今回は重要な素材が多いので、いつもより丁寧に紹介しましょう。
当店一番の売れ筋、カリビアンコットン・シルバーライン(100/2G)で、
長い事欠品が続いていた細ロンストとギンガムが復活しました。
これは嬉しいです。
毎年期待の大きいハードマン・リネン。
ハードマンは、北アイルランドにあり、元来は生粋のアイリッシュリネンの会社でしたが、
その種を南アフリカで大量栽培することに成功、
日本最大の麻専業商社である帝国繊維と組んで、高価値なのに安価なリネン生地を提供しています。
2024年春夏では、パステル調が消えて、アースっぽい色合いが増えている印象です。
ストライプやチェックも増えているのが嬉しいです。
トーマス・メーソンThomas Mason。もともと英国のシャツ生地屋さんでした。
伊アルビニ社に買収されてイタリア生産になりましたが、今でも英国的な色柄に特色があり、
いろいろあるインポートの生地の中でも、当店ではダントツの人気を誇っています。
無地の色はいつも「ありそでなさそ」な色を提案します(今回のグレーもそう!)し、
ストライプなどの柄物も、いかにも英国、という雰囲気を醸してくれます。
2万超の一群をまとめます。
左上、カリビアンコットン・ゴールドライン(120/2G)のツイル無地3色。
左下、伊レダのサマーウール100%。シャツもいいですが、オーバーシャツでジャケット的に作るのもいいです。
右列は、伊アルビニの生地。トーマス・メーソンの親会社ですが、こちらの方はいかにもイタリア的な雰囲気。無地のサテンなど色気があります。
左上、吸水速乾性の高いクールマックス(ポリ100%)にリンクルフリー機能を施した素材。
左下、タイプライタークロス。いわゆる高密度綿布のこと。タイプライターのインクリボンの素材だとか、タイプライターの文字が打てるほど紙のような密度のある素材、とか、諸説あります。
右上、ポロシャツのようなカノコ素材。ガス焼き処理で艶があり、撥水加工もしていまして、ファクトリーではイチオシの素材のようです。
右下、シワになりにくい加工しているストライプ生地。
(この高機能素材の一群は、正直、私にもよくわからないところがあって、多分こちらからお薦めする機会は少ないと思われます)
新しい生地がこれだけ一気に入荷することはあまりないことなので、こちらもアワアワしてます。
これから例の台紙にパタパタと貼り付けます。