとLというと英国表示で40″と42″を取るんですけれど、
このニットについてはも一つ大きくして、42″と44″をMとLのつもりで採用しました。
実際に胸囲を測ると、42”で108cm,44″で114cm,とちゃんとそれなりにあるんですけれど、
ウェスト周りなどとの全体のバランスで、そうしました。
あの、テニスやゴルフやクリケットやポロなど、実際のアクティブスポーツで使用したい場合には、
1サイズ下げたほうがいいかもしれません。
タウンユースの場合には、42″=M, 44″=L、の見当でかまわないと思います。
続いて長袖。pulloverです。23,100円。
こちらは松の実だけです。実はフレンチブルーも頼んでいたんですが、生産中止となってしまいました。
42″と44″、両方着てみました。さすがに44″は私には大きすぎますね。
それと、チルデンニット(クリケットニット)はコットンに限る、というのが、私の持論です。
理由は色々ありますが、元来がスクールスポーツで着用するものなので、ウォッシュ・アンド・ウェア(洗っては着る)が原則だろうし、
ウールには他にも色々セーターがあるのに対し、
コットンのセーターは種類が限定されるので、コットンで特徴を持っているものはそれを重用すべきだろう、
と考えるからです。
実をいうと、この2色、どちらも日本だけの別注色で、今まで市場に出ていない新色です。
もちろん白やグリーンなど、定番色も展開していますし、事前のメルマガ会員限定の予約受付では、
そういう色のご注文もいただきました。
が、店の販売分としては、この新色の2色に絞っての展開に決めました。
アラン・ペインAlan Paineは1907年創業の英国のニットブランドですが、他社に先駆けて工場の移転を決断し、
現在のファクトリーはアフリカ南東部の巨大な島マダガスカルです。
多分時代を読むのがちょっと早すぎたんでしょう、アフリカに工場移転、というイメージの低下、あまりの価格差に、安かろう悪かろう、の先入観があり、当社もずっと敬遠していたのですが、
今となっては、英国製ニットの価格の超高騰も手伝って、アフリカ製という悪イメージも製品のできの良さで払拭してきたので、今回の当店の採用と相成りました。
今後は、定番色は事前予約で受け付け、新色別注色は店売りで、の二段構え、で、継続していこう、
なんて、皮算用をしていたところ、どうやら今の代理店と契約更新をしなかったらしく、
来年のことは全く白紙となりました。
恐らく今年限りになりそうですので、お早めに。