月末まで延長のため加筆して再掲載。今年の「靴を作ろう!!」夏のキャンペーンは “変わり色に挑戦しない? ” この11色にチャレンジで6,600円off。他のどの色でも4,400円off。リペア15%offも例年どおり実施。7/31(月)まで。11色の詳しい解説付きです。

7/10(月)までの予定でしたが、リピータの来店が予想を下回っているので、7/31(月)まで延長します。
以下再掲載です。

 少しハードルが高かったかな、色々と考えて欲しかったんですが、
面倒でためらってしまった方もいたんじゃないか、と反省。
なので、もう少し変わり色の解説を詳しく書いて、以下再掲載です。はい。


今年は「変わり色」に着目しました。

男の革靴といえば、黒か茶、という固定概念を外してみましょう。
この11色を選びました。
左上から、キップのネイビー、グリーン、グレー、ホワイト、
中段、焦がしベージュ、焦がしレッド、型押しオリーブ、スコッチのホワイト、
下段、スウェードのネイビー、ベロアのオレンジ、ベロア・ホワイト。

ここから加筆部分。もう少し詳しくお話します。
上の左3色はネイビー、グリーン、グレー。この3色は一番手が出しやすいところではないでしょうか。
黒の亜流と捉えれば比較的抵抗感のないところでしょう。
特にグレーは、当初の色(丸い革見本)よりも一段濃くなって(上に乗せたベルトの切れ端)チャコールグレーになりましたので、優しい黒、だと考えるといいでしょう。
ただ、デザイン的にはプレーントゥやサイドゴアブーツのような装飾のないツルンとしたデザインですと、
雨の日のビニール長靴のようになってしまうので、フルブローグ、セミブローグ、のような装飾の多いデザインやUチップなどオフタイム向きのモデルを選ばれるといいでしょう。
中段左の2つは、焦がし、です。焦がしと言っても実際に熱で焦がしているわけではなくて焦がし色を加えて付けています。一種の中古加工の一つですから、綿パンやデニムなどとも相性がいいはずです。
シボの付いた型押しの革は、これ、オリーブグリーン。でも茶系の一つとしてゆるく捉えましょう。カントリーブーツやチャッカブーツなどが合うでしょう。
下段、左はスウェードのネイビー。はい、ロックンロールの名曲ブルー・スウェード・シューズです。上段の表革の紺に比べると少し明るめの紺です。
中のオレンジはベロア。スウェードよりも毛足のある厚革ですので、やっぱり一番ふさわしいのはデザートブーツでしょうか。オレンジと捉えると抵抗感があるみたいなので、レンガとか柿の色、と考えると、守備範囲は広がるでしょう。
右は、ベロアの白。ホワイトバックス、です、ウォークオーバーです、レンガソールです。分かる人だけ分かるかな。
白については、単色の靴よりも、コンビの靴の一つの色と考えたほうが使えるでしょう。コンビの靴として、よく使われるのは、サドルシューズやウィングチップですね。これはデザイン的に、切り替えが前、中、後ろ、と3分割しやすいからです。コンビ(コンビネーション)は何も2色使いとは限らず、3色使い、4色使いも可能です。実際4色使いはやった方がいました。ちなみに何色使っても追加料金はかかりません。どなたか5色使いに挑戦してみますか。

はい、加筆終わりです。

この11色で靴を作ると、6,600円off。
つまり、現在の短靴標準価格が46,200円なので、39,600円、となります。ブーツは4,400円増し。

もちろん、いろんな事情で、野沢のいう気持ちはわかるけど私はやっぱり黒か茶しか頼めないんだよね、
という方も多いのも理解できますので、
11色以外の他のどの革を選んでも4,400円off,と、
例年通りのオフプライスキャンペーンも実施します。

さらに、いつも好評のリペア料金15%offも例年同様に実施です。
ただし基本料金がかなり値上がりしてまして、オールソール交換が20,900円~、ですので、
15%引くと17,765円~、ということになります。

キャンペーン期間は6/1から7/10(月)まで、です。
ただし南陽市ふるさと納税券利用はキャンペーンの対象外とします。

ということで、概要は以上のとおり。

キャンペーンの意図についてお話ししますが、
話は倶樂部余話【416】に詳しく書きましたので、
ここではその最後の部分を抜粋します。

(前略)
 紳士靴の雑誌がスーツ回帰を言い始めたということは、逆に言うとビジネススタイルも変わり、革靴をスーツスタイルだけでなくあらゆるスタイルに履こうとする姿勢がすっかり定着したということにほかならなりません。ボトムにしてもウールトラウザーズばかりでなく、デニムやチノなどの綿パンに革靴を合わせる姿はもう当たり前です。むしろスニーカーやコンフォートシューズよりも仕事できるように見えるし、背筋がしゃんと伸びてかっこいい。スマートカジュアル、トランスジェンダー、いろんな理由はあるだろうけど、紳士靴は黒と茶だけ、という固定概念はもう取り払おう。婦人靴並みとはいかないまでも、他の色にも挑戦しよう。その後押しをこのキャンペーンでは特化してみたい。しかも黒と茶以外の変わり色の靴は既製品ではほとんどないから、宮城興業のオーダーシューズのシステムは大きな武器になります。
 はい、決まりました。今月のイベント。靴を作ろう!!~変わり色に挑戦しよう。同時開催で、綿パンを作ろう!!~変わり色の革靴に合わせて。(弥)

ということです。

以下には、変わり色で作った靴の実例をいくつか添付して、想像力を広げていただきます。
考えるだけで楽しいはずです。